クラフトフェア伝統文化工芸

「京都シンプルモダーン 和の器」クラフトヌーボー 伊藤五美の作陶  クラフトフェア ベストプロダクト−10 

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

「モノトーン・モダーンデザインの和陶」京都陶芸界の本流 師匠筋を継承して斬新な造形領域を切り拓き続けるクラフトイニシアティブ30年、デザインを素材に押し込む気鋭のセンスは定型・常識を越えて。

学窓から業界・専門家の視線を浴び、新鮮な発想と造形力で和風陶芸の魅力的な作品を多く手掛け、オーソドックスでも既成概念にとらわれないシンプルモダーンを手掛ける先達の手仕事になりました。上質の伝承スキルは、表にでない所にもクオリティをしっかりと潜ませる。

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北桑工房・作陶マインドから

轆轤仕事で完結している作品に多くの技法を盛り込まない
修得した技能・技術を見せすぎず、加飾をおさえて
手をかけすぎず、引け際を見極め気品を失わず
見えない所にもセンスが潜む、勢いのある手仕事を志向
縁口回りや底削りにも切れのある端正なフォルムを与え
観賞装飾ではなく、実用の美を伴奏してくれるプレーヤー
入れ物は素材の魅力を十分に引き立て支えるワキの存在で
器が自ら舞い上がらず、主張しないで寄り添う心地良さ
基本を逸脱する事無く、規格・定型・常識にとらわれず
日々の暮らしに溶け込み、長く使えて飽きの来ない仕様
自然で無理のない親密感をおびた和の雰囲気を大切にして
プロが求め使いこなす本来の高いクオリティを実作する
家庭生活で使える意匠と作品価格を意識した素材と仕上げ
シンプルで抑制しつつも華を放ち、偉容に際立つこと無く
都美(雅趣)に野生美・ネイティブな質感をまとう
時空を共に越えていく、健やかな表情をかたちに留めたい

1989 年から2004年までクラフトフェア連続参加出展作品及び2010年の軌跡

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① 炭化白釉平皿(小) 1992    径 192 – 120 底 x 33H mm  内部深さ24h – 炭化周縁幅 29mm   440g   傑作

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②炭化白釉平皿(大) 1992   石英細粒線象嵌    径 229 – 165 底 x 35H mm   白秞内面230 – 深さ28h  炭化周縁幅 30mm   557g  傑作

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③炭化白釉盛皿(大)1990   石英細粒線象嵌  径 290 – 165 底 x 38H mm  白秞底面 230 – 内部深さ33h –  周縁40mm x 縁4.8mmT   754 g    (20年使用品)

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④炭化縁・白釉盆型皿 入れ子造り   1992 A 径 224 x 42H mm   白秞底面線紋    縁内側高 32mm   819g  、 径 226 x 縁高さ38mm H  縁内側高 29mm   837g
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⑤炭化縁・白釉盆型皿 入れ子造り 1992 B 径 212 x 42H mm   白秞底面線紋  縁内側高 32mm   841g  、 径 236 x縁高さ37mm H  縁内側高 29mm   746g
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⑥炭化縁・白釉盆皿(平盆型)底裏・周縁:石英細粒線象嵌  白秞面線紋 1990 径 237 x 35H mm   縁内側高 29mm  855g (20年使用品)
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⑦炭化縁白釉中鉢 雨足引き紋 蠟ヌキ  1989   径 242 – 125 x 58H mm    縁内側高 50h mm  73 g (21年使用品)秀作
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⑧炭化白釉深鉢 1998   白化粧土素焼き・石英細粒ルレット線象嵌紋  径 185 –  底径77  x 77H mm   552g (22年使用品)
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⑨炭化白釉深鉢 1996  径 303 – 137底 x 73H mm 内部深さ63mm 石英微粒練り込み 炭化外周面取り・縁廻り18 mm 内側白釉 1.475g (使用品 ①小皿を重ね撮影)
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⑩珈琲ティーカップ A 口径 77 -78 x 79H mm 白釉炭化 たたらづくり(巻き会わせ)・底4mm張り付け   225g 制作年により白釉面に変化・秀作
(@ 2.,400-  受皿:別売り@1,300- /1989 – 1994   CFM工房出し価格)01988 – 1996 – 2015 制作継続 リーチハンドル仕様、丈夫で欠損しないオリジナル・ロングセラー作品の一つ。
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⑪カップ平皿 炭化白釉  径 160 -100 底 x 20H mm 236g   4pcs.
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⑫珈琲ティーカップ B  1997  炭化白釉 口径 71 – 74 – 75  x  h 75 – 80H mm 下部炭化幅 :25mm Light gray   196g    2pcs.
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⑬万能カップ 炭化白釉 1996  たたらづくり巻き会わせ  A 口径 75 -78 x 78Hmm 底径80mm  195g  B  口径 77 – 73 x 78H mm 底径78mm  2 pcs.  炭化色ライトグレー  ( 左:19年使用品) 把手付カップと共にベストセラー・秀作
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⑭楊枝スプーン立て 炭化白釉 1996   たたらづくり 口径 44 – 42 x 68H mm 、底43 x 2.35mm  64g – 65g   3pcs.    @ 800-  安値多売
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⑮大皿M 炭化白釉掛け分け割   1999 – 2002   径 256 -257 x 43H mm ~ 径 254 – 256 mm 底繰り130mm  786g – 820g  3pcs. (使用品)ベストセラー
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⑯深鉢・大 1999 炭化白釉 掛け分け割 2000  径 232 -225 x 78H mm 内深さ68mm 891g  ( 20年使用品)
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⑰鉢・中   1998 炭化白釉 1998 径 200 x 55H mm  平底径135mm  (17年使用品)630g    2pcs.
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⑱深鉢 炭化白釉 無地 1997 径 220 218 x 80H mm  抉り底径 105mm 854g      @15,000-
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⑲丸鉢 炭化白釉 1990 径 175  x 58H mm   掛け分け 指押し 428g (使用品)
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⑳鉢 2001 信楽登り窯 白釉  径 158 – 69 x77H mm  底 69mm  307g   (くらふていぁ杜の市/駒ヶ根200106)
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㉑丸鉢 2010  磁土青白磁釉 口部分呉須巻き 径 200  x 84H mm 底径 84mm     952g (鰺ヶ沢クラフトフェア20100702 )@25,000-

歴史上の民俗文化の中には、名だたる窯元が繁栄し、膨大な陶工・工芸作家が活躍してきました。伝統工芸の世界では独自の新たな技法を拓き、奇を衒わず存在感を打ち立てることは極めて難しいのですが、この炭化白釉作品は、造形手法の深い領域にも光を差し込み、美意識を拡張したシンプルモダーンのニュースタイルになりました。

 クラフトフェアまつもとに15年連続参加展示、私は当日早朝に開梱時購入しましたので「朝いち買い」を継続。アイシャワーをまだ十分浴びていない作品も多くあり、初期1989年から中期2010年までのベスト作品を掲載します。クラフトフェアでは、ゆっくり観賞していると売れてなくなり、参加展示作品の記録撮影もキュレーションも難しい。コレクション収蔵は、更に時間をかけ、作家の創作意欲のベクトルを見定める作業です。

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㉒平銘々皿     1989      五寸6枚組み 上端指ちぎり縁炭化白釉 平底麻布目厚物  径 151- 152- 153  x 23 -24 -27H mm    298g -308 -318-320g  (ケーキ皿26年使用品) 優品
㉓平銘々皿 1990 六寸 五枚組み厚物  上端指ちぎり縁炭化白釉 平底地麻布目    径 173 – 178 – 180 – 182 x 22 – 23 -24 -25H mm   406 – 430 – 439 – 454g (使用品)秀作
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㉔平厚皿・中 1996  七寸 五枚組み厚物  上端指ちぎり縁炭化白釉  径 210 – 207, 34H mm  712g  、215 – 214  36H mm 655g 、209 – 212  34H mm 661g 、210 – 212  35H mm 666g、218 – 215  38 Hmm 685g  平底地麻布目 秀作   @6,000-

 ㉕平厚皿・中 B  七寸-七寸三分  八枚組み 1997  上端指ちぎり縁炭化白釉(渋くさ色)  厚皿8 – 9mmT  径 215 -220mm  底径 134 -137mm  高さ36 – 42 mm  重さ656g- 789 – 821 -837g  平底地麻布目 @4,000-
㉖ 平厚皿・中 A 七寸 四枚組み 上端指ちぎり縁炭化白釉(明白肌) 径214 – 220 x 34H mm 824g、  215 -220 x 38H mm  822g、215 – 217 x 38H mm 840g、213 -213 x 36H mm 812g   8 -9mm厚・底平地麻布目  優品
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㉗平皿 中 四枚組み 1998     上端指ちぎり縁炭化白釉(平滑な肌目) 線筋紋入り・厚物 径 169 – 172 x 21H mm  405g、174 – 173 x 23H 413g、177 -179 x 25H mm 496g、183−185 x 25H mm   499g
㉘小皿  6枚組   上端指ちぎり縁炭化白釉  厚物平底・麻布地肌 径 109 -110 -111- 112 -114 x 18 x 20H mm 重さ 170g -169 -168 -167 -171- 161g
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㉙角皿・中 1994 (たたら切込み重ね盛り)炭化灰白釉  無地  190 x197 x 44 -52H mm   695g     180x189 x 44 -52H mm   678g     191 x 185 x 45 -50h mm   694g   3pcs.
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㉚角小皿 1995   (たたら切込み重ね盛り)炭化白釉   114 X 112 – 36-37H mm    216g    116 x 115 x 35 – 37H mm    220g     115 x 114 x 36 – 37H mm  220g    3pcs.   @ 3,000-  ベストセラー
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㉛角平皿・中 1994  四隅反り線紋・指ちぎり縁 炭化白釉  207 x 212 x 47H mm   904g    重厚形   @ 3.000-
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㉜長四角・大皿 1995  四隅反り・指ちぎり縁 炭化白釉流し 295 x 194 -198 x 42 – 50H mm   側28 -32mm  1,497g  重厚粗め地肌
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㉝割り向こう 1994   炭化白釉 82 x 90 – 底38 x 58H mm  101g     90 x 80 x55H mm  102g     76 – 78 x 52H mm  106g    76 – 77 x 58H mm  109g
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㉞大皿 炭化白釉 無地   径 400 – 底250 x 74H mm  2,112g
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㉟大皿      浅炭化白釉   径 357 – 底 190 x 71H mm  内深さ66mm  1.360g (使用品)
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㊱丼鉢 炭化白釉蒼み縁  1988 – 1989  別釉調の初期作品     A 径 153-151  x 高台52- 6  x 60H mm  276g
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㉜組茶碗  2000   炭化白釉  ・ L  径 133 x 高台53Hmm x 66H mm  233g   ・M  径 127 x 53 x 62 H mm  200g
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㉝茶碗・S  炭化白釉 削り出し面取り高台45mm 径 117 x 66 H mm  192g
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㉞茶碗 炭化白釉  a   1993   径 115 x 66 H mm 196g   高台45 -7mm  光沢肌目    b    1988   径 130-133 x 58H mm 218g 高台47- 6mm 渋くさ色荒地指押し・手書きサイン c    1991   径 134 – 67H mm  高台45 – 6mm 299g
追補
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・62  深抹茶椀   (4 – 4.2 寸  ) 2002   A 炭化白釉  口径115 x 77H   300g   B  白釉 口径120 x 80H mm   334g

C 白釉 126 – 127 x 72H mm 高台径54 mm   246g
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㉟蕎麦猪口   1996 炭化白釉    五個組み  径 76 – 底65  x 64H mm   126g    優品
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㊱湯飲み  A  2001   炭化白釉  (締肌目濃炭化)  八個組み  径 92-93 x 62-63H mm 105g – 123g -124g -127g -132g  x 60H mm  高台42mm  126g  秀作
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㊲湯飲み  B  2002  炭化白釉 肌深締肌 炭化明色  6個組み 径 92 -93 x 64 – 65 H mm 135g – 139g -142g – 150g 高台43mm
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㊳急須  1991 炭化白釉 指押し湯昇りヌキ模様  181 x 103H mm 385g 蓋径80mm    蝸牛撮み・リーチハンドル (15年使用品)
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㊴土瓶・大 2000   炭化白釉 指押し  籐編み蔓 170 x 底径85 x  耳高115 x蓋径 80mm 胴124mm  全高持手180Hmm 533g 秀作
㊵土瓶・小- 2   2001   炭化白釉 指押し  籐編み蔓 153 x 底径59 x  耳高117 x 胴114 x 蓋高100mm  全高持手180Hmm  431g 優品  @18,000-
 ㊶土瓶・小−1   2001   炭化白釉 指押し  籐編み蔓 151 x 底径55  x  耳高115 x 蓋径75x蓋高95Hmm 胴110mm  全高・持手180H mm   398g 優品
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㊷水差し 1993  炭化白釉 229 x 115 x 胴128 x 147 Hmm   蓋径103 – 蓋高115mm 、炭化縁15mm 蝸牛撮み28 x 9 mm リーチハンドル  715g     傑作
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㊸志野風 炭化白釉抹茶碗 2001   6客組み 炭化白釉片身変わり・二重高台・手捏ね  傑作
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①口径111 -112 x下端110 x 72 Hmm  高台63 – 60 x3.5   299g
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②口径105 -110 x下端110 x 70H mm  高台62 – 63 x 4   270g
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③口径100 -110 x下端110 x 74H mm  高台60 x4   280g
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④口径105 -103 x下端110 x 71H mm  高台58 x4   280g
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⑤口径106 -110 x下端115 x 70H mm  高台59 x4   299g
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⑥口径100 -100 x下端110 x 80H mm   高台57 x5   280g
*2001年購入時の英字新聞包装にくるまれたまま収蔵。クラフトフェア当日早朝、開梱時に手伝いながらキープしましたので作品を出展当時に見た人は少なく、作家自身も忘れており「いい味の仕事」と本人評価。開封時に目をむいた揃いの作品です。
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㊹志野抹茶椀   2001   白釉手捏ね指押し 高台60-65 底アラメ 口径125 x 72H mm  胴135mm  釉調艶あり   442g  くらふてぃあ杜の市/駒ヶ根200106
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㊺徳利・小 1993  炭化白釉斜線紋  胴 69-72 x 113 -117H mm  口径 27 -28 mm 186g -194 -197-199g   4pcs.(一輪差し花器転用) 撮影テーブル:BlackWalnut  オイル仕上げ
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㊻徳利・大   1994  炭化白釉 櫛目流れ肌   胴 74 – 76 – 87 x 144 -145 – 152 H mm  口径 26 -28 mm  276g – 281g – 351g   3pcs.
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㊼徳利・中 + お猪口   1995  炭化白釉 斜交線紋蠟抜き肌    胴 80 x 122 H mm  平底径 56、 口径 26 -28 mm 171g
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㊽猪口 五個組  径 68 – 69 – 70 x 高台径28 – 29 – 30 、高さ38 -40H mm 54g -55g – 59g
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㊾猪口・大  少編円 79 – 81x 43H mm 73g
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㊿異形平鉢 2004     指掛け片凹み 炭化白釉 160 – 173 x 底60 x 51H mm      348g

日本伝統工芸展にも選考される作者がクラフトフェアまつもとに長年連続して現れることに気づいたギャラリーオーナー・コレクターも多く、ここから繫がる個展も多数ありました。

クラフトフェアでは、次世代の陶工参加者がサンプル購入したり、高度な技法を覧てアドバイスを求める姿を見かけ、更に、影響を受けて陶芸の道に入る次世代もいます。後日、同じ系統と見える作風を携えていました。

最近の和食の世界的評価・拡がりは、次第に盛りつけから陶芸の分野にも波及していきます。「器 UTUWA」が注目され、手仕事のクオリティが更に高い評価へ繫がるでしょう。

 

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 ・51 花器 2000   炭化白釉   上凹 84 – 99  底径75 x 175H mm   558g   底面ムクリ・優美秀作 (15年使用品)
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・52 花器 2001   白釉艶信楽手絞り線紋 偏円136 -75 x 底径85 x168H mm   618g   @ 10,000-  くらふていぁの杜/駒ヶ根
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・53 花器 2003  白釉櫛目流れ紋  口径123 x 底153 x 140H mm  975g   秀作
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・54 花器・徳利形 2004 炭化白釉  口径32 x 胴120 x 底径117 x  210Hmm     底径117 mm    890g    底ムクリ
P1200042-1P1200040-1 P1200039-1 P1200041-1
・55  花器 把手付     2004     炭化白釉 口 57 x 65  100 x 底径 92 x 195H mm   611g
P1200196-1P1200198-1 P1200201-1 P1200202-1
・56 瓶花器 把手付 小・中  2000   炭化白釉   口径30 x 胴 116 x 160H mm    482g   口径30 x 胴116 x 149H mm  408g
P1200190-1P1200191-1 P1200194-1 P1200193-1
・57    瓶花器 把手付  大      2001       炭化白釉  リーチハンドル   口径 33 x 胴 154 x 底径 78 x 182H mm   770g   秀作
P1200140-1P1200145-1 P1200146-1 P1200139-1
・58   球壺花器  ゆらぎ 線紋 2003   炭化白釉    口径 50 x 胴 170 x 167H mm  838 g  底部指押し滴り抜け  秀作
P1190759-1P1190765-1 P1200257-1P1190789-1 P1190795-1
・59 炭化白釉 流線紋花器 2003     伝統工芸展入選作品   編円オーバル 口252 – 215 x 胴 306 -295 x 底 120 – 118 x 254H mm  口縁30mm  5.3kg     @ 100,000-      撮影床:アサダ赤・ウレタンオイル仕上げ
P1200114-1P1200109-1P1200112-1
・60     炭化白釉 流線紋花器      1998      伝統工芸展入選作品  口176 – 172  x 胴251 x 底100 x 233H mm    3.5kg     @50,000-  櫛目あらめ起こし流線紋入り
P1020305-1P1020311-1 P1190777-1 P1020307-1
・61 花器 炭化白釉  櫛目絞り 2010   上端口縁 210 – 207 x 底径110 x 315H mm    3.4kg     日本伝統工芸展出品作品    @60,000-      優品      撮影テーブルはAmerican Black Walnut オイル仕上げ

*コメント:「東 憲、近藤 潤、岩淵重哉 各先生に師事  。伝統技法を継承するとともに、時代感覚をリードする作品を手掛けてきました。マスコミ・メディアを利用してメジャーなステージには晒されず、節度ある陶芸生活の中から気品のある静温な雰囲気の陶芸作品を心がけています。
クラフトフェアでは、出展参加者の陶工がサンプルを購入したり、高度の技法やアドバイスを求めることが多くなりましたので、次世代のサポートもこれから取組みたい。」
*刻印は、四角に「五」

伊藤五美 略歴

P1020229-1
1956 京都市に生まれる
1957 京都市立日吉ヶ丘高等学校美術工芸課陶芸科卒業
1977 嵯峨美術短期大学陶芸科卒業
東 憲、岩淵重哉、近藤  濶先生に師事
1978 京都府工芸美術展 入選、京都府工芸美術展選抜展 入選
日本工芸会近畿支部展 入選
1979 嵯峨美術短期大学専攻科卒業 京都府工芸美術展 入選
ニュージーランドへ一年研修
1980 ニュージーランド国際陶芸展 入選 オークランド市にて個展
1981 嵯峨美術短期大学研究科に所属 日本工芸会近畿支部展入選 以後毎回入選
 ニュージーランド国際陶芸展 入選
1982 京都府北桑田郡京北町に築窯 京都府工芸美術展 入選
1983 ニュージーランド国際陶芸展 入選 オークランド市立美術館 買上げ
1984 第31回日本伝統工芸展入選 京都府工芸美術展 入選
1985  第32回日本伝統工芸展入選
1986 ニュージーランド国際陶芸展 入選
1989 第4回クラフトフェアまつもと出展参加 以後2003年まで14年連続参加
  第36回日本伝統工芸展入選
1990 第37回日本伝統工芸展入選 日本工芸会正会員認定
以後、長野・東京・名古屋・兵庫・岡山・京都各地のギャラリーで個展
1992 第7回 クラフトフェアまつもと参加出展 ギャラリースペースに出品
1993 第40回日本伝統工芸展入選
1996   京都府新鋭美術選抜展 招待出品
1998 第45回日本伝統工芸展入選
1999   第45回日本伝統工芸展入選作品「白釉炭化線紋花器」宮内庁買上げ
2000 第3回ビアマグランカイ入選
2001 岡山 天満屋本店美術画廊にて個展
2002 第4回ビアマグランカイ入選 京都高島屋美術画廊にて個展
2003 第49回日本伝統工芸展入選 北桑の森、ガイドウォークを始める。クラフトフェアまつもと出展
P1030286-1 P1030287-1
2010   鰺ヶ沢クラフトフェアに参加出展 京都大学芦生研究林・ガイド養成講座修了、ガイドに認定される。
2012  京北自然観察インストラクター連絡会ガイド認定。(NPO法人日本エコツーリズム協会認定ガイド)
2012 – 2013 – 2014  京都市堺町画廊にて個展
2015   越後妻有(津南)、北軽井沢、立山 各地クラフトフェアに出展参加 11月 京都市堺町画廊にて個展
DSC_0043-1 DSC_0053-1 DSC_0073-1
20151128 撮影:日野 健
現在に至る。
P1020230-1 P1020123-1
北桑窯  20151005
伊藤 五美
601 – 0542   京都市右京区京北町田貫イカミ谷23
*撮影はすべて自然光です。
*「クラフトハウスミュージアム(構想)」 収蔵予定作品
*値段は、工房出し価格です。記載なき品目は後日追記。アートクラフトギャラリー等の上代はそれぞれのショツプで決まります。
 陶芸には、轆轤・作業台・型板・薪・篦・釉薬・箱など木のモノが多く使われますがテクニカルな要素は別の機会に取り上げます。作品の撮影にも木をつかうと自然な感じがでて見栄えがよく、イメージアップ効果があります。「土」と「木」は近いけれど間に「金」が入る。樹種木目と陶器のマッチングは、これからの研究テーマですが、撮影用背景や押板の伴奏には、ある種の視覚的効果のパターンが認められます。

伊藤五美作品の公開展示_京都現代クラフツ美術館 構想 2024

1985年来、クラフツフェアー松本にて展示出品された秀作をコレクションしていますが、クラフツハウスミュージアム構想は、まだ進捗せず、長らく作品は寝ております。

日本には、応用工芸分野の高度な専門技能研究と展示教育を行うアカデミーや基金はありません。

「現代クラフツ美術館_Modern Crafts Museum Kyoto 」の開設を期待しております。

伝統工芸美術に関する施設は既にあり、尖った才能や秀でた造形センス、才覚のある人々が活動できる場は、これから重要な役割を果たします。2024/04/15 ABE

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木の総合学研究 2015 – 2019 – 2024 「ベストクラフトセレクション」「陶芸工房」

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