3才から織物をはじめ、ヘルシンキ織物手工芸大学を経て来日。北欧の名羊フィンシープで多くの創作作品を手がけ、北欧の織物を教え次世代を育成。手仕事をとうして フィンランド文化交流を進めています。
クラフトフェアーまつもと 1999 年から複数回 出展参加。優れた織り技をマスターし、テキスタイル伝統手法にモダーンな造形センスを融合。Finnsheep を使い高品位で練達のテクニックと共に日本的なモチーフもとりいれた幅広い作風が特長です。
視触感は、ほのかに暖かく、風合いが繊細でシックなカラーコーディネーション_厳しい北欧の寒さをしのぐために身の周りを快適にする工夫とデザインがしっかり織り込まれているのです。
① マフラー・平織り Muffler / Finnsheep 235 x 1,200 100g
② マフラー・綾織り Muffler / Finnsheep 270 x 1,200 112g
③ マフラー・平織り Muffler / Finnsheep 235 x 1,200 125g
④ マフラー・平織り Muffler / Finnsheep 260 x 14,00 125g
⑤ マフラー・平織り Muffler / Finnsheep 260 x 14,00 125g
⑥ プルオーバー Pull over / Finnsheep 丸首・Lサイズ 640g
⑦ プルオーバー Pullover / Finnsheep 丸首・Lサイズ 640g
⑧ プルオーバー Pull over / Finnsheep 丸首・Lサイズ 620g
(以上 1999年10月購入品 2014年10月収蔵皺あり)
⑨ ラグマット Finish wool 860 x 2,270 7mm厚 3.75kg 経糸:リネン、緯糸:北欧ウール
⑩ FINNMAT 北欧ラグ 600 x 900 8mm 厚 1kg 経糸:リネン、緯糸:北欧ヘアウール、リバーシブル
2005 /05 /29 ABE
FINNMAT 北欧ラグについて
「FINNMATの織組織は北欧フィンランドの伝統的な織技法で二重織でなくても厚みを出せます。その結果、リバーシブルとしても使え、お得な感じがするとのお声をいただきます。簡単に家庭で洗えるのもいい点だと思います。
FINNMATは、織物の基本的な条件から、直線の構成が主体です。経糸がリネンで緯糸はフィンランドウール100%の手織ラグです。キリムは硬いですがモダンな模様が特徴です。ギャベは段通(結び)ですので、表面が柔らか。テクスチュアは色彩と織り目と糸質で決まりますが、上品で織り目の美しさが特徴です。サイズは小さいですが、アクセントラグまたはデザインラグと日本では称されています。モダーン・シンプルの性格を帯びたデザインになります。」Erina コメント20141029
作品の種類 :
マフラー Muffler・ショール Shawl・服地 Dressfabric・コート Coat・テーブルクロス Tabelcloth ・テーブルセンター Table center・プレートマット Plate – mat・ランチョンマット Luncheon mat・壁掛け Raanu・プルオーバー Pullover・ポッパナバッグ Pooppana bag・スクリーン Screen・ ラグ Rug ・フロアーマット Floor-mat・段通 Ryijjy- rug ・他
「Finnsheep」 商標登録と教育分野の貢献
作品発表と並行して著作を重ね、トレードマーク(商標登録)品質表示もきちんと用意され、独自のクラフトワークの完成度を高めています。更に、手工芸作家として若手育成にも情熱を注ぎ、現在、国立愛知教育大学で総合造形・染め織り課程の教授として活躍されています。フィンランド語・日本語・英語・ドイツ語・スエーデン語 五ヶ国語を話せる親善通訳もされてきました。
天才は多作_エリナさん、お見事です。
FINNMAT クラフトフェアまつもと 2010 20100530AQ
*クラフトフェア・セレクション100 in 松本城1999 会場:松本城 二の丸御殿跡
(Oct.2 – 3 ,1999)右:大山 茂 *写真撮影:柳沢憲一 記録:AQ Design R&D. 阿部藏之
大山エリナマルケッタ OOYAMA ERINA MARKETTA 略歴:
1951 北欧フィンランドに生まれる
1973 国立ヘルシンキ手工芸教育大学(現国立ヘルシンキ大学)卒業後来日
1979 北欧の織物手工芸を日本に伝播するため工房を開設
1980 豊橋市青年商工会議所主催「30万人の個展」に参加
1985 豊橋版ギネス「外国語の会話を多く出来る人」に認定(五カ国語を話す)
1986 愛知県國際交流協会の依頼により「親善通訳」の登録
豊橋市教育委員会の後援で「市民のための裂き織り講習会」実施
各種団体の依頼により国際交流の一環として北欧文化を講演
1989 (財)クラフトセンタージャパンでフィンシープの紹介をはじめる
1990 永住権を取得
愛知大学短期大学部オープンカレッジで非常勤講師
愛知教育大学総合造形で染織担当の外国人教師に就任
1999 クラフトフェア松本、クラフトセレクション100 in松本城に展示参加
椙山女学園大学生活科科学学部で非常勤講師を2003年まで勤める
2009 愛知教育大学准教授 造形文化コース・染織
2014 愛知教育大学教授
著書・寄稿:
「一冊のノートから フィンランドと日本の工芸をめぐって」大山 茂・エリナ
CRafts FAiR 3 1989 第5回クラフトフェアまつもと 冊子
133 x 215 x 4 mm p.40 ¥500-
北欧の生活工芸文化について日本の基層・現状と比較しつつ解説。「クラフトを通すと国境もないし人間のコミニケーションも可能だし、本人の視野も技術も拡がる」「地方の子供でもインターナショナルの仕事をもって」「手で物を作ることは文明の基礎、ゆるやかな結びつきで連帯、草の根的な小さな結びつきから、波でもくり返していると段々おおきくなる」「フィンランドでは知識人がクラフトマンになることはなく、日本のクラフトマンは社会の現実に対して思想というか意見をもっている、そこが大切な興味あるところ」「フィンランドではデザイナー優先で量産品で満足しているが、しだいに工房作家も増えてきた。」「独自のフォルムや味のある制作品を発表し販売する木工家はいない。」「街中のマーケットや手工芸協会で小物を製作する人達はいます。主に、白木(ネズ・白樺・ポプラ・柳・ハンノキ)を生かした日用品、食卓にかんするもの」「共通するのは、木に対する愛情と文化です。」
1987 月刊「染織α」にフィンランドの織物 六回連、1997 「ビートヤーン」の紹介
2000 「Weaving from Finland」フィンランド文化事業団から出版
2003 月刊「染織α」に「創作論」執筆 、2004年より 造形文化の卒業制作展作品を紹介
2009 「Weaving from Finland Ⅱ 」を日本ボーグ社より出版
作品集:
「 Weaving from Finland フィンランドからの織物」2000
フィンランディア文化事業団 発行 ISBN 4-939141-01-2 C3071
p.104 215 x 304 x 18 mm ハードカバー ¥ 3,800 –
「ウィーヴィング・フロム・フィンランド Part 2」2009 日本ボーグ社
ハードカバー 215x305mm p.78 ¥3,800-
受賞歴:
1987 第二回ユザワヤ創作大賞展で金賞
1989 この年度より(財)クラフトセンタージャパンにて作品が多数選定される。
1990 日本民藝館展に入選
1998 日本民藝館展に入選、高岡クラフト展に入選
2003 日本クラフト展に入選
2005 (財)クラフトセンタージャパンに作品が選定される
個展・展示会:
1980 豊橋市「かきの木屋」
1989 東京有楽町西武マリオン
1992 熊本市「日本工芸展」参加
1993 豊橋市「ギャラリー48」
1999 刈谷市美術館にて「フィンランドのテキスタイル」集中展示
2003 京都市「マロニエ」、東京「ワコール銀座アートスペース」
2005 東京「ワコール銀座アートスペース」
其の他:
1997 卒業生 松下陽子のクウピオ手工芸大学留学に尽力
2000 卒業生 上田明子のハメポリテクニック(ベッテルホフ)留学に尽力
2003 豊田市美術館「アルバーアールトの住宅・愛知展」に参画
2005 小原村の愛知万博 一国フレンドシップ事業に協力
現住所:
勤務先:愛知教育大学 造形文化コース・染織
445-8542 愛知県刈谷市井ヶ谷町広沢1
・フィンランディア文化事業団
441-8141 愛知県豊橋市草間町字大応寺前 25
*このページ掲載作品は、出版本には掲載されていない1999年から2010年までのものですが、 作品の詳細・解説は追補予定です。
*個展 「フィンランディアの手仕事展・2014.10.31 ~ 11.09 終了
「美しいものはあたたかい」
Finnmat 手織りラグを40点 展示販売
coto.coto ギャラリー
松本市中央3 – 4 -19 中町 クラフト通り
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木の総合学研究 2014 – 2019 -2023 「クラフトフェアまつもとベストプロダクト」「染織」「北欧・フィンランドの手織りテキスタイル」
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