クラフトフェア30年目の大きな変化_本質を見失う前に、軌道修正の提案・試案、私案・思案がつづきます。
プロがフリーで寄与貢献せず、横タダノリでは困ります。収益ドーナツ現象が餡ドーナツになりますように、私見・思案をボトボト溢して染みこみ潤いますように。
①「作直」作り手直販と展示専科・交流目的重視のアンバランス 本来は作品発表展示の場でした。
ショップを通さず、良い作品が割安で手に入るので小売りマージン30-40%オフ。制作者と直接出会えて対話でき満足・安心感があり、安く直接買えるのでは、観賞より先に買い物になります。他のクラフトフェアと違い、眺めるだけでなく、クラフトに関心があり買う気で来訪されるひとが多い。クラフトショップ、ギャラリーオーナーなど仕入れ目的の人も少なからず。クラフトフェアーに来訪する目的は様々ですが、美しくセンスの良い作品をもとめ楽しむ時間と場所を開く意義は大きいものでした。
(ユニークな展示小間にてゲストの評価や動向など出展者に感想を伺っています。) 新人デビューの場ならば、制作シーンやプレゼンも重視して作品を評価するようになるのですが、展示直売だけでは縁日的な性格へと変わります。緩やかで自由に楽しめる出展・交流を標榜しつつ、販売の制約を嫌う意見もあり、規模の拡大とともに生じたジレンマのひとつです。
販売予約で作品持ち帰りを二日目午後にしたり、別送すると展示に専念できる。
会場展示品全部をゆっくり見てから品定めをしている内に売れ切れるものがあります。(初日午前は既知の作者がいれば、めぼしいものを先買いする波時間滞があり。私も)一般の人には作品を見れなくなるので、2日間展覧出来るように品評会のような売約・エントリー制もとれるのではないかと思料します。
会場では展示に専念、購入作品は後送する小間が一件ありました。作品全体をバイヤーやギャラリーに見てもらうコンタクト目的で出展した人ですが、販売品後送では送料がかかりますが、物販目的ではなく、作品発表展示に専念でき、会場ゾーン分けも一案です。
現在の屋外売り場的な構成では、出展者が忙しく作品解説・交流時間が有りません。作品持ち帰りを二日目の午後とすれば、作品鑑賞と説明、交流時間が生まれます。(当日売り上げが欲しい事情もわかりますので統一は困難ですが)物販マーケット化する流れを変えうる売約エントリー方式は一考に値します。 出店ではなく出展。売らない時間が一日あると、制作者は相当の力量と周到な準備をしなければ来訪ゲストの目線に耐えられないでしょう。
② プロの業務認証・参加登録でエントリー「ただ乗りは不作法」
優れた才能を育てる専門職は必要な存在ですし、センスの良いアレンジメント、コーデイネイションはプロのバイヤーやギャラリーにはかないません。作家と実物作品に直接会えるパブリックスペースは有益ですから、一般素人向けには、価格上代設定をすれば対応できる、プライスリストを用意している人もいます。
プロのバイヤー・エージェント、ギャラリー、ショップ仕入れ、取材・調査目的はエントリーを登録してもらい運営経費サポートをしていただくように、エントリーフォーム・業務インフォメーションなども準備が必要では。ステージただ乗り、覆面サーベイは有り難くないのです。役務は、相応のチャージシステムがともなう、それがプロフェショナルの嗜みです。
事務局受付には、ベテラン接遇が必要になりますが果たして。自由で緩やかな縁日的な雰囲気を尊重する人もいますので、寄り来るプロビジネスへの対応、ルール化は高度な判断が必要です。
③ 地元関連業種との連携・結びつき 「クラフトコネクション」協奏・共創関係つくりへ
現在まで協賛カンパと催事参加・広告掲載で運営費用をまかなっていますが、相互の協力連携、スポンサー的な関係づくりは未着手ですので、企画・提案により結びつきを創出できる。クラフトマテリアルの紹介や工芸語り部・伝習役メンターとしてタイアップできれば地域に新たに貢献していただけるので、人と物、空間の結びつきを強め、地元専門店の関わりを推し進める構想提案二件を掲載します。
次のステージや発展可能なプロセスを「来楽富途オペレーション」として地場を盛り上げるガイドポストを創り、実現可能なコンテンツをイメージアップしてみました。
・クラフトフェア当日見所のWeb紹介
・クラフトマンプロフィール、工房制作現場取材・記録、工房紹介
・評価顕彰 授賞・褒賞・ベスト作品セレクション、 CFM大賞・活動貢献感謝状
・協力スタッフの経歴認定 (公共文化への貢献を個人実績と認める魁け)
・プレスインフォメーション作成配布
・クラフトマン育成・研修、支援プログラム
・常設展示スペース・ワークショップ 、クラフトハウス・ミュウジアム構想先行準備
・クラフト図書ライブラリー 資料保管・活用
*海外からの期待感想意見:
「トロントにも大掛かりなお祭り、例えば「カリバナ」とかあり、市全体を盛り上げるため多くの人が準備にかかわっています。名古屋・大阪・京都からもアクセスでき東京からも近い。美しい自然、いろいろの特典を利用して、2日間で終わらない施設を作ろうと考えるのはごく自然です。」20141025 k Canada
工芸の五月・2014 2014年4月29日 – 5月31日
参加施設・ショップ実績
・美術館・博物館・資料館 7
・クラフトショップ・ギャラリー 16
・服飾 6
・カフェ・レストラン・ベーカリー 11
・美容室・本 2
・協力宿泊業 23
・近隣商店街出展 12
・非連携商業施設 クラフト展 1
・不参加工芸店・クラフトショップ 数店
+連携Webサイト:
「クラフトナビ」ギャラリー・ショップ紹介 21
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