地蔵格子組み[小間返之物手違組]雛形・組み手の復元

 

ジョイントパズルとインテリア小物へのモダンデザイン・リメイクを試みる。

一見、組み立て出来ない互い違いの格子組みですが、江戸後期の雛形本 「町屋雛形」(江戸文化・文政期]に掲載されています。当時の「変珍もの」の流行が技を競い、知恵の輪的な発想を生み出した日本独自の木のジョイント。地蔵堂の扉の組み手につかわれているので後世にこの名称がつきました。ジョイントパズルとして現代でも楽しめる作品です。

 

制作年

1988

制作協力

バウ工房 大門 嚴