ジョイントシステム | 産業イノベーション
光ファイバー20年かかり引き込み工事終わり、ネット通信回線20倍速
阿部蔵之|木とジョイントの専門家
ジョイントシステムは、ワイヤーコネクションから「ファイバークローザー」へ変化
光通信が実用化されてた当時に比べると、驚くほど小型微細化が進み、配線接合機材はずいぶんとシンプルな機構になりました。メタルワイヤーに比べ、取り扱いが繊細ですが、現場作業を効率良く仕上げるパーツ・治具がコンパクトに揃い、プラモデルの組み立て作業の印象。工事は、嘗ての電話工事に比べると、架線接続・室内配線・ルーター接続、設定まで、電気工事・壁工事・PCワーク・通信を含む複合業務にも見えました。
電工・大工道具・電子工具・パソコン・通信機材まで工具箱やバッグ類が数個あり多能工。使いこなしてジョンイントワークが手順良く出来る工程をみて興味深く、いろいろ工夫があり、感心しきり。新しい技術には、新用語・ネーミングが沢山生まれ、接続作業はケーブルコネクションから、スリーブ状のカシメとフックで固着されています。
ジョイントシステムは、現場工事の作業性・安全性・機能性から改良されているのですが、むき出しになる配線パーツの環境対応・造形デザインや耐久性への配慮はこれから洗練されていくのでは。
携帯電波圏外だった頃、圏外という僻地・秘境のイメージがいつの間にか、どこでも通話可能な地域になり、山里も電磁波が飛び交う5年あまり。今度は、光電話への切り替えのお奨め。
契約軒数が少しでも多くないと工事も採算割れ、PCを使わない家が多く、いよいよ山間部の取り込みが始まりました。20数年前、建築当時に光りケーブル用の予備地下パイプを埋設しておきましたので引き込みはスムーズ。昨晩から、ADSLから光回線へ移行。
速くなっても、仕事が増え無ければ恩恵効果はさほどではなく、電波がどんどん増えて浴びるのは身体に好ましくありません。脳細胞のシナプス結合が電界で影響をうけるからおかしくなるんじゃないかと。携帯電話電波が10年遅れ、ADSLは5年、光通信が20年マチでようやく普通のビジネス環境となる海抜1,300mmも都会と同じビジネス環境となりました。接続・ジョイントシステムも新技術でどんどん変化します。ケーブルは細く、屋外架線の被覆特装がないので鳥や雪氷、紫外線で山間部では損傷が早そうです。
ⓒ 2013 Kurayuki, ABE
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