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遙か飛鳥時代から使われていた「木地クジリ」削り刃物「鑯セン」鏟・鉇・銑 _内銑丸・外銑直刀・抉り銑あり_刃形を整え鋭利な手工具が活躍してきました。|From ancient times,the SEN sharpe and fast shaving knifes are working so longtime .| 電気が無くても、平気で元気に鋭く削れる ハンドツールジャパン- 64
鋭利でグイグイ 、サクサク、ザックリ、さっと削れる手工具は、鉄器時代から長い時間を経て現在まで伝承されています。凄い切れ味威力片刃刀
本稿では、木地師の外・内・抉エグリ銑について全てを伝承している檜枝岐専門職の杓子ブチ刃物とその使い方を記載しました。全身動作で安全切削
得手握り反し_斜めに刃先は鋭く入ります。檜枝岐の工人 山口吉信_ 2003年秋の仕事場
独自の立ち縦削り_アテ板に目をひんむきました。
刃裏減りは、反し動作・刃当たりを語ります。
抉り銑 鍛造刃:重道作
杓子つくりは、歴史民俗資料が多く、各地方でブナ・栗・ホウの木・梨材の削り伝承技能があり、それぞれ切削刃物や制作工程が異なります。
「せん」の名称・字体は多数あり、外銑・内銑、抉り銑刃型の類型も多く実削工具が現存しています。
木地クジリ・銑セン・鑯・鉇・剪・鏟 ナラシ セン・サット(木地師木曽町 村地忠三郎) _専門職の用語は、親方筋相伝により継承されています。
槍鉋の系統を引く片刃の抉り刃は、「マイ(マエ)カンナ」と呼ばれ、槍鉋・鎌の発展した両刃の皮剥ぎ鎌に近いものがあります。(刀工重光の鍛造_愛知県東加茂郡足助町)
因みに、木を削る道具「鑯セン」銑 があり「くじり」木地を削り、抉り刳る動作を引き、語感がピッタシな原語です。
手工具「セン」の歴史資料
工匠之具「木地クジリ」
「木地」木偏に地 「くじり」 室町時代の古字で工匠之具にあり、木材を削り抉る木地師の祖語でした。
「新撰類聚往来 上」 室町中期、明応〜永正年間 1493 – 1520 「番匠之具」「木編に地_「くじり」
■ 鑯セン 内鑯うちぜん 外鑯そとせん 江戸後期
「和漢三才圖會 巻二十四 百工具」
鑯セン 剗刀 セン / ケズリトウ 和名 奈良之ナラシ 同字 鏟 鑯 剗
■ 鏟センの誕生について
金属用、及び木工用鏟の実削について、鍛冶職の再現から詳しい考究があります。
「斧・鑿・鉋」P.197 – p.224 吉川金次「ものと人間の文化史51 」 法政大学出版危局 1984
■ 木地師に関する本
・「木地師の習俗 」1 滋賀県・三重県 文化財保護委員会編 民俗資料叢書 7 P.307 159 x 220 x 25mm 1200 – 平凡社刊 昭和43年 1968
・「木地師の習俗」 2 愛知県・岐阜県. 民俗資料叢書 10 昭和44年 1969
・「木曽谷の木地屋」 第一集 木曽文庫 楯 英雄 P.279 121 x 180 x 18mm 発行:御宿寝覚宿 昭和 50年 1975 1500-
・「崖っぷちの木地屋」 村松忠太郎のしごと 松本直子 P.221 133x 186 x 14mm 1700- 未来社 2009 「サット」の実録
木地師の仕事には、椀木地、えひら箆、汁杓子、漆工木地_轆轤・刳り物があります。
杓子つくりは、歴史民俗資料が多く、各地域でブナ・栗・ホウの木・梨材の削り方があり、それぞれ切削刃物や制作工程が異なります。
奈良県大塔村栗杓子、岐阜県久々野の有道杓子、福島県檜枝岐 の杓子ブチ、岩手県雫石の 南部杓子、山形県朝日村熊出の梨杓子は、別稿で記載します。
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木の総合学研究 2024 「セン削り鍛造刃物の種類」「杓子ブチ削りセン」