「木」の道具・工具ジョイントシステムハンドツールコネクション工具・刃物木工

「平台鉋新考」鍛造火造りを極めた鍛冶職と台打ち専門職名工とのコラボレーション  手仕事の世界最高品位を出現させた世紀末。至高名作ハンドツールコネクション-12 +「碓氷健吾/青山駿一 鉋作品ハイライト」

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

良く切れる刃物は、心地良く仕事が捗り、仕上がりも輝く。怪我を呼ばず、疲れも知らない。名作は、所持すれば沸々と意欲が湧き、スキルアップした嬉しい気分に。名工品は感覚を研ぎ澄まし、仕事が面白く酔いしれるだけなく、背中を押し才能を引っ張ってくれます。名作は、作業動作までが美しく見える。道具を弾奏するかのように。

日本の手工具「鉋鑿鋸」は、世界のベストクオリティであるにもかかわらず、長い伝統を引く逸品の素性、優れた技と研究は、まだ全て知り尽くされてはいない。自然素材が相手で品質規格はなく、使い方で性能評価は揺れ動き、「鉋の研究」は、実際に使いながら進めます。調査・テストだけでは、理解し体得することは難しい。絶頂期の稀少作品に出会う幸運に恵まれました。

自然素材の切削は、熟練するまで刃物感覚や身体記憶が伴わず、判らない見えないことが多くあります。長い時間を経て洗練されてきた伝統刃物工具は、近年、海外へ拡がりはじめて、新しいテクニックが考案されたり、意表をつく使い方やイノベーションに繫がる。至高の作品は、魅力的で手にするだけでも迫力に圧倒され、「切り削る」ことは、原始的な感覚を呼び醒ますようです。因みに、従来の手法やカテゴリーを超え、総合的に系統でとらえると、気がつかなかった興味深い性質や関連性が見えてきます。美しい刃物の世界に誘うことしばし。

 台鉋の優れた構造とオリジナリティー

引いて削るカンナは、日本独自のハンドツールです。刃を楔状に嵌合密着させ、刃角度を変えるだけで被削材の硬軟・木理に対応。更には、重要な研ぎ易く、切れ味が軽快であること。切削面の木肌は艶・光沢がでる、無理がないシンプルで合理的な構造。構成パーツは、台に本刃・裏金・押さえ棒。玄翁で叩くだけで調整でき、自分で刃の装着台入れ、刃口補強も直し改造も容易い。全てにおいて最も優れたトップレベルの手工具です。均質で狂いが少なく、刃を締め付ける国産の樫材にも恵まれてきました。世界の木工界に伝播してワークショツプで広く使われ、完成された構造であり、長く切削性能を発揮する極めて優れた高品質刃物と評価されるようになりました。

刃を押え溝で台に楔嵌合し、裏金押さえ棒で密着一体化。しっかり固定させ、玄翁で叩き刃の装着調節ができる極めてシンプルて安定する構造。鉋の性能は、鍛造刃の評価だけでなく、台打ち職の技能も重要な要素です。

樫台鉋刃の装着は、楔形の押さえ溝と裏金で台に打ち込む方式です。強く圧締する楔ジョイント。逆目をとめるため、明治中期以降、裏金(Cap Iron)がつく二枚刃になり、木肌の仕上がりが綺麗な一枚刃は、あまり使われなくなりました。(現在では、針葉樹材と平滑な仕上げに限られています。)二枚刃になると刃の装着は裏金を密着させなければならないので押さえ棒ピンを横に貫通させることで解決。従って台の押え溝は拡げないで、一枚刃そのままの楔嵌合に裏金を抱かせる方式を考案。台への応力が増大するものの、樫材板目・追柾の性質が刃自体を咥え締める動きをするので、ネジ締付け機構を設置することもなく、すんなり二枚刃構造に改造することができたわけです。台に刃を打ち込み一体化する楔ジョイント方式は、日本独自の構造ですが、刃が安定する極めて優れた基本構造ということができ、Simple is bestの典型です。台の木部掘り込みが大きく、刃を打ち込む圧力で膨らみ反りかえりが起きないわけは、ネバリ応力を吸収し、刃を締める樫材の特殊な性質にあります。

台鉋ベストモデルの全種類現物制作と工房手法の記録

やがて途絶える現役頂点の名工作品を発注し、実削研究用の実物をストック。高い評価の名作優品と詠われた鍛造鉋刃を、名工青山駿一による総台打ちにより揃えました。実感し見定めるためには、卓越した一人に任せます。実際に削りの性能を確かめ精査、その詳細を記録していきます。

木材の組織は、極めて複雑で性質も千差万別。刃物の特長や実削性能は、使いこなすまでは、おぼろげにつかめる程度。厚みのある刃身に比べて刃先部分は薄く、焼き入れ温度ムラがおこります。本来の切れ味を発揮するのは、組織が安定する部位まで数度の研ぎ重ねが必要になり、本格的な切れ味がでるまでは、研ぎ調整で性格を知り馴染むまで、少し有余をみるのがプロ仕様の鉋鑿・打ち刃物の特性です。

様々なタイプの鉋を系統立て精査し、考察するのは、多くの樹種で実際の仕事を体験しなければ判断できないので、大変時間がかかります。さらに、次世代は親方筋を継承することも危うい。現場体験することも出来ないので、傑作優品と伝世品、関連資料を残して置きます。伝承するには、覚悟して厳しい修練を通過しなければなりません。

刃角・刃の台仕込み角度・仕様・型・仕上げ及び作風について

現在使われている平台鉋の刃装着は、4分勾配(桶屋鉋)-  4.5分勾配(提灯枠厚削り)- 6.5分勾配(杉白太・椹・桐材削り) 7分(針葉樹材・木口用)- 8分(汎用)- 8.5分勾配(広葉樹材向き)- 9分勾配(堅木材)- 矩勾配(45°堅木唐木用)と立て刃(90°)- 逆こけ一分、二分勾配の3ゾーンに装着されます。4 – 4.5分勾配となると台表に刃が埋まりますので、刃丈はのばし五寸、幅一寸・一寸二分(特注鍛造合せ鋼)。

勾配は、六分五厘から矩勾配までが刃の丈三寸八分とされています。(青山鉋店台打ち制作記録より)鉋刃は、スタンダードはなく、大まかな寸法規格があるものの、職人により刃幅やヘッドの形、刃先角が異なる。桐は一枚刃と裏金付きを使い別け、刃角度を寝かせない専問職もいます。

上方関西圏と関東東国で違う好み・スタイル

道具を見せ、見栄えを重んじる上方関西圏と質素で実直な東京スタイルは地味な飾り気なしという違いがあります。関東では、あまり道具をひけらかさない。新潟の工人は、販売先・志向地で意匠を加味する造りが混じり、いずれも産地の気風、制作者の技術力や個性がはっきりしています。稀少材料・鍛造仕上げ方法、技術レベル、知名度ブランドで、性能と製品価格は大きく違ってきます。樫台材も関西・名古屋圏は板目、関東は追柾台。因みに、職種や用途に応じて使い別けるので、個人差もあり、かなり嗜好性が強い。名古屋では,鉋鍛冶が三軒ほどあり、作風は東京と三木の影響をうけ、赤樫台が人気でした。

重心Gが刃先にくる平台鉋の基本構造・合理的な経験知 刃口切り位置バランスと押さえ溝切り楔締め嵌合

鉋刃台打ちの刃口墨付け定法は、台長さの 4:6 比率に置きます。明治以降、大工・木工職の世界では、このバランスがベストとされてきました。

鉋削り時の力配分が良いとも言われ、長年の経験知で割り出されてきた数値ですが、多くの鉋を実測すると、専問職の制作した台と自作のものでは若干の違いがみられるものの、ほぼ、近いポイントにあります。

鍛造鍛冶職と台打ち職のコラボレーションですが、意識して制作されてきたのではない。楔形の刃を台溝にしっかり打ち嵌め、鉋刃、押さえ兼ね圧締丸棒だけの極めてシンプルなメカニズム。同じ構造で刃の勾配を変えると材質・用途に対応し、造り替え、手直し調整も簡単で、職種によりバリエーションも拡がります。

長い経験から割り出された刃口切りのポイントは、台のバランスと手掌の力配分が反映されたものと教えられてきました。

台裏を計測すると刃口の刃先に重心位置が集まる

 

約50丁の名工・優秀作を実測すると、重心Gの位置は刃先にあり、刃口切り位置(もしくは数ミリ、最大二分)に集まります。刃先に重心がくるということが判りました。これは、切削刃が安定し刃に無理な力がかからず、木材面を安定させて削ることができる、バランスが良く、極めて合理的なメカニズムです。

ほぼ刃先に重心がくるという構造は、長年のプロの経験値で割り出されたものでした。削りの力配分と刃先・重心位置までが揃う見事なバランスです。地金に着鋼することで研ぎやすく、鋼を少なく使い鍛造する合理的な製造技法はもとより日本刀劍や野鍛冶の軟鉄地金合せ鍛造技術が応用されたもの。

研ぎ進み減り、鉋刃丈が短くなると重心は刃口から僅かに離れますが、鍛造後金属組織が安定し、台裏の馴染みや刃の研ぎすましで切削性能は持続するとみています。

美意識・気質が反映する鉋刃のスタイル・個性・産地の傾向

播州三木の作品は刃の重量があり、大振りで華やかな加飾で目立ち、関西圏西国ものは、賑やかで派手好み。重心は、刃口端に集まります。

新潟三条・与板は、ごつく質実剛健で活達な雰囲気。刃丈がやや長い尖り頭、重心は、刃口端から一分余りに。(例外は、シンプルな脇町の「貞時」で東京型)

東京鍛冶はスマートでやや軽く、着飾らず、質素で色気なく粋な雰囲気。切味性能重視。銘は目立たず控え目、僅かに刻印が本流。これ見よがしデシャバラナイのが粋。重心は刃口からやや離れる。

台の下端「刃口」普通の刃口切りと「包み彫り」

刃のサイズ・重量と刃角度・刃押さえ溝の容積、包み彫り・刃口・木端返しの位置と間隔、刃口埋木の効果など、実際の切削ファクターは、樹種・木理により異なります。

樫台は適度の堅さと重さがあり、刃物を打ち込むと外れない咥えるように締まり、ネバリで割れにくく、滑らかで摩耗しにくい特長があります。日本の平台鉋の傑出した優位性は、年輪が目立たず均一であり、堅さと重量が適度で、板目が柾目性質となる刃物を締め付けるという優れた樫材のおかげです。(http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/14437)

台打ち専問職の細部加工

本来、鉋刃をセルフで装着するのがプロの道具揃えですが、明治後期から台打ち職人が登場し、忙しい職人達は道具造りから解放されました。専問職ゆえの精度出し、台彫りの効率を高め、細部まで安定した構造を定着させます。割り台や木取り加工選材、乾燥、刃角度の規格、押さえ溝の寸法、刃口と木っ端返し、角の面取り等、いろいろな工夫を反映した造り、全国共通のスタイルが普及しました。

台裏・刃口端の「段ツキ切り欠き攫い」現場の工夫を取り込んだ「直ぐ使い」

臺裏面は、ならしの削り範囲が違うので、境界を刃先上台頭と下で切ると削りが早く確実にできます。ベテランの智恵、プロの工夫を台打ち専問職が現場のニーズを一仕事取り入れて利便性をアップ。刃角度の変化、斜め拈りや面取り成形まで、難しい高度な専問技能が発展しました。変形・特注あらゆる職種の刃型の仕込み・台の制作ができるのが名工の条件です。

平台鉋は、乾燥し使い続けると中央部が凹み、反りを「台ならし」をして調整します。台が反ったとき、削り直す面積が少なければ継続作業が早くでき、両下端を面取りすると鉋自体の削り抵抗は微細ですが減少します。

も作 二寸・寸八 青山鉋店作 HINA 大工舎:台裏刃口端部のVカット

「長弘 寸四」の刃口端部欠きとり攫い

 台裏面は、刃口上下のゾーン、ならしの削り範囲が違うので、境界の目安を切ると早く確実にできます。ベテランの現場智恵、プロの工夫です。削り詰まりが少なく、刃当たりやエリアを意識して削る時には有効です。

日本の平台鉋は、乾燥し、使い続けると中央部が凹み、反りを真平に「台ならし」をして調整します。台が反ったとき、削り直す面積が少なければ継続作業が早くできる。両下端角面をとると、鉋自体の削り抵抗は微細ですが減少します。板目とりの台は狂いが少ないものの、木表の収縮からわずかに内反りぎみになるので、台下端側面(エッジ)を深く面取り、余長を狭めて僅かな膨らみを押さえる効果も確かです。

 

台裏のスキ具合は、鉋削り仕事により様々です。台下端を削る修正部分が狭ければ狂いが少なく、台の調整間隔インターバルがずらせせて楽、つまり、道具の長切れコンディションをよく保つことになる。小さな工夫ですが、平台鉋は、さらに進化を遂げ、より完成度が高いものになりました。よく見ないと、ほとんど気がつかないほど。台打ち職・楽器製作などの堅木削りでは台裏は、まっすぐにしていますから不要。この細部のトリミングは、削りものが多く台裏の調整頻度が高い大工・家具職の工夫です。立刃台直し鉋の下端を段ツキにするのも刃先削り位置をシビアにする目的。

資料 碓氷健吾 鉋台の解説

「仕上鉋台・鉋の研ぎ方」「鉋の刃角度」971020 手書き解説書 碓氷健吾(鉋刃納品時に添付したもの)

「台鉋取り扱いの要点」削ろう会 第二回武生大会配布プリント 1998 年9月27日配布 著作:碓氷鉋制作所 碓氷健吾 

鉋刃・台打ち製品は、詳細な取り扱い説明・推奨する研ぎ方・スペック表示をつける時代へ

現在でも「銘」と寸法で販売されていますが、美観や桐箱装いの感覚的な扱いだけではなく、鋼材・鍛造焼き入れ、仕込み勾配、押え・溝刃先角度、台材品質は最低限必要。木取り方、彫り・仕上げ、重心位置、仕様詳細と制作年やテスト削り結果も付ければ完璧です。国際化が進む現在、高価な商品を販売するのですから、研ぎ方手入れ方法等の解説は必須。メッセージや制作メモは、使い手へ魅力を伝え、説得力にも繫がります。

次第に海外の木工職や家具・弦楽器工房でも和鋼製品が使われてきましたので、製品スペックだけでなく、ビギナーのも修理手入れの仕方や判りやすい説明も必要な時代となりました。

名工評判が高い碓氷健吾は、作品制作とともに「台鉋取り扱いの要点」(1998年9月27日 第二回削ろう会武生で配布)鉋刃オーダー納品時に「仕上鉋台 鉋刃の研ぎ方、鉋の角度表」を添えていました。制作者自ら顕微鏡を覗き試し削りからユーザーに解説、スペックを明らかにした先駆者です。工房技術を指導し、制作現場を公開していました。造りながら研究、ノウハウを惜しみなく伝え、顕微鏡を覗き、台入れ試し削るという傑出した異能。これから先が惜しまれて、私が作品を依頼してきた見事な卓越技能保持者の一人でした。

碓氷鉋制作所碓氷健吾の納品 980710 ABE

焼き入れ組織、研ぎを顕微鏡で確認し、試験削り屑・仕上げ鉋説明書に戸前パウダー・自筆礼状とともに届きました。電話でのやりとりでは、「焼き入れが上手く入ったものは、ザクザクとおりる」「火造りでは、鋼に色は天気で違ってみえる」「白紙の切れ味はねばりで欅渦杢など青紙では刃がすぐダウンする。白紙の切れは止まらない」「小鉋・小物に名作はない」etc. 現場の知識は直接伺う事にしています。

先達鍛冶職のダイレクトで理想的な姿や見事な接遇に感じ入りました。品質責任、説得力とも完璧です。各サイズ、造りが違う華甲、斜め刃、小鉋刃も数回にわたり制作依頼しましたので、ズラリ揃いました。

碓氷・青山鉋作品を主体として代表的な名工品を選び、全種類、各サイズを制作し精査する実用と研究目的ですが、コレクションではないので、記録資料を添えてベスト作品を次世代へ伝え渡していきます。

出来合いの鉋仕様は、大工用を標準にしており、職種・用途により刃角・台裏の調整はまちまち。工芸・木工家具向きは、刃角度も違うので別注したり、改造することになります。購入する場合は、銘やサイズ・値段だけで選ばず、削る木目材質と刃の適性、仕込み勾配、刃角度や台の材質もよく見ていただきたい。台打ちの撰材と出来映えは、鉋の性能を大きく左右しますから、制作者名を併せて表示していくべきでしょう。

使う言葉は、職人の身体記憶そのもの 外者はいじくってはいけない。そのままに伝え記録。

伝承には、喋る言葉に時代や地域、親方筋を引く手仕事に係わる記憶も織り込まれています。

鉋刃鍛造・台打には、産地の性格というものがでて、播州・名古屋・新潟・東京とそれぞれの個性や特徴が自ずとでています。頭の良い人は、整えて体系化などとサッカクして、ご指導をはじめ、作り替えまとめようと迷惑で余計なお世話。

取材質問する側の能力レベルに応じて返事がかわるものです。尺貫法禁止や名称統一、標準規格化、近代化指導など、モノつくりに足かせするような公務員の所業が作風や伝承を歪め、規範を崩し滅茶苦茶にしてしまうことを経験したのです。

鉋刃鍛冶 碓氷健吾(与板・碓氷鉋制作所)、 台打ち職青山駿一(名古屋・青山鉋店)の名工コンビネーション

■ 二寸、寸八、寸六・寸五・寸四  平台鉋(別注)絶品の販売

刃先角度 24° 25°    26°    27°

率直な研ぎ感触、素速く研ぎ上がり、切れ味と耐久性も併せ持つ丁寧な火造りと台打ち第一人者による別注制作モデルです1997年から別注したもので、鋼地金も落ち着き、極上の樫台に馴染んでいます。

(価格は、ABE Galleryに記載)

①寸八 ・8分勾配 / 刃先角25°   銘「健明」

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 別注「國政十四」(安来鋼青紙スーパーY2) 刃幅 72mm x 丈116mm x 厚み 9mmT ( 刃先63mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金    白樫台 / 板目細目良材 台打ち:青山鉋店 青山駿一  台尻青山刻印

290mmL x 89.3mmW x 37.2 mmH   1,119g   G重心位置:刃口切り縁から1mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1997

②寸六・8分勾配 / 刃先角25°   銘「健明」

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 別注「國政十四」 (安来鋼青紙スーパーY2)  刃幅 66mm x 丈116mm x 厚み 8mmT ( 刃先58mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金    白樫台 / 追柾優良材 台打ち:青山鉋店 青山駿一    台尻青山刻印

288mmL x 83.9mmW x 37.1 mmH   1,148g   G重心位置:刃口切り縁から 1.5mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1997

③二寸・8分勾配 / 刃先角25°  銘「健明」

 

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 別注「國政十四」 (  刃幅 78mm x 丈118.5mm x 厚み 9.3mmT ( 刃先69mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金   白樫台 / 追柾細目優良材 台打ち:青山鉋店 青山駿一    台尻青山刻印

303mmL x 93mmW x 36.6mmH   1,352g   G重心位置:刃口切り縁から1mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1997

④寸八・6.5分勾配 / 刃先角25°  銘「健明」

 

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻  別注「國政十四」 日立金属青紙スーパーラグY鋼)  刃幅 72mm x 丈116mm x 厚み 9mmT ( 刃先65mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り)

白樫台 / 追柾  優良材 二丁 台打ち:青山鉋店 青山駿一    台尻青山刻印

288mmL x 89mmW x 35.5mmH   1,200g   G重心位置:刃口切り縁 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1997

⑤寸六・6.5分勾配 / 刃先角25°  銘「健明」

   

表/  碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 別注「國政十四」 日立金属青紙スーパースラグY鋼)  刃幅 72mm x 丈116mm x 厚み 9mmT ( 刃先56mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り)

白樫台 / 板目細目詰め優良材 台打ち:青山鉋店 青山駿一   台尻青山刻印

289mmL x 84mmW x 35.4mmH   1.052g   G重心位置:刃口切り縁から1.0mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1997

⑥二寸・6.5分勾配 / 刃先角25°  銘「健明」

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻   別注「國政十四」(日立金属青紙スーパースラグY鋼)刃幅 78mm x 丈116mm x 厚み 9mmT ( 刃先70mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り) 白樫台 / 板目優良材 台打ち:青山鉋店 青山駿一   台尻青山刻印

303mmL x 93mmW x 35.5mmH   1.365g   G重心位置:刃口切り縁から1.0mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1997

⑦寸八 ・8.5分勾配 / 刃先角25°   銘「華甲」

 

表 / 碓氷健吾・明恵謹製 裏面打刻 (特殊鋼青紙スーパースラグ真空溶鋼)刃幅 72mm x 丈116mm x 厚み 9mmT ( 刃先65mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り・針葉樹堅材向き)

白樫台 / 板目・追柾細目極上材 台打ち:青山鉋店 青山駿一   台尻青山刻印  2丁

288mmL x 89mmW x 37 mmH   1,258g   G重心位置:刃口切り縁から1.5mm 他 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1997

⑧寸八 ・8分勾配 / 刃先角25°   銘「華甲」

 

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 (日立金属特殊鋼・青紙スーパーラグY鋼) 刃幅 66mm x 丈104mm x 厚み 9mmT ( 刃先58mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り)白樫台 / 板目極上材 台打ち:青山鉋店 青山駿一   台尻青山刻印   2丁

288mmL x 89mmW x 37 mmH   1,258g   G重心位置:刃口切り縁から5mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作2001

⑨寸六 ・7分勾配 / 刃先角25°   銘「健明」

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 (日立金属・青紙スーパーラグY鋼) 刃幅 66mm x 丈116mm x 厚み 9mmT ( 刃先59mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り、炭焼き入れ 針葉樹・軟材向き)  白樫台 / 板目細目詰み極上材 台打ち:青山鉋店 青山駿一   台尻青山刻印   3丁

231.5mmL x 83.5mmW x 36 mmH   1,185g   G重心位置:刃口切り縁から1.0mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1998

斜め刃筋違い仕込み

⑩寸六 ・8分勾配 筋違い1.5分(斜め刃)/ 刃先角25°   銘「華甲」

  

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 (日立金属・青紙スーパーラグY鋼) 刃幅 66mm x 丈115mm x 厚み 9.5mmT ( 刃先56mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り・針葉樹・軟材等 木口向き)  白樫台 / 板目ネバリ極上材 台打ち:青山鉋店 青山駿一  台尻青山刻印

287mmL x 84mmW x 36.5 mmH   1,202g   G重心位置:刃口切り縁から3mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1998

⑪寸六 ・8分勾配 筋違い三分拈り(斜め拈り刃)/ 刃先角24°   銘「華甲」

 

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 (日立金属・特殊鋼青紙スーパーラグY鋼)刃幅 66mm x 丈113mm x 厚み 8.2mmT ( 刃先58.5mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り・針葉樹等 木口向き) 白樫台 / 板目細目詰み極上材 台打ち:青山鉋店 青山駿一  台尻青山刻印

288mmL x 89mmW x 37 mmH    1,259g    G重心位置:刃口切り縁から5mm  刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1998

「斜め・筋違いの場合、勾配が寝るので刃を約3分 落とし、刃先角も変わります。台は少し幅広にすると、寸六→寸八の台で納まる。

⑫二寸・7分勾配 筋違い1.5分(斜め刃)/ 刃先角25°   銘「華甲」

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 (日立金属・特殊鋼青紙スーパーラグY鋼・炭焼き入れ)刃幅 78mm x 丈117mm x 厚み 9.6mmT ( 刃先69mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り・針葉樹・軟材等 木口向き) 白樫台 / 板目ネバリ極上材 台打ち:青山鉋店 青山駿一  台尻青山刻印

304mmL x 95mmW x 35.1 mmH   1,398g   G重心位置:刃口切り縁から3mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1998

⑬二寸・8分勾配 筋違い1.5分(斜め刃)/ 刃先角25°   銘「華甲」

表 / 碓氷健吾・明恵作 裏面打刻 (日立金属・特殊鋼青紙スーパーラグY鋼)刃幅 78mm x 丈116mm x 厚み 9mmT ( 刃先70mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り・針葉樹・軟材等 木口向き) 白樫台 / 板目ネバリ極上材 台打ち:青山鉋店 青山駿一  台尻青山刻印

302mmL x 95mmW x 36.1 mmH   1,405g   G重心位置:刃口切り縁真 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1998

⑭寸八・7分勾配 筋違い1.5分(斜め刃)/ 刃先角25°   銘「劍魂」

 

健吾作 (日立金属・特殊鋼青紙スーパーラグY鋼) 刃幅 66mm x 丈112mm x 厚み 8.6mmT ( 刃先58mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (針葉樹・軟材等 木口向き)

白樫台 / 板目良上材 台打ち:青山鉋店 青山駿一  台尻青山刻印

286mmL x 83mmW x 35.4 mmH   1,151g   G重心位置:刃口切り縁から5mm 刃口位置比率 4 : 6  押さえ溝嵌め固定 制作1999

㉕ 寸八 ・8分勾配 / 刃先角27°  「 削ろう会十周年記念」

  

碓氷健吾・明恵作   刃幅 72mm x 丈117mm x 厚み 9.6mmT ( 刃先66mm)炭素鋼鍛造二枚刃・共裏金  (丁寧な火造り) 「率直な研ぎ感触、素速く研ぎ上がり、切れ味と耐久性も併せ持つ作品」削ろう会報 No.37  2006.01.23 

白樫台 / 板目目詰み極上材(三河産)台打ち:青山鉋店 青山駿一    台尻青山刻印 (限定20丁 / 会員頒布 ¥70,000-)歴史的な至高作品

289mmL x 89mmW x 36 mmH   1,261g    G重心位置:刃口切り縁から1.5mm 刃口位置比率 4 : 6   押さえ溝嵌め固定 制作2006年1月

■図書資料

「夫婦鉋 伝統的匠の技と科学の融合」 碓氷健吾・明恵 2009

 雑草出版 あかつき印刷株式会社出版部 新潟県長岡市新産4 -4 – 7

156 x 216 x18 tmm p.187   ¥2.000-

目次

序          2

前書き          10

代表的鉋一覧          12

グラビア   13

第一部

1. 鉄と鋼          30

2. 鉋の地金について

錬鉄 和鉄 溶鉄

3. 鋼の種類と化学分析          37

①鋼とは

②鉋の歴史

③鋼の熱処理ルーツ

4. 鉋の製造工程          40

5. 鉋の工程と鋼の組織の移り変わり          50

①地鉄造り

②鋼付鍛接

③焼きならし

④火造り鍛接による球変化

6.鉋購入から仕立てまでの手順  上條 勝       60

①裏だし

②鉋刃の研ぎ

③鉋台の仕込み

④鉋台の下端調整

⑤刃と裏刃の調整

⑥鉋削り

私の研ぎ方        71

7.名工をたずねて         78

8.よき人に出会い          96

9.私の歩み          108

10.使い勝手のよい鉋を目指して          112

第二部

私たち夫婦の鉋鍛冶人生          116

あとがき          186

 

※ 碓氷健吾作品は,刃仕上がり納品後に2ー3週間椿油浸漬しています。台打ち専問知識は、青山鉋店青山駿一に教示を受けています。

尚、個別の来歴、詳細内容は、お問い合わせください。

※ 他の名工鉋作品は、次ページ「続」、及び、和洋台鉋の構造解析・比較は「続々」に続きます。

*写真画像は総て自然光で撮影。20170310 ABE

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木の総合学研究2017 -2018 「日本の台鉋考」「鉋刃名工・台打ち名人のコラボレーション」「楔ジョイント・嵌合圧締」 「仕上鉋と台鉋取り扱いの要点」

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