「好感度自然素材」「木」とファッション「木」の神秘不思議デザインの目木界生命構造と機能自然の造形

熱帯銘木の激しい抗体生成・材色分泌腺_芯央末梢に噴出増幅する「雷鳴紋・マグマ噴出木理」|The vivid grain of Lauracene Family(Riogrande-parisandre ・bogote)generated active ABE-Secretion and wood color to have defensive resistance in peripheral grains.|鮮明ダイナミックな木理が秘めている生命力の勢い、際立つ自然造形美  木の内科-136

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

黄金褐色に入り込む濃タンニン縞は、自らを護り防衛する強い成分を巡らせ、見事な自然の造形美を現出_「雷鳴紋・マグマ噴出・ゆらぎ木理」と名付けます。

際立つ材質感は、激しい噴出分泌腺が随所に顕れ、突出し、繰り返し拡がります。

見事な杢目は稀少になりました。

マグマ噴出分泌腺

年輪層をワープしていく抗体色素移動

末梢分泌は、生命の動きを語ります。

 

波動する木理に噴き出す造形性が顕れ、有機模様を造り出します。末梢には、細胞レベルの動きが見え生命の躍動が鮮明です。

この同時期まとまった幅ツメ耳のカットサンプルは、それぞれに異なる木理、色調は、遺伝的な多様性を意味しているようです。「詳しくは木に尋ねよ」といいますが、類型や産出地の樹性を読み取ることに繋がります。

銘木製材現場担当が棄てられないストックでした。今となれば、かなりの良質サンプル材ばかりです。

太い導管束がランダムに積み重なる導管乱孔材_微細な放射髄線Rayは規則的で締まり倒れない樹幹直材の耐性を造りだします。材色素濃淡は気まぐれ、年輪層を無視して波打ちます。細胞管腔の規則性はみえませんが、堅く重く組織のまとまりができ、この華やぎには何らかの整序が働いているのです。

成長肥大を重ねながら、紫外線、風雨に耐え、菌類・虫喰いを防御し、強い体内組織を整えながら、樹形も最適構造を形成し格好よくなるのがお好きと見えてきました。

 この「リオグランデパリサンダー」は、 1965年頃に「世界の銘木化粧合板」(株)北三の商材名でしたが、当時の木材業界関係者が目をひんむいたブラジリアンローズウッド(Parlisandre・Jacaranda)に並ぶ美麗な木理で、オセアニア南洋材やアフリカ・南米材が業界用語 (General trade name)に広まりました。小職の学生時代です。

英語版専門書では、Lauracene Family_産出地により、Louro Preto, Canela, Bogote の名称があります。1965 – 2025年室内保管、経年材色化はさほど感じません。

同時期の南米・アフリカ・アジアの北三銘木突き板は、 0.7mm – 0.6mmの厚突きでした。この厚みが単板張りに代わる限度です。

チーク、ローズウッド、縞黒檀、Black Walnut、Queensland Walnut、Zebrano、Saperi 等が家具・インテリア材に使われ、経済成長期には、熱帯銘木材がふんだんに輸入され、多様な外国樹種を使う時代に入ります。

スライス後、ヒートプレート多段乾燥機で材色が安定していましたが、コンベアー送り方式に変わると木地材色のヤケが進むようになりました。高熱圧締による材色素の重合反応で劣化が鈍るのです。

スライスは、やがて0.5mmから 0.3mm へと薄突きになり、木理模様貼りペラペラになりました。

抗菌・抗体、材色タンニン類を多量に分泌する大元の生成分泌器官は、入節元や元口基底部にあると考えますが、熱帯林床で根株を掘り出すのは至難の作業になり、屈強の次世代に委ねます。

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木の総合学研究 2025  「抗体・材色の生成分泌_有機模様が出来る細部成長組織」

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