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成功した「木と人間の関わり展 1985」企画書の著作・デザイン・版下制作_印刷・発行_日本デザイン学会春期大会 家具・木工部会主催| Proceeding of the 6th annual symposium of the JSD. The beginning for an exhibition TO HAVE, TO BE WITH WOOD 1985 for comprehensive research. 木の総合学域研究の始まり
木の文化をデザイン分野から包括的に扱うこの展示会は、初めてのアカデミックなアプローチでした。木の国・木の文化圏のプラットホームを築くために。
「木の恩恵」は多岐に渡ります。環境・資源問題が拡がる最中にあり、自然素材の再認識から関心を集め、多くの入場者があり盛況でした。当時、配布しました冊数は、林野庁や参加出展企業に限られており、企画・展示構成・準備・プロデュースまでの詳細を記載します。協力していただいた多くの方々の支援や企業活動を具にみて、木の総合学域を研究する重要な端緒になりました。翌年、「木の大学講座」を開講し10期までは、筑波研究学園都市豊里町で定期的に続きます。(別のカテゴリーに記載)
「木と人間の関わり展1985 」日本デザイン学会・春期大会準備計画・イベント企画構想
■ 日時:展示 1985年 5月30日 – 6月2日 /デザイン学会春期大会 6月1日開催
■ 会場:東京新宿区京王プラザホテル エミネンスホール
■ 展示ゾーニング_展示/実演/物販
A
・「樹と木 その素材・木の材料学」
・「木」と道具
・銘木・端材・クラフト用材頒布
・「擬木」
・「木モノ屋」
・「手づくり・工作・モデリング」
・「収納・保存」
B
・「木」と食文化
・「アクション イン ウッド」
・「サウンド イン ウッド」
・「木」と産業技術
・「木の家具の魅力」
・「木の先端テクノロジー」
・「コンピューター&ウッドワーク]
C
・「木」と「遊び」
・「育む」・「学ぶ」
・「木」と「健康」
・「木」と表現
・「李朝の木工」 特別展示
・「情報・資料コーナー」
・「木」にかかわる人々
・デザイン学会堤案
pdf 「木と人間の関わり展 1985」
「デザイン学研究 No.50 1985 日本デザイン学会誌」、デジタルデータは、ci.nii.ac.jp、 – J-Stageで検索可。
※ この企画書印刷では、企画書式フォーム(A4 2色刷り) を印刷後、各ページの原稿を写植文字貼り・版下を作成し、コピー機で墨版を刷る製版印刷コストを節約したもの_写植貼りコミや文字修正の跡が残ります。出展参加社限定配布:90冊
表紙バインダーは、手持ちの無地PP製を使い、スクリーンプリントで体裁を整え、外部委託をせず、自家製でまかないました。小職がグラフィックデザイン・各書式を整え、名刺は、版下制作により印刷屋へ発注し、このイベントのために作成したものです。ポスターデザインには、童話屋・安野光雅画伯の絵本「蚤の市」原画を使わせて頂きました。企画書の各項目は、具体的な事例を列記していますが、専門領域を拡げ、更に高度のコンテンツへと繋がります。
「木の文化コミッティー」は、研究部会と別会計処理のため、6ヶ月だけの展示運営目的で立ち上げ、精算後に解消しました。各展示ブースの展示記録や関連資料は、別途保存しています。
終了後、大阪梅田での開催オファーが新聞社事業部からありましたが、関東圏の企業出展参加が主体であり、全体を関西圏で準備を行い、再構成することが難しく、実現には到りませんでした。
1985 この年、正月より、クラフトフェアーまつもと開催会場の折衝を始めました。「市民ではない、実績もなく、聞いた事もないもの」に公園使用許可はできないという_松本市役所公園緑地・産業課へ脚を運び、開催堤案書・デザイン学会家具・木工研究部会メンバーの署名、海外クラフト事情も添え、再度申請して、ようやくこぎ着けました。
上記の「木と人間の関わり展1985」企画ファイルも説得関連資料として添え、「時代を導くタイムリーな催事で工芸産業の未来や社会的にも有意義で、経済波及効果は計り知れない」という担当職員に響くご説明をさせていただき「それじゃ一年だけ様子を見る」許諾を得ることになりました。「クラフトフェアーなんて聞いたことはない」「他県からの参加や市民が来て賑わうことは考えられない」という市職を説得する事が出来ました。
以来38年、現在まで継続して定着し、多くの作り手・各地から来訪ゲストを迎え、手仕事を尊重するムーブメントを達成したのです。好感度が高い、良いことは続きます。ここから、全国のクラフトイベントへと拡がりました。(CFM 関連は、別稿に記載)
同時期に、東銀座のギャラリーから、國政流組手「「変形枘・逆枘の系譜_ジョイントシステム」の個展開催オファーをいただき、奔走しました。いずれも達成_成功することができ、「木の大学講座」開講と総合学域の研究活動のイニシエーションとなりました。(國政流組手個展、木の大学講座は別稿に記載)
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木の総合学研究 2023 「木と人間の関わり展 TO HAVE,TO BE WITH WOOD 1985 企画展示構成の記録」「日本の生活文化を支えた木のもの総合的展示」