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激しい針葉樹・抗体材色の分泌、最も強い木香放散_びゃくしん・ハクジのまだら高彩木理|The most intensive secretion of vital substances with strong fregrance of Biyakushin Hakuji HINOKI family |好感度が高い香木類ヒノキ進化樹 木の内科 -114
強い抗菌力、抗酸化活性をもつ材質には、生化学物質ヒノキチオール_トロポロン化合物 β- , γ-ツヤプリン等が含まれます。鮮明な紅紫褐色の材色は、白地が斑マダラに現れ、強い木香を放散します。
「白地ハクジ」柏 樹名は、芯央赤身にできるマダラ木理由来です。
枝元・入節からの抗体分泌_取込み
激しい枝元・入り節から芯央への分泌 _乱れる年輪整序構造
野生の自然樹に出会う事がなく、専門書には、植性や分布地域・細胞構造の記述があり、樹性や材質・物性は不明です。樹体内芯央の鮮烈な「赤身マダラ入り」は、類似がありません。
強い抗菌性がある自然素材ですが、工藝・医薬への利用や民間伝承も少なく、強放散木香成分は、黴・虫除け防御作用あり、更に抗ウイルス効果があればヒノキ科ヒノキ属の系統は完璧です。
樹木が自分の身を護るために造り出す生化学物質には、材色から赤身紫系と蒼緑、黄色、黒、茶色、淡色無地のものに大別されます。日本の樹種は、針葉樹・広葉樹それぞれに香木類が多いのです。
まだ十分に解明されていない有用な自然物として期待できる日本産針葉樹香木ですが、専門職も見たことが無い木理です。芳香成分は、濃厚でヒノキ樹脂や杉脂を混濁した印象で、ネズコ・ヒバよりも強く、上品な香気を放散します。抗菌作用、睡眠導入や健康環境、精神安定効果があるので木端も棄てません。
放散される木香は、ヒノキ樹脂成分に混濁した鼻孔につまるトップ・ミドルノートがあり、精油は、この中信地方のサンプル材を集めましたので、これからの抽出です。
江戸時代には、庭木鑑賞園芸樹木として山採りされ持ち去り、明治時代以後、最上の鉛筆用材として伐採が進みました。(東京鉛筆。岸和田鉛筆 明治初期から明治14年には製造産業に発展_木材の工藝的利用)植木業者・愛好家間で取引されてきましたが、今まで山中の自然林では見掛けませんでした。
史料によると、天然檜にまじり、赤松樹林に姫子が現れるように、多様性や進化が群生内で起きる生育混在を教唆キョウサしています。多様性を引き継ぐ類種が出現するのは、天然林相であることが読みとれます。育種苗木植林、高度経済成長期の拡大造林政策で、檜の天然林木は伐り尽くされました。
「びゃくしん」史料
具木名
「具木名 」108種 芳香木が上位に列記されています。
「新撰類聚往来 中巻 「具木名」 室町中期、明応~永正年間 1493 – 1520
当時は神聖なものとして扱われ、虫が避け、抗菌性もあることを経文に仕立てました。
香木類
和漢三才圖會 巻八十二 香木類 栢杉 木百 柏 {江戸後期 正徳二年1712 編纂版本)
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木の総合学研究 2023 「針葉樹香木類ハクジの激しい抗体分泌_強い抗菌力と木香放散」「枝元入節からの抗体取り込み_ツインバルブ細胞による冬目芯央への分泌」