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杏子フルーツWの医食同源プラス美質・修援作用 |ピンク材色は生命維持有機ケミカル成分の蓄積 | 抗菌力・抗体反応が示唆するメディカルウッドワーク高度利用 Insight 木の内科−48
樹体内で起きている防衛抗体活動・生命力を観るには、玉切りカット面の抗菌ガードと芯央からのリアクション、抗体色素移動や損傷ダメージへのセルフキャーがリアルに見事に語ります。「本草漢方」の時代を越え、ようやく樹木の生命維持力を知り、「メディカルウッドワーク」として高度利用への手掛かりが見得てきました。医食同源は、素材まで耀き出します。
受創ダメージにダイナミックに反応するフルーツウッド 伐採時がリアルな姿を観るベストタイミング
材色の変動がおきるのは、生命維持のための樹体反応ですが、立木外部からは全く見えません。
昆虫・微生物の侵入へ抗菌アタックや腐朽抗体バリアを造り防衛します。損傷・ダメージ部へのセルフキュア・ピンク色芯央を囲むグリーンの縁帯は、抗体色素の集積で抗菌・治癒アクションが激しく動いています
芯央色素集積・患部修復・治癒、抗体ガードの発現
材色は、虫菌防衛のために色素を生成し、芯材・枝節・内皮などに蓄積されています。緊急時、感知すると速やかに分泌滲出し、ダイナミックに生命維持をはかる生体機能が動きだす。音も無く、劇的です。異変・痛みが伝わるセンサーがどこにあるのか。スイッチは細胞ブロックかローカルなのか。脂だまり・色素集積組織が出来たり、患部への補給凝集が起き、中枢統合がない不思議なミクロの伝達経路です。
「杏子」バラ科サクラ属 | 野生化した杏子樹 50 yrs. 厳冬期新月伐採2018
芯央から辺材部内皮へピンク抗体色素移動 ・集積の様子
枝節への抗体色素揚がり
伐採後一日 内皮・辺材芯央部のカット面の全体色変をみる
半年後の元口と材質
生材カット
幹外皮 2018 厳冬期新月伐採木ファミリーと春の 開花
ナチュラルシーズニング進行中 「バラ科サクラ属 」峰桜 (左)と杏子(右)
メディカルウッドワークに好適な性質はすでに把握しましたが、長期ナチュラルシーズニング後に際立つ特徴を記載します。香り成分や深みをますPatina、 色調変化にも注目します。ソリッド材にも含有し、材色はケミカル成分そのものです。
杏子芯央赤身の抗菌腐蝕耐性の確認
冬の新月伐採土場放置360日抗菌テスト芯材赤身と白太辺材部境界に白色腐蝕菌をガードする抗菌バリアを張り
芯央色は鮮明で活性状態が続きます。果実とともに濃色材も抗菌性があるメディカルWWとして
有効活用できることが見えてきました。食医材同源。(追補20191223)
ⓒ2019 , Kurayuki Abe
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木の総合学研究 2019「杏子の損傷ダメージ治癒、抗菌・抗体」「芯央色素の生成移動、ケミカル成分」「漢方薬用有用樹種のメディカルウッドへの活用」
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