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誰も見たことがないホウの木の分泌中枢| Nobody knows the secretion core of HO tree_wood, amazing the vital bio-chemical reaction. |株伐り下げで見えてきた抗体生成・分泌機能の仕組み_地下で生成されるバイタルケミカル 木の内科ー112続
前稿に続きます。
❸ 中枢の鮮明な細部変化_芯核・抗体の集中的分泌を可視化
芯核の色変_内部分泌の輝き
短い時間ですが発光しているように見える部分もあり、不思議な生命活動を感じます。鼻孔につまるような木香の微細放散があり、緑色生材の匂いは濃厚です。朴の花は大きく、強い芳香で一本あると谷間で匂うほど_ベースは、この分泌部放散に近い感じです。
抗体分泌腺・結合組織の周縁_紫色の分泌域は、生物活性物質で抗菌力が強い同じモクレン科辛夷コブシの入り節・端節ハブシや芯央の色変にソックリです。
・辛夷コブシのダイナミックで鮮明な樹体内抗菌・治癒力 木の内科-36
http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/20345
❹ 樹体自重を支え、圧縮応力を受けとめ、中枢を保護する靱帯組織「斜め圧縮シンバリ」
圧縮応力レイヤー 横隔筋_樹体を支える靱帯を形成
カットサンプルでは、分泌腺周縁の色変化、光沢の違いで挙動が鮮明に浮き出てきます。ホウの木の抗体は、株下中枢からの複雑な分泌腺を統合した器官から滲出し、末梢から上層へ供給されています。
分泌された物質が樹体内を揚がり、巡る仕組みは、地下の導管経脈ではない、浸透圧・電位差・圧縮積層靱帯の結合組織で物理的な力が関係するのではないかと考えます。
中枢分泌、周縁にできる副分泌腺、抗体生成組織は、器官や臓器のまとまりイメージがあります。上部枝元や中間に設営される端節ハブシ端末ターミナル細胞なども統括している高等な生命維持機能が見えてきました。
和漢方薬になる厚朴コウボクは、樹皮にある薬理成分 Magnolol を含有したもので、苦いのですが、この分泌緑色物質も同じようなケミカル物質とみています。地下の有機物生化学工場ですね。植物が自分を護るフラボノイド:ポリフェノールに抗菌抗体を調剤_虫黴動物を寄せ付けないものを分泌しており、ミニデバイスが集積した複合分泌器官とみえます。因みに、タンニンも同類です。
白太辺材部は、後から肥大成長すると同時に芯材も活動し、古い部分という先入観が間違い。
林学・木材学専門教科では、「心材赤身は活動をやめた、若しくは、死んだ組織であり、木材は遺体である」と教えてきました。広葉樹は、芯央部や枝元_株下根元の分泌源、材色の移動を観れば芯央の生命持続活動はリアル鮮明です。伐られても内部組織には変動してバイタルサイン生命兆候は鮮明に顕れます。
芯央部からは、抗体の派出が続き、樹体の存立を続け年輪は自重を受け捩れ歪み、収縮や屈曲を続け動いています。芯央色は、赤身だけではなく、黒・黄色・紫・茶色・ピンク・淡褐色などもあり、緑蒼色ホウの木は独特です。
ホウの木の芯央部緑蒼色や伐り下げた分泌中枢を見ていたらば、活動を止めた部分とか遺体であると教えないでしょう。欧州では、ホウの木やヒノキが生えていないのです。針葉樹は、逆に、抗体・生命維持養分を枝元入り節から冬目に取り込み、芯央部へ吸収されます。
ホウの木の樹性・材質_評価チャートダイアグラム
使い物にはならない海外のお手本・ドイツ学識
明治8年以来、ドイツ林学・木材学を必死でお手本にしてきたのですが、日本の学識研究者は、実際に樹木を伐採し、現場で切削したことがないので似ている樹木が後発生の新世代とは考えないで凄いと評価してしまった_多様性に富む固有の性質を亜種とか変異で片付けました。似て非なる「ズレ」があるのに先進の学術成果と思い込み、当てはめようとしたのです。
氷河期の後からの、一万年ほど前に地表に現れたヨーロッパ森林樹種は、百万年以上のシニア日本樹種・植性とは似ているようにみえますが、進化による新卒で、樹性は選別整理されており、複雑さが残存してないので調査研究成果はまとめやすく、パラメータが少ない。この多様性のズレに気がつかないまんまです。
国内産出材は、カバノ木科だけでも 10種_材質の違いで赤白あり、氷河期後の限られた樹性と百万年以上のシニア樹種を同等扱い、混同してはいけません。バイオダイバーシティに溢れ、桁が違う多種多様な樹木世界なのです。
※ホウの木 出現の時代:鮮新世 500-258万年前 「遺体植物 生ける化石植物 本邦産遺体植物目録 」 三木 茂著 1955
本稿では、芯央材色が株下深く分泌中枢から抗体・養分が送り出され、生命活動が持続していることも明らかに出来ました。葉も芯材も動き、バイタルサイン生命兆候そのもの。緑蒼色は、まさしく生命力の材色です。
❺ 蘖ヒコバエ 再生循環_活発な天然林の更新伐り株
伐採一年目の天然杉混交林
ホウの木天然林
自然更新林 70年生
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木の総合学研究 2023 「ホウの木の株伐り下げ_地下中枢分泌部の動き」「ホウの木蘖ヒコバエ 伐り株から樹立再生」