「好感度自然素材」メディカルウッド体の自然を取り戻そう木の内科木工木香

懐フトコロが深い朝鮮五葉松の標準サンプル材トレーサビリティー 1971- 2025|The standard wood sample by quater sawn. 잣나무(Chaknam)Pine nut tree-wood 松実木・Material traceability of Korean Pine. |現場木取り作業同時コレクション 木の内科-139

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

立木からの製材や切削加工と材質は、現場職人の体験や知見が伝わりますが、大径木の 잣나무(チャッナム)太角実物カット材は、当時、機内持ち込みでは珍しい怪しい手荷物でした。大事そうに木の塊を抱いて通関するのは、前例がないからね。

枝葉から造られた養分・抗体が冬目年輪へ取り込まれ吸収する様子が鮮明です。

五葉松_夏までは仮導管繊維束層を造り、年輪が太る柔組織が大きくなり、秋冬期にも肥大が続きます。

 ソウル駅・南山遠景_龍山栩青波洞  SEOUL  KOREA 1971.

 

五葉姫子松 太角材 200yrs. 会津山口

切り口が白色ですが、自然乾燥による脂分の析出が多い。

姫子松   400 yrs.  松本市内 宮木

常緑針葉樹は冬眠しないので、年輪密度差が均質で収縮しにくい材質になり、五葉大径木では、入節が芯央に向かうと消えて目立たず、反り捻れ変形が少なく、暴れず「懐フトコロが深い」

温厚な優良質材として好まれました。気分が安らぐ芳香があり、好感度・快適素材、国内産香木類の代表格です。

因みに、五葉松科「朝鮮五葉」は、日本国内にはわずかな植生なので、半島・大陸に多い樹種という意味で樹種の分類名が異なります。

常識では理解しにくいのですが、半乾でも反り捻れ狂わず、均質で刃物アタリが良い。明治期から 100 年間ほど鋳造用木型製作や自動車モデリングに使われ、飛騨・会津圏では木造建築・建具材に多用されました。

天然ヒメコ五葉松は、めっきり少なくなりました。中部・会津圏には植生が少しあり、実際の製材現場作業を体験する木の大学講座「木の内科の始まり−2 . 2019」記録を別稿に記載。

・木の大学特別講座 2019 フィールドレクチャー 「姫子プリンセスパイン木の内科」飛騨高山一之宮 受講案内.    http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/25715

最新の研究では、五葉姫子松のキュアー・メディカルケアー効果に関心が高まります。
精神的な安定やオーガニック・樹脂成分が多く、睡眠誘導効果や体の自然を回復する作用に注目し、キュアファーニシング™、厚板の室内環境調整装置として使い始めています。姫子五葉の自然乾燥材には、芳香微細放散成分があり、成分の解析により αピネン・酢酸ボルニィルがつき止められています。落ち着き・睡眠誘導眠りの質を整え、皮膚の回復を改善するという研究データがありました。

関連コンテンツ:

・最大級の香木 「姫子プリンセスパイン」樹齢400年立枯れ_119年生大径木の熟成・富貴化と芳香樹脂成分 |枝節に蓄積した抗体の供給、春夏期に仮導管繊維束層を造り、秋冬に柔細胞が肥大し眠らない姫子松と静止冬眠する朴の逆木理|進化を遂げた針葉樹体のもつ生命維持力を体の自然を回復するキュアウッドワーク  Insight 木の内科 -71.    http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/28874

・木香・微細物質の放散度が高い古代槍鉋刃削り|はじめて木目を観たのが一万年前、切削技術や分析機器の発達で自然素材のミクロが見えるハイテク時代に温故斬新|木の生命維持力、除菌・抗体・治癒物質がもつキュア・メディカル作用に気づき、体の自然をとりもどそう|全く新しい仕事を生み出す可能性がある古い道具、技術も引き連れながら |ハンドツールジャパン- 32.   http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/28064

©Kurayuki  ABE, 2025   All Rights Reserved.  No Business Uses.

複製・変形・模造・転載作り変え・画像転用・ロボット、Ai無用、業務利用を禁じます。 ※不許:自動翻訳・無断収録

木の総合学研究 2025   「 Korean Goyo Pine /pinus koraiensis」   「姫子五葉松の優れた樹性・好感度材質を明らかに」「姫子酢酸ボルニール成分の木香微細放散は眠りを整え、体の自然を取り戻します」「韓国木の文化風土_松の実ナッツと松類建築材」

▼ お気軽に一言コメントをどうぞ