James Krenovとの親交
クレノフの学校での特別レクチャー
アメリカの木の家具の巨匠・クレノフが教える、アメリカ・カリフォルニア州のCollege of the Redwoodsで、訪米のたびに日本の伝統工芸と國政流の指物について特別レクチャー(写真:1995年)
クレノフ、来日時に美ヶ原に立ち寄る(1988年)
國政流の指物を始めて見る、ジェイムス・クレノフ。
クレノフは、このとき見た國政流のジョイントについて、スミソニアン博物館の2004年のインタビューでこう語っている。
「… someone has made them to prove that a human being can do those joints, you know. And I met him in Japan and it was his farther that had made some boxes with those joints, but they defy gravity, they defy grain, they defy common sense, but it proves that you can create that parttern with thoise joints and do it. And the nature of the joints out of resentment or opposition. They’ve made things to prove a point, to create a political statement. You know, for various reasons like that.」
「… ある人は、物理的に作れないジョイントを、実は人類が作ることが可能であることを示した。日本で出会った男〔阿部藏之〕の父は、重力や木目そして常識を打ち破るジョイントで箱を作った。こういったジョイントの奥深くには、何かに対する憤りや抵抗が隠されている。ある信念を証明するためにつくり、政治的な表現さえするためにこういう物を作った。様々な理由がある。」