デザインデザインの目ハンドツールコネクション

閑話休題   Swissの名作デザインGedess UFO 宇宙船カプセル  見たことありますか 使ったことは?  

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

Industrial Product Design の歴史に残る名作ですが、デザイン雑誌にも取り上げられず、日本では知られていないコンパクト芯研器 Gedess Quick Lead Sharpener  Swiss Made タイムレスデザイン。シープペンやパソコンでプリントする現代のオペエータには無用でも、アナログ図面書きには便利な道具。半世紀前からの製品ですが、まだしっかり現役の傑作です。

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・1975年5月 Copenhagen の文具店で見つけ、1989年6月 Zürich(Racher 12.6 sf)で買い足し、2004年6月 StuttgartでドイツモデルDUX(Steinman 14.00 DM)Art.Nr.3260 を更に買い増し。
1940年鉛筆削り付き3層プロトタイプ発売、戦後に芯研のみに2層現行モデルへチェンジ。Swissで製造を止めた後、ドイツの老舗ブランドが買い取り、ツートンカラーに。製図は、烏口からニードルペンrotring が主流になり、さらに現在ではPCプリンターへと進化しました。
電気エネルギーは使わない、くるくる回転させて芯先を研ぐ感触、ほど良い手始め・気分転換です。図面がうまくなるとウレシイもの。ロングセラーデザインイメージは包装の対比をみてわかるのですが、半世紀変えませんでした。初めて買う時のインパクトが半端。商品陳列棚においても、なんだか解らない道具なのです。

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1970年頃の一時期、銀座伊東屋製図道具コーナーにあったかどうか。国内では買えませんでした。パッケージデザインだけ変えるとモダンが感じに。子供用鉛筆削りとしては、値段が高いので製図鉛筆用にニーズが移りました。手動は、機械に奪われた手仕事の快適さや面白さがあります。ストレス軽減し集中力を高め、手指の運動も出来るエコツールを復権しても良い時期です。ハンド線画・文字を書かない御仁には無用。今、DUXは透明なタイプも製造しているようです。ストック四個あるから、100年間は図面仕事できる。

シンプルな構造:プラスチックボデイ+軸回転ホルダー+円錐成形内鑢
径62 x 66Hmm  Original 67g(Gedess )- 64g (DUX)

*Pencil Sharpener Design by Georges Dessonnaz 1940 ,US Patent2242458
初めは鉛筆削り付きで、出した芯を研ぐ3層構造から芯研磨2層のシンプル改良型に。

ⓒ 2016 , Kurayuki, ABE

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