「好感度自然素材」「木」と芸術「木」と遊び「樹木イメージ・図象」木工自然の造形

0.2mm 精密バンドソーによる立体造形アートクラフツ作品「PENELOPE」PUZZLE & 「Gehoben Burg Objekt 城塞機巧 」/ 3D Precision Bandsawing Swiss Made 1989|同時期の異なる美の志向性、木理材質感の尊重や見立てセンスも一興    木のジョイントシステム -42

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

無垢材四方柾目の質感を吟味して精緻な挽き抜きカット_熟練の手仕事による精緻なハイタッチ感は、木地カットのままで造形オブジェに仕上がり、木肌の美質を増幅します。

パズルや造形オブジェに仕立てる木工技樹には、鋭利な精密切削が伴います。一体ジョイント構造の「形態的接合・係止」や「嵌合・つなぎ」をいかした立体作品は、好感度が高く仕上がり完成度が高い_あれもこれも無機質・合成工業製品に囲まれていると、有機質・自然生物素材にほっとするのです。

① PENELOPE PUZZLE

立方体3D バンドソー挽きパズル(ジグソーではない)/ 7omm Cube :Ahorn メープル材 四方柾目_量産モデル8883

「解けないパズル」:「ペネロペ 」ネーミングは、ギリシャ神話に登場するOdysseus の妻 Penelopeが夫の帰りを待ち、「長い間も崩れない繋がり一体結合」を暗示させ、解けないジョイントパズル」夫婦情愛の暗喩アンユと拝察。

② 「 Burg 城塞」機巧

機巧 KARAKURI : Geschickter Trick 樹皮は、樹木の防御・護り_自然素材の美質を巧に活かしたセンスに注目します。生きているものに反応する親和性・安心感があります。体の自然を呼び戻す感覚が動く樹皮付きは剥離しないまま_稀少な西洋トネリコ大径木目詰みの選りすぐり。

樹皮つき白太辺材柾目 精密バンドソー曲面挽き  ESCHE  西洋トネリコ / 四方柾

BRIGER ZÜRUCH   N4.154 / 7  _Holzer werk Pfister / Elephantマーク焼印

約30cmの大型サイズは、高価なアート作品として展示されていました。/ HAND & ART Küchengasse,   Basel Bahnhof   1989

因みに、この二点は、四方柾目詰み材極上の木理を活かした造形作品ですが、スイスの木工技術水準が高く、ハイセンスでデザインや造形力も高度なものでした。0.2mmブレード切削肌がケバ打立ず、ミシン鋸糸鋸刃ではなく鋭利な時計関連産業機材とみていますが機種は未確認です。

ⓒ Kurayuki Abe, 2024

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木の総合学研究 2025  「精密バンドソー自在曲面挽抜き立体造形」「無垢柾目ブロック材のバンドソー挽抜き工房技法」「Creative Paythings & KARAKURI Objects」

 

 

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