「木」と健康「木識・木学」

木材カブレ・アレルギー_臨時WOODインフォメーション2017 

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

ご注意: カブレ ・炎症・アレルギーを起こす「漆(Japan)・カポール・アュース、パープルハート・イロコ IROKO(Brazil)・米杉REDWOOD(USA)」

樺細工表面貼りにパープルハートが使われているサイトがあり、健康被害につながるのでお知らせ板します。
この綺麗な紫色の木材は、激しいカブレを起こすことがあります。嘗て、千葉大学木材工芸科実習で学生全員がカブレ、病院へいく事件がありました。
最近また輸入木材商が販売しており、中南米ブラジル産バイオレットウッドPurpleheart を家具、内装、フローリング、化粧用単板、工芸用などに出回っています。今年のクラフトフェアまつもと出展では、アクセサリー・食品カットボードにつかっている二名のクラフトマンがいました。大阪の木材販売会社から流通しています。

一時期、米杉RedWoodは、建築・建具材として多量に使われていましたが呼吸器系に健康被害がでて流通が止まりました。現在でも、住宅建築・建具材に輸入販売継続している長野県の木材会社があります。

イコロは、硬質で耐久性にすぐれていたので屋外遊具に使われていたことがあり、カブレが発生しています。東南アジア材カポールは、ヤニ多い材質で、削り粉を吸うと喉に風邪引いたような苦しい感じになる。

アユース(Ayous.Obeche アフリカ産)の鋸屑粉が気管にはいると炎症をおこすことがあります。
一般に木材は無害、安全なものがほとんどですが、例外的に数樹種は、体質や人工環境で強いアレルギー反応がおきることがあります。斧折れ樺の鋸粉は、苦く目がチカチカしますが健康被害はないようです。樹木は、微生物・昆虫の寄りつき喰い荒らしを防ぐ忌諱、抗体部質を分泌してガードしています。20170531追記

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