師走の木花 蔓梅もどき
最後の山桑の枯れ葉が舞うと林間が透けて急に森が明るくなります。夏の間は透けて見えない樹景が拡がります。
日だまりの山道を小走りしていると引退した元郵便配達人のご夫婦に出会いました。正月用の松枝の切り出しに。松の木の近くに蔓梅擬が絡み一際目立ちます。二枝落としてもらい帰宅して接写。冬の到来を告げる情感溢れる木花です。少し皺が出てきた頃が梅干しにみえますね。日暮れが近い午後の日差しの中で艶やかに映えていました。鳥さんが忙しく枝渡りで行き交います。
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