20. 水天秤(みずてんびん)

「水枘」に「天秤」を組み合わせた枘型。天秤形をはさみ強度が上がりますが、枘幅が広くなるので、板幅の広いものに適しています。連続して割り付けるバランスを良くするため、寸法により「二重枘」「又いれ」など発注者の意向や好みも勘案し、用材の木目・材質なども判断し調整します。「枘型」ネーミングには、構造だけではなく、それぞれ意匠に意味やストーリーがあるのです。