
「日本木工院」 | 「木」と芸術 | ジョイントシステム | 伝統文化 | 工芸 | 木工
阿部蔵之
2025年3月2日(日)
國政流「小菊変形枘・逆枘」の構造比較を試みました。 関連コンテンツ:http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/11429 ⓒ Kurayuki Abe, 2025 All Rights Rese […]
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「日本木工院」 | 「木」と建築 | 「木」と政治 | 「木」の文化 | ジョイントシステム | フレーミング | 修複・保存 | 木工
阿部蔵之
2024年10月19日(土)
前稿に続きます。 松本城天守柱組継手に入れたボルト・ナットは、ヘッド・軸・座金サイズもバラバラで市内で拾ってきたような傷んだものを使い、ひどいもんです。 不揃いボルト締めは、不適当に大工にお任せだった? 工事報告・検査記 […]
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「日本木工院」 | 「木」と建築 | 「木」の文化 | 伝統文化 | 修複・保存 | 木工
阿部蔵之
2024年10月5日(土)
柱組み構造は、ジョイント部分に最も負荷がかかり、耐えられなくなると継手から破断し、木造建築が倒壊します。修復再建造営後に国宝になり、丸見えの柱軸組は、あちこちで割れが目立つ様になりました。 この天守下・角柱継ぎ頭貫カシラ […]
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「日本木工院」 | 「木」とともに生きる | 「木」と建築 | 「木」と祭り | サミットワーク | 伝統文化 | 木と人間の関わり | 木の総合学 | 木工
阿部蔵之
2024年9月19日(木)
「木工文化のはじまり」_木の大学講座 9期 1994 講義受講記録は、自然の暮らし方や原始・古代のモノ造りが教える再生循環する技術の在り方も感じ取り、野生の輝きや自然素材のもつ本質を学ぶ時間でした。 講座テーマ: 生 […]
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「日本木工院」 | 「木」と政治 | 「木」と産業 | 「木」と芸術 | 「木」の高等専門校 | ハンドツールコネクション | 修複・保存 | 工芸 | 木の総合学 | 木工
阿部蔵之
2024年7月16日(火)
前稿の東 敦史作「棒鉋」八分・六分は、台頭を叩けないので台逆打ち_意外な刃の抜き方・ポイントを解説します。完成度が高く巧緻・先駆的でした。 「綺麗な形ですね。やはり道具はこうでないと、という見本のような鉋です。」BWT […]
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「日本木工院」 | 「木」と産業 | 工具・刃物 | 木工
阿部蔵之
2023年10月20日(金)
もう一つの板矧ぎ締めハタ_圧締強度を高くする細部を工夫して堅木無垢材接着専用に誂え。民芸家具制作の強力な設備でした。 東京四谷 松本桐箪笥が広めた「軽量材板矧ぎハタガネ」を堅木無垢材用に改良したもの。 余長を考え、長尺に […]
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「日本木工院」 | 「木」と建築 | 「木」の道具・工具 | デザインの目 | ハンドツールコネクション | 工具・刃物 | 工芸 | 木工 | 森林飛翔体あらみたま
阿部蔵之
2023年7月5日(水)
格調高く洗練された正統の彫りは、秀逸な技倆の証し_素晴らしい仕事振りと別格の道具を見ると現場監督は一歩さがり、職人衆・施主一同に感動しました。道具を見れば、職人の腕、経験・資質が即座に判るのです。 卓越数寄屋大工_川崎寅 […]
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「日本木工院」 | 「木」の道具・工具 | ハンドツールコネクション | 工具・刃物 | 木工 | 産業イノベーション
阿部蔵之
2023年5月13日(土)
古来、木材を削る刃物と手工具が進化してきてきました。削り反復作業から使い易く工夫され、職人の手からイノーベイションが生まれます。「鉋」は木工のシンボルですが、 本来、プロの道具は買うのではなく自前・自作が基本です。 日本 […]
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「日本木工院」 | 「木」と建築 | ジョイントシステム | デザイン | 木工
阿部蔵之
2021年9月30日(木)
國政流逆枘「小菊の逆」「菊天秤の逆」無断引用・模造は、著作侵害になります。 1985年、13代相伝の組手系譜はアート作品として個展を開き、公開したものです。2016年、作品を紹介した「組手_國政流変形枘・逆枘の系譜_江戸 […]
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「日本木工院」 | 「木」の道具・工具 | ハンドツールコネクション | 工具・刃物 | 木工
阿部蔵之
2021年4月30日(金)
台鉋刃角度は、外見では識別出来ない微細な違いですが、板目・柾目、木口面では木理・材質はいろいろ。複雑で実際の切削力に影響します。刃角度は、広葉樹堅木類と針葉樹や桐・沢胡桃の軟材に対して切削性能に大きな違いがあります。 普 […]
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「日本木工院」 | 「木」の道具・工具 | ハンドツールコネクション | 工具・刃物 | 木工
阿部蔵之
2021年4月5日(月)
日本台鉋鍛造刃の研ぎ・切り削りを究め、敗戦前後には最高度の発展を遂げていた鋸・鑿・鉋・斧鉞。千年かけて到達し、世紀末その頂点にあった正調の技とともに木の国・木の文化の一端を次世代腕利きに託します。 「ヒナ際_豆際」 箱の […]
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阿部蔵之
2021年2月27日(土)
地表で長く生きた樹木は、強さや免疫力を持っています。蟲やバイ菌が寄り付かないように、匂いや治癒物質を分泌し微細放散。損傷ダメージを受けると即座に樹体防衛_治癒反応を起こします。 約一万年前から、日本及びアジア各地では、 […]
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「好感度自然素材」 | 「日本木工院」 | 「木」と食 | 「木」の文化 | 「木」の道具・工具 | 「木の力」恩恵 | 伝統文化 | 工芸 | 日本の自然色 | 木工
阿部蔵之
2021年2月19日(金)
最上質の溜め漆塗り_この色艶は、時間が経ち自然素材そのものが透明度を増していきます。光りのあたり具合で照り、落ち着いた色調_表情が異なるノーブルな琥珀色に変わる。あらたまった會席もてなしの響膳_器や料理を引き立てます。「 […]
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「日本木工院」 | 「木」の道具・工具 | ハンドツールコネクション | 工具・刃物 | 木工
阿部蔵之
2021年1月31日(日)
完成度を高める職人気質が新しい道具を生みだします。専門性を高めるプロ意識の行き着く所、仕事を究める道具につぎ込み、アレコレ考案して面白くなる運命。ハイレベル品を所持すると仕上がりは上々、仕事が捗り、自信がつき堪能しますが […]
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「日本木工院」 | 「木」の道具・工具 | ハンドツールコネクション | 工具・刃物 | 木工
阿部蔵之
2019年7月16日(火)
本来、「鉋」は自作内製が基本です。明治中期に台打ち専門職が現れ、便利な出来合いの普通鉋登場、需要の多い大工職用のモデルでしたが、他の専門職は仕事にあわせて本刃研ぎ直し、造り替えしてきました。いつしか、鉋の性格が偏り、電動 […]
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阿部蔵之
2019年4月3日(水)
測量器材から製図用具、計装・保存容器まで精密機器には、木工製品が多く使われてきました。手触り感触がよく、疲れない。特に光学精密機器類は、外部衝撃ダメージを受けても損耗が少ないだけでなく、ソリッド材の容器が落ち着き、居心地 […]
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阿部蔵之
2019年3月31日(日)
明治期から測量に使われた平板・三脚、アリダート、磁針箱は木製でした。初期のアリダードボデイ、及び、磁針箱は、緻密で収縮のない優良なツゲ材、追柾・柾目取りでした。ボディの切削・溝突き、成形、定規目盛り付けを行い、測量機具メ […]
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阿部蔵之
2019年3月30日(土)
錐からドリル刃、脇取り隅丸脇取り台鉋からルータ鉋を考案 伝統木工芸指物から精密木工新分野へのシフト 明治後期より、計装・測量器具や鐵道・建築製図定規を製作し続けた祖父の業績は、日本の近代産業を支え、精密木工業技術史に耀 […]
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