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樺・BIRCH 総合的な視点からのアプローチはじまり 「木」のベストブック−10
阿部蔵之|木とジョイントの専門家
生物・材料・家具・建築・医療・芸術分野における「木と人間の関わり」を従来のカテゴリーを越えて総合的にとらえ、樺・Birchの諸相を展示構成。世紀末にスイスでも横断学的な見方が生まれ、樹種素材を編纂した先導的な企画が実現しました。
「Die Birke – Bedeutung und Werkstoff in Design und Kunst」
「樺 – デザインと芸術における意味と材料」
von Alfred Habitzel 1996, Verlag Niggli AG, Basel
ISBN 3 -7212 – 0297 – X p.118 Deutsch, 200 x 270 x 9mm Paper back SF30.00 (¥ 7,000 – /JPN 1996)
「Die Birke:樺展」Swiss 1996
・Kornhaus, Bern 26.March -21.April, 1996
・Design Center Langenthal, 25.May – 9.June.1996.
Inhalt 内容
Wie es zu diesern Buch Kam この本がどのように出来たか – 7
Die Birke – der Baum, das Holz 樺 – 樹と木材 – 12
Die Birke in Finnland フィンランドの樺 – 28
Die Birkenmöbel 樺材の家具 – 52
Die Birke in der Architekture 建築の中の樺 – 64
Die Birke in der Heilkunde 医療に使われる樺 – 74
Die Birke in der Kunst 芸術の中の樺 – 116
Anhang 付記 – 118
この他のベストブック
「Celebrating BIRCH,The Lore,Art, and Craft of Ancient Tree」
by The North House Folk School ,Grand Marais, Minnesota 2007,
Fox Chapel Publishing Co., Inc. PA,USA
ISBN 978 -1 – 565323 – 307- 2 p.177 218 x 280 x 15mm Paper back $24.75 –
CONTENTS:
SPONTANEUS COMBUSTION -ⅹ
ON A MISTY MORNING: Birch throughout the Ages – 1
BIRCH BARK – 9
BIRCH LORE AND LEGENDS – 73
BIRCH WOOD – 91
BIRCH’S BIOLOLOGY AND ECOLOGY – 141
CONTRIBUTORS – 177
「樹皮の文化」
名久井文明著 1991 吉川弘文館
ISBN 4-642-07542-9 p.250 ¥7,300 –
157 x 218 x 25 mm ハードカバー
目次
はじめに p.1
第一編 暮らしの中の樹皮利用 一 江戸時代以前の樹皮利用 – 10
二 近現代の樹皮利 – 36
第二編 日本樹皮加工技術の体系 一 伝統的樹皮採取法 – 96
二 伝統的樹皮利用法 -110
第三編 縄文時代の樹皮加工 一 遺物から観察される樹皮加工技術 -182
二 縄文時代から継承された植物生素材の組織方法 -201
(縄文時代から現代までの樹皮文化の実体を実証的・系統的に明らかにした名著)
「日本原始繊維工藝史」原始編・土俗偏
杉山壽榮雄著 昭和17年(1942) 雄山閣
203 x 261 x 25 mm p.156 ¥ 貳拾圓
・土俗編
第一章 原始繊維工藝の史的考察 -1
第二章 原始繊維組織 基礎編物の概要 – 6
第三章 繊維工藝と編物類 -17
第四章 内外繊維工藝 – 57
第五章 繊維工藝資料 – 76
第六章 結語 - 95
・図版解説 – 99
「Plainted Basketry with Birch Bark」
by Vladimir Yarish, Flo Hoppe, Jim Widess
ISBN 978 – 1- 4027- 4809 – 7 p.280 224 x 260 x 24mm Hard cover $24.95
Contents:
Foreword
Introduction – 1
Part Ⅰ Birch-Basket Craft, Histroy & Techniques – 5
Centuries fo a Living Craft – 7
Part Ⅱ Weaving & Basketry Basics – 53
Part Ⅲ Plainted Basketry Projects – 77
Part Ⅳ Gallery of PlaintedBaskets – 241
A Basket Weaver7s Glossary – 271
Index – 274
自然素材の尊重と伝統的技能の継承から産業新素材開発まで網羅した最新の知見は、樹木の再生循環素材としての評価を高め、さらに高度なエコ生存資源、環境マテリアルへ進むと予測しています。
日本では先史・縄文時代から織編み、道具作りや草木染めに樺樹皮を工藝材料として利用してきました。
因みに、日本産カバ科は多く、真樺(うだいかんば)白樺 ダケカンバ 雑カバ 目白 オノオレカンバミネバリ・八重皮 アサダ 水目が並びます。
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木の総合学研究 2014 – 2019 「樺の利用と総合的視点のはじまり」「樹皮文化と工藝」「自然再生循環エコマテリアル」「樺の本 ベストブック」
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