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生命維持オーガニック微細放散物質の徐放 天然ヒノキ「枝葉束 Hinoki Vihta」初物 |木香精油・芯央樹脂分の殺菌・抗菌・除菌作用をウイルス・細菌感染抑止材に利用 | パンデミック近づき、花粉が飛散する前にできる入り口防疫処方 | 気が付かないことを、見えないものを明らかに 木の内科 – 65
ウイルス感染肺炎の拡がりがトップニュースで続いています。特効薬が完成し収束するまで、身近な自然の衛生防疫材を活用することで非常時防疫対応、ヒノキ抗菌専科の出番。花粉飛散の前に、針葉樹の原木・原始力を利用する伝承の民間処方。
先ず、入り口で侵入感染しないように除菌気相を造り、樹木のもつ殺菌・抗菌作用が強い葉先や内皮・枝節を削って、人が感知出来る木香・匂いの成分放散を持続させます。枝節から幹芯央まで含まれる微細放散物は微量ですが、テルペン類香気成分は動いています。
天然樹木のもつ抗菌力・抗体の強さを実感できる希有な感染防除の実証タイミング
春の芽吹きまで待てません。葉が茂り空気が清浄される夏まで、針葉樹枝葉のメディカル効果治験をはじめました。微量放散成分には、嗅覚ではわからないものが多く含まれています。人間や多くの生き物が森林に育まれ、空気を清浄にし、バイ菌からも護られていることも改めて知る好機となるでしょう。忘れかけていますが、大昔から、森林環境や植物は、動物の生存基盤でした。それはさておき、成分が空気中に一定量浮遊している状態がのぞましい。
動けない地表の樹木が生成分泌する抗菌・除菌:耐菌・抗生物質
葉・枝節、内皮・辺材、芯央に蓄積含有して、損傷を受けたり、虫喰いが発生すると感知して抗体色素や治癒物質を滲み出し、放散をはじめます。.樹木自身のセルフキュア細胞スイッチが働く。太くなり、成長とともに芯央に蓄積される抗体物質が材色に見えるのです。(芯材部に色素を集積しない樹種もあります。)
樹皮層には脂分泌体があり、内皮木肌層は檜皮色の抗菌色素を生成し、枝芯や節に色素・樹脂成分が蓄積されます。幹芯央は淡紅色です。
見えない、匂う微細放散物質の抽出物
ヒノキ葉とヒノキ幹材の精油 水蒸気蒸留による(現在も製造販売)
光合成、肥大成長、落葉で極微量な周縁に被圧するテルペン類を放散しますが、人が感じるレベルではなく、匂うのは傷をつけたり、開花時期だけです。針葉樹体は枝節、広葉樹は株下根元に生成や蓄積を担う分泌組織ができ、抗菌・抗体反応や治癒の仕組みは異なります。傷口を塞ぐ脂分は、樹体内に分散している脂ツボから滲み出してきます。脂は、空気に晒されると白化して固まり、かすかに香気を感じる程度です。
檜材は腐りにくく、経験的に病菌類感染を抑え、鼻孔や呼吸器官に直接影響して抗菌・免疫を高めるほか、香気は脳をリフレッシュ。リラックス、ストレス緩和作用なども知られてきました。木製建材では、優れた健康維持のイメージが定着していますが、香気オーガニック成分をとりこむ、すっぴん木肌、自然乾燥材そのままの使い方が望ましい。合成化学工業マテリアル、塗料・内装材には、人体に影響する有害成分が潜みます。
殺菌力のある樹木精油 「ユーカリプタス/ ホウ油 / Abes Oil」
「木」と香 『「木」と香料の科学』
木の大学講座 第2期 講師:浅野三千秋 高砂香料工業株式会社インターナショナルコーディネィター
100万年以上も生き延びてきた針葉樹「ヒノキ科」生命維持は「抗菌・治癒力」菌・虫・鳥類を寄せ付けない樹体
天然ヒノキの抗菌・抗体力は強く、木の国ジャパンでは、経験的に檜芳香は体に良いものがあること知っています。食品分析結果では、ブドウ球菌を 99.9%除菌したレポ、伐株や板材が幼稚園でのインフルエンザ感染を抑え症状を軽くしているという実際のケースがありました。2019年夏、学生時代同期の木製育児家具メーカー専門職の経験談です。樹皮は強靱な多層外皮で鎧をつけ、内皮は脂分泌、抗体ガード。白太辺材、芯央ともに香気成分・精油を蓄積して虫黴び菌類の侵入を防ぎます。
周縁の林床は雑草もなく、放散するフィトンチッドで他の植物は生えず、昆虫や菌類、鳥を寄せ付けない被圧デフェンスエリアがはっきりできます。
室内の暖房加湿・木香蒸散対策
ストーブ暖房で出来る湿度調整・檜葉エッセンシャルの湯上げ室内蒸散は、簡単なインフルエンザ感冒対策にも効果的です。教室での体験があります。
5月の白樺枝葉束「Sauna Vihta」 バーチ抽出物で腐朽菌は繁殖しません。
6月の朴葉 殺菌力のある葉・樹皮、芯央部には黴虫がつきません。
春の新緑から梅雨期には、広葉樹の抗菌性物質の放散がはじまり、ウイルス・細菌感染拡大も収束に向かうと推測します。谷筋では、白樺の新葉、朴葉の開花で抗菌力の強い香気が漂うほど。夏に向かうと、太陽光えお浴びて多くの植物が生命活動する自然林内では、清浄な自然界の衛生循環の仕組みがもどります。
■備考
ヒノキ枝葉、節、幹震央には、α-ピネン、リモネン、α- コバエン、ネロリドール、キュベノールなどの成分が明らかにされ、放散・抽出物質は、まとめてテルペン炭化水素化合物として表現されています。ヒノキチオールは、台湾ヒノキ、ヒバの抽出物です。ヒノキ枝葉、芯央材の微細放散物質はこれから解析していきます。
■ヒノキ枝葉束ネーミングについて
「ヒノキ枝常緑葉の束」は初物です。フィンランドにはサウナ用タタキ「白樺ビィータ」があり、ジャパンヒノキ束は振り動かかしますが、同じ枝葉束ですから、名付けて「Hinoki Vihta」。生葉枝節の高度利用に、杣キコリのアイデア商品化も近いと思います。
葉は、先端切り、叩くより振り回すほうが放散が良好です。「Vihta」は、白樺の若葉を束ねサウナで肌を叩く浴室用具、血行循環を促し、肺や心臓によい成分を吸収するフィンランドの生活の知惠です。白樺葉・樹皮には微量のワックス成分があり、保健、保湿美容効果があり、春の樹液水は保健飲料に。
人間の生存は、生命健康維持だけでなく、歴史的、経済的にも森林・樹木に依存し、その恩恵で暮らしてきました。今起きているウイルス・細菌感染を抑え込むには、いろいろな処方が試されます。
自然素材のもつ医療効果を活かす「キュア・メディカルウッドワーク」では、快適さをつきとめ、休息・睡眠を深める機能性マテリアルを見定めます。クリーンで疾病を抑えるだけでなく、体調を回復させ、安全な住まいを維持できることも見えてきました。未来世代にも無理をさせない、体の自然を取り戻す暮らし方なのです。
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木の総合学研究 2020 「ヒノキの殺菌性微細放散物質と枝節の樹脂蓄積」「生命維持物質オーガニック成分のキュア・メディカルウッドワークス利用」