「木」と信仰「木」の神秘不思議木と人間の関わり森林飛翔体あらみたま

天然林の大木伐採現場に飛来する「あらみたま」双頭対体の出現 | Dual and twin forming flight of the super narural being ARAMITAMA, amazing appearance of brlliant-red balls by big tree-felling in semi-primeval forest. |高速で飛翔し方向ターンする無生物のかんばせ_人知が及ばない、見えない異界の動きを明らかに。 森林飛翔体の調査研究続行

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

人がほとんど入らない自然林の大木には、様々な生き物が依りつきます。目にはさやかに見えないけれど、確かな気配で察知する事もあります。天然の森林樹木には神秘な力や「ツキモノ」があり、古来から信仰や祭礼習俗の対象ともなりました。見えない無生物や神霊も寄り添います。奇跡的に飛来軌跡まで写り込みました。

 深山大木の伐採現場では、不可思議なことが起きたり、目撃・体験談も多くありました。森林内浮遊・飛行物体の飛来出現を待機して山中谷間の撮影を重ねていますが、突如人が集まる伐採作業現場は有り得ないもので、その異変に気づいて駆けつける山之神々は、様子を見にくる遊行ではなく、監視警戒モードで「森番のパワープレゼンス」ではないかと直感します。山の守り役は、察知すると急行し駆けつけ、荒ぶれる「あらみたま」_湛タタエ祟り「おっかない」とされてきました。

山中で偶然に遭遇する体験とは違い、多くの人が伐採作業現場を見学して最中に飛翔体の出現実写シーンがあれば、見えない存在の実証とその動きを知ることができます。偶然の遭遇ではなく、出現を待機して作業開始直後に連続撮影タイミングが合った画期的な成果なのです。

■コンテンツ

①鮮赤色球体_ツイン編成飛翔体の出現・飛来 2001年秋

・画像から読み取れるもの_飛来図と伐採見学現場記録

・飛来図_飛翔形態から想起される造形的イメージ・巴紋のルーツ

・木挽職人の大鋸・三つ巴紋藍染め抜き半纏

② 瘤栃350年生の新月伐採見学で現れた滑降する白い飛来球体 2008年秋

・栃の王国 巨樹新月伐採見学会「瘤栃二股・350年輪巨樹の伐採」

・製材見学販売記録別途

 

 人里から離れた山中での自然林樹木伐採では、何かが起こりそうな気配が濃厚に感じられるものでした。古来、木樵人に言い伝わる森林飛翔体の出現を待機して、伐倒現場作業の実写記録を重ねてきましたが、 2001年・2008年秋_奥会津地方での出現を記録しましたので。その実写記録の一部を以下に記載します。

① 天然林栗大木_伐倒見学現場の飛翔体_複数編成の出現

出現

飛翔体の素性について

① 太陽自然光より明るく、高輝度・双頭一対の飛ぶ球体の編成飛行(ツイン・ダブルフライト)

② 球体の鮮赤同色 / 球体の直径 : 約15-16cm_核はない、シンプルな構造にみえる

③ 航跡:手前東谷側から上がり、同時ターン_方向変換してカメラに向かい、谷下へ戻る動きまで

④ 飛行速度:約70km~80km/h 程度_シャッタースピード・飛距離と被写体深度からわり出せます。

⑤ 発出拠点や静止居留する塲所、音なしの飛行エネルギーは、未知の領域です。一体どこからきたのか。

■撮影機材:MINOLTA   CLE 28mm F5.6  /カラーネガフィルム ASA S400

・現像プリント:シンエーラボ(松本市)_フィルムの状態が良く、階調のカラー分解やイメージセンシングによる解析で正体を科学的に明らかにすることが可能になります。

■伐採作業の内容:天然林「栗の木_約150年生(200年輪)」新月伐採・製材見学会 (南会津郡舘岩村オクラ木材有限会社主催)

・日時:2001年 10月14日 午前9時30分 ・伐採現場:舘岩村水石_谷側東急斜面 ・作業員:オクラ木材社員 6名

・参加者:22名

 この研究レポートは、普段は樹木伐採現場で見えない物体の出現・飛来を予測し、秋の新月間近の晴天日朝方_東谷間の急斜面で待機し連続撮影したものです。

四つの鮮赤球体が揃い_ゆらぎ飛ぶ編成飛翔体で出現してカメラを向けていた小職の前を飛び去り、谷間へ下る一瞬の出来事でした。時ならぬ異様な光景が起きていても、「知らない・見えない・不可思議なもの」は、あっという間に過ぎ去ります。複数の個体は、特長や形質が判り、まとまって出現していることなど、重要な知見を導くでしょう。

■ 飛来図_飛翔形態からの想起される造形的イメージ 生命の相印「巴」紋ルーツ

(生命のダイナミズム_相印「巴」紋のルーツ)

■木挽職の半纏「大鋸に三つ巴紋」藍染め抜き

「栓」の大木 364yrs. 会津山口産出材 /オグラ木材製材見学会1999年12月

木挽職・林 以一 による墨付け 99/12/03   (鹿沼建具製材組合製材工場にて記録撮影ABE)

■木挽き職の墨掛け始め

大木の樹体を切り分ける鋸挽き仕事には、樹霊の鎮めと授かりの拝礼を執り行います。使う「墨壺」を差し出し、御神酒をあげげてから作業にとりかかります。樹体の霊力を鎮め、生命体への畏敬の念ともに、木材が暴れないで素直に挽き終わることを願うのです。

 伝統の木挽職人の正装は、「大鋸に三つ巴紋」藍染め染め抜きでした。生き物を扱う人々は、厄除け・安息慰霊と安全作業を祈りました。

上記の鮮赤球飛翔体のアラミ魂が途中で方向転換して引き返した辺りには、木樵が御神酒が振りかけましたから、突き進まず、慌ててターンしたのではないかと考えました。

「巴」紋には、人魂を形象し、霊力やが備わるといわれます。荒ぶる神霊のルーツひく「印し」「紋章」でした。

② 瘤栃350年生の伐採見学で現れた滑降する白い飛来球体

二股上部に山側から飛来通過している航跡が見えます。

瘤栃巨樹の伐採作業見学会記録_ 2008年10月28日「山と木の集い」主催

伐採作業内容:栃の王国 巨樹新月伐採「瘤栃二股・350年輪」 参加者16名

伐採作業:木樵  五十風 馨 / 手元作業:諏訪孝彦、北村作男 / 案内:武石文敏・五十風善徳

■解説及び記録資料作成:阿部蔵之

 人里から離れた山中での自然林樹木伐採では、何かが起こりそうな気配が濃厚に感じられるものでした。古来、木樵人に言い伝わる森林飛翔体の出現を待機して、伐倒現場作業の実写記録を重ねてきましたが、 2001年・2008年秋_奥会津地方での実写記録の一部と解説を記載しました。

■ 森林に出現するという「アラミ魂タマ」は、飛翔物体や民俗歴史資料は多く残されています。古代諏訪ミシャクジ信仰や岩手県に伝わる神々が遊ばれる林域や降臨する喬木を「湛タタエ木」「局ツボ」といい、「森林内飛翔体」は、多くの地域に出現していて、「荒ぶれるあら御魂」は。伊勢神宮第二の大きな別宮「荒祭宮」に祀られています。「現れる御魂」「荒ぶれる球(玉)」という姿からもきているのではないかと考えます。

■ 昔からの言い伝えや俗信のイメージは、「玉・魂」ですが、この実写記録からみれば同じような形です。現在の科学では、信じられない、説明出来ないもの_ 山人は、異界からの出現を怒り荒ぶる姿を誡めと考え、里人は祟りを畏れて鎮めの儀礼や神霊への祭祀をしていたのです。神秘・不思議なもの_信じられていたものが実在することを証明できました。

得体の知れない、説明不能で真っ赤な飛翔体が出現すれば、霊威を感じて恐れおののき、イメージが形造られてきたと考えます。

■光り赤色輝度_浮遊飛翔体の球体構造_方向転換の仕組み、ツイン編隊の制御、飛行速度_空気抵抗スルーなど、いずれも説明がつきません。どこで感知して指令待機するのか、物理的属性は想像をはるかに超えています。

●魔除け瓦紋  日本家屋の屋根に三つ巴をあしらい、自然の脅威から住まいの安全を祈願し役物に仕立てました。祈りの印しを尊ぶ時代様式があったのです。ABE R皐月:2024/05/08

あらみ玉は、確かに存在することが明らかになりましたが、次に遭遇するチャンスには、天然林内巨木の伐倒現場作業に立ち会い、再出現するタイミングを待ちます。

■ 九州の広葉樹天然大木消滅

2001年秋の栗大木伐採見学では、遠路、佐賀県・福岡県から参加された熱意の方があり、「九州では、広葉樹の天然木伐採を観ることが出来ないので、山中の伐採や作業の仕方を観たい」というでコメントを拝読。20世紀末には、九州の広葉樹大木が消えてしまったことが判明したのです。遠来のご参加者から、地域林業や木材資源の払底を知り驚きました。東北の山々では、沢筋に生き残る大径木がありましたが、20年が経ちますと木材市場でも姿を消し、めっきり少なくなりました。天然林に生き残る飛翔体が気がかりです。

ⓒ2022 – 2024 , Kurayuki Abe

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木の総合学研究2022 「自然森林内飛翔体_アラミ魂の出現・飛来記録」「巴紋の由来_初源イメージと形象_造形的ルーツ」

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