クラフトフェア工芸

西田健二 青白磁型打ち九谷モダーン クラフトフェア・ベストプロダクト-6.

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

型打ちの限界まで成形し、繊細で凛としたフォルムにチャレンジ。伝統九谷にシンプルモダンを吹き込む

 花弁のストリームエッジラインが美しさを際立たせ、青白磁の清楚な色調と共にスタイリッシュな形は周囲を引き込む存在感が漂います。次世代のオーセンティック陶工が手がける端正で丁寧な KUTANI MODERN。「NEOクタニ」を飛び越えて表通りへ。
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   成形型打ちは裏方仕事ですが、表舞台で名前を飛ばす著名な作陶家10人の高度な要求・ボリュームをこなすことにより、トップレベルの造形エッセンスや伝統に潜む深奥なものを引き寄せ、自分の創作へ結び付けて飛躍する機会が必ずやってくると思います。重厚で華やかな装飾伝統工芸九谷の本流にあり、プロの世界で錬磨されている次世代の才能が素地からの作陶を目指し開花しつつあると感じました。クラフトフェアまつもと2007,2009 参加・出展優秀作品です。P1090999-1

青白磁花びら平鉢  (浅)147 x 30 mm 197g  @ ¥2,500-  五枚組

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青白磁花びら平鉢  (中)154 x 55 mm   252g    五枚組
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青白磁花びら平鉢  (深)155 x 60 mm   240g    五枚組
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青白磁花びら大鉢   200 x 77 mm     523g

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青白磁猪口    63 x 40 mm    47g
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青白磁蕎麦猪口
・69 x 71  119g
・73 x 80  160g
・74 x 68  142g
・74 x 73  145g
・76 x 68  149g
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青白磁筆置き   二山  27 x 35 x 73mm    83g
         三山     27 x 95 x 31mm    98g
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青磁一輪差し   角 25 x 25 x 368 mm     299g
                  三角 25 x 29 x 392 mm    247g
 この他、花器・合子・小皿・水差し・酒器小物・茶道具を出品。九谷伝統技能の工人家系に育ち、高度の技能や感性を継承している作者の資質が優れていると感じました。型無しの学校で教わるののと違い、親方筋をもつことは基本を身体記憶し、振る舞いや作法などあらゆる面で継承する重要な意味があるのです。工房の運営・生計を確かなものにし、本質的な美の世界を受け継ぐことになります。上絵を超越し九谷モダーンの新時代を切り拓く存在となりますよう。形で勝負する意気込みが伝わりました。
*自然光
早朝撮影
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 第25回クラフトフェアまつもと2009 出展    20090530AQ

西田健二 にしだけんじ 略歴:

1973 石川県寺井町 九谷焼絵付師 西田伸也の次男として生まれる
1989 県立工業高校 工芸科窯業コース卒業
1992 父に師事するかたわら地元の土物九谷焼美山窯にて成型を学ぶ
1994 磁器の窯元(妙泉陶房)に勤め、成形全般・型打ちを習う
1998 独立 西田製陶所 開業, グループ展参加 高岡クラフト展、ビアマグランカイ展入選
 (以後、上絵もやりたいと思いつつ、成形専門の轆轤師として作家中心の作品を手がける
青磁・青白磁は、空き時間に作る程度です。- – -が主になればうれしい。20070526)
2006年 兼六大茶会公募展入選,第1回現代小鉢作家展奨励賞受賞
2007 第23回クラフトフェアまつもと参加、ギャラリースペース作品展示
2009 第25回クラフトフェアまつもと出展
2012  個展 うつわ謙芯 (東京都港区・渋谷区)
現在、成形・轆轤師として染付・上絵作家専門の生地制作を手掛ける
西田製陶所 九谷陶工
923-1115  石川県能美市大長野町ロ−13−1
090-2037-1467 (1998)

寄稿

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「職人としての道 これからの道」掌 2007  「特集 陶磁 5人のつくり手」 2007年5月
松本クラフト推進協会 ¥ 800- 182 x 256 x 4 mm  p.40
ⓒ 2014 Kurayuki, ABE
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木の総合学研 究2014 – 2019  「クラフトフェアー2007/2009」「陶芸・磁器」「クラフトハウスミュージアム・収蔵展示によい作品」「ABEギャラリー」

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