「木」と遊び「木と玩具」デザインの目工芸木工樹木箴言・格言

縁起もの玩物から「 ウイット・エスプリ・パロディ・ユーモアクラフト」ウエパユの扉を開ける ことばを造形表現に仕立てる清水俊行の手仕事  クラフトフェアベストプロダクト-13

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

長年、絵心機知に富む楽しい作風で、子供達やおおらかな気質の人達に愛されてきた趣向作品は、「その他」のカテゴリーに入れられる性格でした。この秋の新作は、干支彫物から微笑みを誘うユーモア立体造形・オブジェに仕立てきました。名付けて「あたり いぬぼーアイス」←「犬も歩けば棒に当たる」 人もお出かけしなければ、素敵な出会いも起きないのです。

「あたり」のアイスバーを棒に見立て、咥えた可愛い子犬の木彫は、遊び心や心のカルタシスを誘う新しい現代感覚のモチーフです。カルタ諺のコトバを立体造形で面白く表現。時代の流行りを取り込むこの手法は、装飾縁起ものにインテリジェンスとユーモアを盛り込んでいます。木彫木地にアクリ絵の具で着彩。丁寧な仕事がペーソスも感じさせる小品ですが、「よくぼう」くすぐり。ウイットに富み、エスプリを感じさせるパロディ仕立て。ユーモアクラフツと呼びたい新しい作品ジャンルを拓きました。干支縁起物とは感じさせない出来映えです。

グラフィックデザインの世界では、ウイットやエスプリのきいた面白い平面作品やプリントものは多いのですが、ハンドワーク立体造形となると案外少ないのです。

また、野外オープン展示では、小間では観ていて買う人がいると「之何だろうショウカイ」になります。先に手を出したニッカポッカ鳶職マツハシ君の目のつけどころを聴き、私も翌日購入することになったしだい。モデルのおおらかな表情もよいのです。心を解きほぐすだけではなく、人や事象に「アタリ」。計画された機会遭遇理論「Planned happenstance」がハタと思いあたりますね。

「知育遊びクラフト 立体造形カルタ  モダン干支縁起グッズ メッセージオブジェ 元気のでる励ましグッズ 文学メルヘン彫刻 パロディスカルプチュア ユーモア造形クラフツ エスプリインテリア小物 Playthingアニマル Divese de tour    Smile crafts   Witty thinking 」  etc.  フレッシュな形容詞と造語が生まれそうです。江戸の地口や見立ての遊び心を、インテリジェンスで包むセンスは、粋でスマイルものでした。

クラフトピクニック2016 快晴好日の松本市県の森公園 20161019 – 20  ABE

クラフトピクニック2017    雨模様の 松本市県の森公園 20171014 -15  ABE

彫刻小作品

※ 作品は全て創作です。類似・模倣は出来ません。© T.Shimizu 2017

■清水俊行  略歴

昭和35年(1960) 生まれ

長野県真田町にて弦楽器制作家石井栄氏に師事、その地域の産業文化:農民美術の思潮にも感化される。32才で独立。

長野県東筑摩群朝日村にて木工房「もへじ工作」を開設。

フォークギター制作、木工造形品をてがける。

クラフツフェアーまつもと参加出展

2004年の20回目まで、1992年より途切れる事無くフェアには参加。その後 2007年招待無審査参加出展。

 出展者数、来訪者が激増してエントリーが出展審査方式になり、人混みから離れ秋の「クラフトピクニック」に移動、例年参加してきました。長野県北佐久郡浅科村塩名田(現在佐久市)へ工房移転, 現在に至る。

童画やメルヘン、オブジェ・パズル、塗り絵、サイン、モダン縁起物、創作暦等、「楽しい小品」を主体に制作活動を続けています。

「もへじ工作舎」〒長野県佐久市塩名田1287 – 4

HP 「あいうえおの国もへじワールド」

 ■もへじワンポイントギャラリー2017年10月

*参考資料:微笑みの発想 機知溢れるグラフィックデザイン撰集 ベストブック

「A SMILE  IN THE MIND 」1998

Witty thinking in graphic design

by Beryl McAlhone & David Stuart

PHAIDON PRESS LIMITED. London

ISBN 0 7148 3812 8  p.240   252 x 280 x 25mmT

 

ⓒ2017 , Kurayuki Abe

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木の総合学研究 2017- 2019 「 クラフツフェアー木のウエパユ作品」「Witty Craftsman」「干支ゆーもあ木彫」

 

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