「木」と遊び「木と玩具」クラフトフェアデザインの目工芸木工

クラフトフェアーまつもと2024・出展参加記録アーカイブス_全国各地からの出展参加者を迎え、公園全域は老若男女・親子連れで賑わい混雑アワーとなり、来訪者はめかしこみ陪席遊行の趣です。 40年で当初の構想・意図をほぼ達成しました。|The Nationwide Crafts Fair Matsumoto , 40th anniversary in Japan 1985 – 2024  

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

「クラフトフェアまつもと」 1985年初回以来、来訪ゲストは増え続け、今年、沖縄・屋久島・鹿児島、熊本・福岡、高知_岩手・青森・北海道からの出展参加がありました。40年で日本国中に拡がり、全国各地から参集されます。

労力、費用のみならず、準備作業・支度だけでも相当大変なものです。自前で動く高いこころざし、その創作情熱に敬服しています。車中泊 2日がかり往復と聞き、気絶しそうです。

 5月25日(土) – 26日{日) 2日間のデジタル撮影 1100カット余り_優れた手仕事が伝わり、印象が強い展示シーンを選び記載しましたが、他の会場展示も後日閲覧できように配慮します。(敬称・制作者表示を略します。)

 ユニークな作品展示とともに、来訪ゲストの決めファッションや和装の出で立ちもまたヒュウマンウオッチングを楽しめる時間でした。身につける服飾・持物は、デザイン流行色・考現学にも繋がります。

 作品を直節買える展示塲から、来訪者が遊行し、思い思いに装いデビューする舞台に変貌していきます。良質ハイセンスの魅力的なものに寄り添う共感と自ら魅せる支度をして相乗りを楽しむ時空となり、このフリー参集現象がハッキリしてきました。

1985年初回は、作品を芝生に並べての制作者懇親でしたが、長い時間を経て購買観客側に顕れてきたクラフトセンス謳歌派の協調的跋扈バッコです。各位、それぞれに暮らしの中で「クラフトスタイル」を脚色し、來松されます。

撮影時に気がついたこの兆候は、数年前からですが、まだ学説となる定見・定説はありません。

 当初は、作品を見て欲しいというモノ造り発表の塲でしたが、次第に販売へシフトしていきました。使い手のセンスの良さ、「お出かけ」を見られたい思い思いのが、公園(公演)デビュウ遊行_楽しめるクラフト時間に変貌してきています。演劇や演奏も観客聴衆が参画されて盛り上げ発展するのです。

頼まれなくても、呼ばれなくても盛り上げ、賑わいを添えてくださる景観参与ですね。所持品や身のこなしから、師範と見えます。耀く塲にふさわしい。

 2024年 CFM会場シーン

    

 

 

   

 

  

 

 

 

 

 

 

   

  

  

 

   

クラフトフェア 2024セレクション

   

   

    

  

 

 

 

 

  

運営事務局

 

 

 

商工課・公園緑地課の使用許可申請却下ダメダメから始まったCFM

 県の森公園の使用許可を得る折衝では、松本市役所担当課は「クラフトフェアなんて聞いたことははいし、市民は誰も来ない。まして他府県からの出展参加は考えられない。実績もなく、市民でない者に公園を貸せるわけが無い ….」オヤマーまっちゃん ! それだから価値ある有望なプロジェクトになります。

食い下がり手立ては重々です。前例があれば、面白くはありません。堤案申請書・デザイン学会家具木工研究部会の推薦文に海外事例資料を揃え、説得を重ね担当課市職が押されて「一回開催して様子を見る」に相なりました。

作品を造り出す側も、受けとめ支援する側も試行錯誤をしない用意周到のプロジェクトです。途中、推進育成セミナーの開催や実施運営ファイル記録を作成して、関係部所への告知報告も怠りませんでした。以来、少しづつ出展参加が増え、現在にいたります。「クラフトハウスミュージアム」開設構想のための作品の買い付けは、まだ実現していません。

 開催40年 2004年の充実盛況ぶり

今年は、来訪者が早朝から買う気で会場に足を向け、初日で完売となる工房が数ヶ所、翌日曜の昼前には、続々並びぶ購入シーンがみられました。数ヶ所で並んだ方にお尋ねしますと、INSネット上での情報拡散で察知し、購入出来ると直行して並び買い_制作者から直節購入が魅力です。(支払いは、ネット上で済ませ税金は地元にはあまり落ちません。利益がないので経済循環の泣き所)実際の手仕事では、現地販売情報デジタル化は、購買行動動の大きな変化がおきました。各出展参加者も様々な準備をして來松されます。

1985年以来、継続して県アガタの森公園パブリックシーンを「クラフトフェアアーまつもと」記録ファイル・アーカイブスに記録しています。現在まで6万点余りになりました。

尚、参加出展撮影現場に居合わせた来訪ゲストの方々には、メモリ画像を提供します。各年のデジタル記録画像は2009年からです。配布・閲覧方法などを検討しています。

■ 会場構成・運営の印象

搬入・搬出作業をよく考え工夫されていた展示什器が多く、KDノックダウン構造的な解決余力のある参加出展展も多くありました。優れた素材の造形的処理がみえる制作も目立ちました。初日に作品が完売になった中郷窯工人さんは、権威筋でがんじがらめですなく「いつも楽しくなくちゃ」と印象的な応対でした。加飾にも多くのギャラリーの関心が集まり、シンプルモダーンに疲れてきたのでしょう。

運営スタッフの印象では、各位万全な準備や配慮が行き届き、小言・クレームがでない運営でした。

初回以来、作品展示を「個展の集まり」として尊重しており、アナンス拡声なし、騒音・ゴミを出さずがコンセンサスです。トラブリル、アクシデントに繋がる兆候や危険は関係者がその場で抑え、穏やかに不審妨害も取り除きます。

■ 催事二年空きで準備が整い・作品も上々

コロナウイルスパンデミックから困難な立ち上がり二年でしたが、「小言クレームがないフェアー開催だった」充実していたというスタッフの感慨も聞こえてきます。

多くの来訪者は、購入意欲があり、好意的な応対や楽しみで足を向けられ、参加出展者・協力スタッフの尽力を受けとめてくださりました。上出来の開催運営が評価されたという印象を強めました。40年の軌跡は、名催事・新傳説に近づきます。個展の集まりは良識が優り、ゴミが出ない、トラブルもなく数万人が行き交う_まさしく前例・実例がないのです。

「俺吾も彼処へ出て楽しもうぜ」呼ばれないけどハイクラフトセンス・共演意識が拡がりつつあります。出で立ちフリー、またお出ましください。

■ CFM 1985年実施記録の改竄・誇張

本年発行機関誌「掌2024 」クラフトフェアまつもと40周年記念号には。1985年以来の参加出展数がグラフにまとめられています。実際は三十数名でカラーフィルム一本分の撮影でした。数年後、長野県商工部 匠の里プロジェクト補助金のために申請書類を膨らませたものです。関係スタッフの工房運営規模も水増しされています。

※ CFM30年アーカイブス資料ファイルのコッソリ抜き取 り

 1985年以来、約6万点の運営記録アーカイブスを作成してきました。30周年記念誌編集のためにNPO 松本クラフト推進協会2014 事務局から依頼されて貸出した3箱の記録資料ファイルから、第一回開催 1985年出展記録の写真・文書と 「manu 掌」3号と5号が抜かれて返却されました。他に会場の当時者記録がないので貴重なもの。

発行物には、撮影画像のクレジット記載もせず印刷されており、出所帰属も明らかではありません。写真プリント・フィルム・文書を抜き取りしたのは、閲覧できた関係者数人だけです。歴史上の著作記録盗難に時効は無く、小職のファイル作成作業記憶は鮮明です。直ぐに返却しなさい。

ⓒ Kurayuki Abe, 2004

All Rights Reserved.  No Business Uses.

複製・変形・模造・転載作り変え・画像転用・ロボット、Ai無用、業務利用を禁じます。*不許自動翻訳

 

木の総合学研究2024  CFM 「クラフトフェアまつもと40年のアーカイブス記録」

▼ お気軽に一言コメントをどうぞ

次の記事: