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クラフトフェアまつもと出展展示・実作道具刃物談義、次世代交流の本来・未来-2.
少なくなった「型破大振り、尖った若い感性、いかれポンチ、前代未問珍怪、無手勝つ荒削り派」いずれも好ましい才能、若いエネルギーをいただける来楽富途、蔵富徒ですから、こちらから寄りつきたい。行政補助菌・向腐菌ではなく「向富菌」は自力増殖。
クラフト制作者個展の集まりは32年目。新進気鋭は、自費・自力参加。技能やセンス、マネージメントを身につけアイシャワーを浴びる時間であり、将来の資質や能力を高める大事な機会_展示販売にシフトすると、買い物来訪者が増えすぎて、他のクラフト出展参加者同士の出会い交流ができないのでは本末転倒です。
行列の出来るウランかね専科は好ましい光景ではないない。新しい才能と専門家とのコンタクト・交流が本来の催事目的であることを思い起こすタイミング。創造力のない売れ筋作家志向はますます増殖し「似たもの売れ筋サッカク派」がはこびるようになりました。
会場を回遊して静かに動いて行くクラフト好人の姿は、町中では見かけない出で立ちです。各位アートクラフトにセンスや知見を備え、美味・良物をひきあわせる脳力が活性状態とみえます。会社出張のスーツバイヤーもちらほたでしたが、家族連れは育児兼社会体験、学生は見学の場、昔の工作少年は、自費で楽しむ遊び派がほとんどですから、行楽育学の新しい形となりました。全国的な参集でデザイン関係者にはとても有り難い、実際の遭遇から受ける刺激的な時感・時空なのです。クラフツヒューマンウオッチングには特等席があります。
制作者同士の交流シーン
「削馬 Shaving horse 」床座位胡座木取り作業と馬乗り座作業の比較
刃物「銑」の違い、「剃り(削り)馬」板削り・面取りを語る。
木の造形作家 柏木工房 柏木圭 + 桶樽職 司製樽 原田啓司
賑わいは有り難いけれど、本来の出展者が最もチャンスで充電できるのに、展示小間を明けられずほっつき歩けないのはもつたいないない。それでも、稀少な出会い交流もあり、伝統技能とモダンクラフトの接点は刃物道具談義。更にウイスキー樽の最新動向の老賢解説も登場。
ブース昨年秋のクラフトピクニックからの縁で作家同士の技能・刃物相互交流、鍛冶屋紹介。 次世代はパワーフルです。ブース支援の友人がGデザイン賞の飯櫃を購入し、都の花師は花桶の制作依頼をしました。顔の見える会話を通じて人の繋がりは、確かなクラフトコネクションを連鎖し拡げます。「作り手が顔身知り合いなんて贅沢」至極。
司製樽 原田啓司+ゆかい社中そらぐみ 20160527 -28 AQ
クラフトピクニック2015年10月 杉板目樽造り実演 司製樽 原田啓司+ゆかい社中そらぐみ 2015107AQ
数万人の来場者が押し寄せ、作品の出展展示が200を越えると、撮影アングルは直感的にとり作者に取材コンタクトが難しくなります。300になると来訪者に紛れ瞬間カット応対対中割り込み禁止、話しかけるのも難しい。
作品が並ぶ朝方から人が集まり全作品全小間撮り記録は別の時間帶を設定しないと無理な状況です。デジタル時代には、クラフト世界でさえも顔を合わせゆっくり対話・交流することが稀薄になります。情報・技能・仕事は人づてが一番確かです。
ⓒ 2016 , Kurayuki, ABE
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木の総合学研究 2016 – 2019 「木の手仕事・交流伝承」「クラフトコネクション」
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