30. 梨くずしの逆(なしくずしのぎゃく)

「梨くずし」の「逆」。梨割れの逆枘が不可能で組めないため、「梨割れ」から「梨くずし」を挿入して逆枘を考案したもの。一連の組手の複雑な構造化が更に進化した技法で、鋸挽き込みが内部で交差する神経質なまでに高度な刻みのテクニックを要する仕事です。