プロフィール

阿部蔵之 あべくらゆき

木とジョイントの専門家

略歴と活動

  1946年敗戦時疎開先の東京都西多摩郡吉野村生まれ_ ナナハン。 明治期に指物師から製図用具・測量精密木工を開発し発展させた祖父( 東京市麻布區北日ヶ窪町  六本木)、父は十三代國政流指物木工芸職人の家系で幼児期から木の世界に育ちました。 学業は、千葉大学木材工芸専攻_家具生産技術を習得し、建築・室内・人間工学を学び 工学部建築科木材加工室内計画研究室助手を経て、1972年から家具産業海外プラント技術 協力、ジョイントシステムに関するデザイン研究開発業務を生業としてAQデザイン開発研究 所自営、室内デザイン施工職業訓練校・建築設計専門学校講師を経験しました。

  1974年、商業施設技術連合会「商業施設士認定講座_架構ジョイント科目執筆、及び講師。1980年、日本デザイン学会研究発表、家具木工部会を立ち上げ,1986年から「木の大学講座」 を開講運営してきました。この間、林野庁林業講習所講師、岐阜県林政部木の国大学プロジェクト ・幹部職員研修、森林系技能訓練校の開設準備作業等を担当。職員研修や政策提言を行い、 インキュベーターとして参画しています。

 1985年松本市クラフトフェアー会場使用申請折衝_開催支援、1987年長野県商工部助成による 安曇野匠の里クラフツセミナーを開催し、2019年までの全出展会場記録を作成_クラフトハウ ス構想を具体化するための助走を始めています。 1991年秋、”Woodwork Summit 1991″を美ヶ原工房にて開催。

 1994年からは、会津地方の林業・木材産業振興プロジェクト_杓子ブチ・曲物などの伝承技術 調査記録や木材生産販売加工_巨木調査、伐採・製材見学、林業木材知識の取りまとめと編纂。 研究原木樹種を収集。長期自然乾燥寝かせ_熟成・富貴化を明らかにし、木の見えない力を解明。 「木と人間の関わり」を総合学域から考究するとともに、國政流組手の相伝記録や樹木の抗菌 ・抗体・治癒作用や微細放散成分_薬理・メデイカル作用を明らかにする「木の内科研究」を 進めています。中学校美術科(工芸デザイン)教員免許 / 大型自動二輪・中型運転G免許・剣道初段

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40年以上にわたり、「木と人とのかかわり」とジョイントテクノロジーをテーマに、世界中の文献や資料の収集、調査・研究活動を精力的に続けてきました。木の総合学研究のため「木の大学講座」を1985年から開講、私費で運営して現在にいたります。各分野の碩学・先達を招聘して、重要な科目を横断的に講座を続け、最近では、樹木の抗菌・抗体作用、害傷ダメージに向かうセルフキュアーを「木の内科」_メディカルマテリアルとして薬理作用や香りの治癒成分、抗菌ソリッド材料のコンサベーションフレーミング・修援作用なども視野に入れています。

日本と世界各地の、自治体・企業・教育機関・美術館などで多数の講演を行い、メディアへの寄稿のほか、木をテーマとした講座イベントや、展覧会・シンポジウムの企画とプロデュースにも積極的に関わりました。

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伝統工芸と建築・工業デザインの分野において、物と物、人と人を繋ぎあわせる「ジョイント」の専門家として活動してきたことをきっかけに、新羅万象は「つながり」で成り立っていることに気づきました。取りわけ人類が最初に手にした「木」という素材が、現代の産業や環境、生存資源・経済・産業・教育・文化にいたるまで重要な根幹的役割を果たしていることに着目しています。森林から生まれ進化してきた人間は、本来、DNAからも木から離れて生きてゆくことはできません。

人類が立木を伐倒して割り、木目を初めて見たのがおおよそ一万年前。近世になると刃物が飛躍的に発展し、木地、木肌・素木の材質感を尊ぶようになります。地上の美質を奏でる生活文化は歴史も浅く、森林環境資源は危い時代になりましたが、環境・資源、保健・医療への微細放散成分の応用研究に関心が高まります。

現在、進捗させている「木の内科」では、樹木の知られていないキュア・メデイカル作用など、未だ気がつかないモノや見えない、知られていないコトが多く、次世代・未来へ伝えたい大切なものが沢山あります。

アメリカの木の家具の巨匠、ジェイムス・クレノフと親交。

2000年より、長野県松本市郊外・美ヶ原の山麓 標高1,300mにある仕事場を拠点に、国内外各地で活動を広げてきました。「木の総合学」を提唱し、「木の大学講座」を1986年から開講し、現在に至ります。 デザイン研究開発業務と木に関する教務活動では、林野庁林業講習所講師、岐阜県林政部及び森林組合、富山県林政部等の幹部職員研修や政策提言やインキュベーターとして参画。行政、及び、個別企業のデザイン研究開発業務を支援、個別のプロジェクト運営推進にも助力してきました。

また、ヨーロッパ各国の木工・林業高等専門校及び研究機関、大学の専門課程にも関心を持ち、ドイツ森林官直接訪問・取材。ドイツ・スイス・北欧の森林系指導機関、木のスペシャリスト育成教育制度など、専門的知見を深めて関連するカテゴリーを取り込む総合学域からのアプローチを続けています。

■ テレビ番組製作協力

テレビ番組への専門的アドバイスや資料・写真素材の提供。

2016 日本テレビ『ザ!鉄腕!DASH!!』ご当地PR課・福島県三島町・桐で作った巨大ブーメランは飛ぶのか!?

2016 テレビ朝日製作・ネット報道番組『Abema Prime』間寛平×木登り

2016 TBSテレビ『この差ってなんですか?』並木道によく使われる木

■ プロデュース >>

1986〜1995 , 2009 – 2015 – 2018 -2020「 木の大学講座」及び特別講座の開講・運営 >

1991 「WOOD WORK SUMMIT ’91」企画・開催 >

1986〜1990 岐阜県林政部主催「木の国大学」企画・参画 >

1985 「木と人間のかかわり」シンポジウム/展覧会・総合ディレクション(主催:日本デザイン学会、後援:通商産業省、林野庁、文化庁、朝日新聞)>

■ 講義と出演 >>

国内外の企業や学校、政府機関、美術館において、1975年以来、精力的に講演や講義を行っている。林野庁、岐阜県・富山県林政部、岐阜県森林組合での講演多数。テレビ東京、テレビ朝日出演。

1975  商業施設技術団体連合会「商業施設士」認定講座 「架構とジョイント」執筆、及び講師

1991,2001, 2016 名古屋芸術大学デザイン学部特別講座「デザインテクノロジーとしてのジョイントシステム」「材料学」

2011 名古屋芸術大学公開講座「デザインと文化 木のデザインとウッドワーク」

2004 ドイツ Marta Museum, Herford 「組手と日本の木工文化について」

2003 Erwin Thoma 新月伐採講演イベント 司会・国際交流 南会津舘岩村(株)オグラ

1988〜2001 親交のあった工芸家ジェイムス・クレノフのカレッジ(カリフォルニア州)で特別講義

他  講演・講義 詳細:http://kurayuki.abeshoten.jp/lecture

■ 著 作 >>

雑誌・ムックのほか、家具・木材業界誌等に寄稿。ジョイントシステムに関する研究発表(日本デザイン学会)。「クラフトフェアまつもと」 開催前からサポートして冊子・記録に寄稿。

2016年5月、家業の13代國政流相伝を意匠・技法の研究成果とともに「組手 江戸指物の美」と題して本にまとめ、出版しました。(別掲載)

■ デザインと製品開発 >>

■ 研究と調査 >>

■ 問い合わせ >>

 

紹介記事

木工家具のデザイナー & 職人・杉山裕次郎氏『《 阿部蔵之 》という人』記事 >