32. 小菊の逆(こぎくのぎゃく)

「小菊」の逆枘です。小菊の花びらが両側に開いたかたちになり、枘先の交差部分は、木部切り欠きの更に高度な精密・華麗な構造になります。(両木口にはな付け)見えない内側部分(内角)は、斜めの挽き込みが深く入りますので、枘の間隔を狭める限界寸法で枘型の墨付けをしなければなりません。「はな付け」工法は、枘の切り欠きを保護する工夫であり、同時に装飾性を高める効果があり、より高度なテクニックを開発することにもつながってきました。

組上げは、内側から交互に交差させて少しづづ嵌め込みます。逆枘は、一旦、組上げた後は、外すことが出来ないインターロック構造ですが、「天秤の逆」「両縄」は外せる構造です。