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3Dスーパー楕円は、数理幾何学図形の応用デザイン以前に日本の手仕事「木天蓼籠編み」に考案、完成されていました。|The 3D -Superellipse was achieved by hand woven silver-vine basketry in 20th century beginning in Japan. | 長い時間で到達した卓越技能遺産を明らかに 木の内科-141続々

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

多種類の編み方に習熟し、反復連続作業で工夫が閃き、高度な造形手法が考案され、完成度を高め、スーパー楕円立体籠編み技法が相伝されてきました。

前稿に続きます。

平底・方形から成形した籖が交叉を繰り返し、丸味が膨らみスーパー楕円を形成_徐々に円形口回りに収束、円形丸口に納まる編み上げ。収納容量が大きく、安定性に優れています。若林清一 作

重ねられる「入子」制作は、必ず揃い一対でした。

「丸口・平底スーパー楕円連続編みの木天蓼籠」

立体スーパー楕円形:底編み方形から口丸・円への連続曲面に現れる丸味
スーパー楕円立体形には、方形に丸味がついて安定性があり、容積が多く構造体が丈夫で 造形性や実用機能が優れている等の特長があります。

籠編み底の方形から縦籖ヒゴが巻き上がり、「入れ子」にするために腰は膨らませ、口丸・円形へと収束。
角コーナーに丸味をつけ、連続する縦・横交叉の拡張により、緩やかな曲面を形成します。
更に、数カ所に幅広の籖を入れ、きつく締めて巻きあげる微妙な手技で構造体が丈夫に仕上がる。

⑪⓫    丸・深_入子親スーパー楕円 290 x 262内寸x  162n 180g
⑫⓬    入子 丸・深 スーパー楕円2600 x 276 x174 底110   132g

数理幾何図形の応用デザインでは思いつかない、実用から生まれた立体的な造形を考案_
工人若林清一の卓越籠編み技に自然素材の美質を具に見る事ができます。
職人が形を造り出し、造形理論が後からついていきます。

⑬⓭ 丸・扁平 215 x 33   36g
⑭⓮    丸・深・小 200 X120  50g
⑮⓯   中丸 360 x 110     153g

数学幾何図形の応用デザインでは思いつかない、実用から生まれた立体的な造形考案です。
丸・楕円から底浮かし、方形へ底浮かしの完成を経てスーパー楕円形底に辿りついたのは、先代の活躍された20世紀初頭と思料します。

 底編み方形から口丸・円へ編み上げ

 

 

 

🔳 SuperCircle テーブルデザイン

1968年、スエーデン建築デザイナーBruno Mathsson とデンマーク哲学・数学者Piet Hein によるSuperCircle テーブルデザインをデンマークFritz Hansen社が制作、1974年からカタログにシリーズ化して定番となり、北欧家具デザインの中核となります。 家具デザイン雑誌「Møbillia 」にスーパー楕円図形を応用した道路交差点の都市計画建設とともにモダーン家具デザインが紹介されました。

※ 画像処理協力 by ROUND Maruyama

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