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アートクラフト金属工芸表面加飾技術_レシピ付き工房ワーク ベストブック-1. 家具デザインのためのハードウエアー設計技術資料
ハードウエアーまで自作すると作品の完成度は高まり、制作者のセンス・資質は細部に宿る。作風は雅び、オリジナリティ・完成度は自ずと高揚する。
クラフト作品に市販の既成品をつけると量産工業製品イメージにひきずられ、手仕事の良さが損なわれます。
真鍮・銅・洋銀」アルミならば木工刃物でも細工仕上げ可能。楽器やファインウッドワークの他、服飾・皮革工芸に金属工芸パーツも自作することは、クオリティを高め、作風にも財布にも善い。
James Krenovが率いてきたCollge of the Redwoods, CA. では、家具の創作に必須アイテムのハードウエアーを自作することを教えました。徒弟・工員労働者養成課程ではなく、工芸制作家を育成するプログラムFine Woodworking Programではアートクラフツマンとして自立できるようにプレゼンテーションも重視していました。教員と先達卒業生が入りまじり、時々地域の住民がワークショップ訪問するオープンな運営。職業訓練目的もベースにありますが、実作を通じて生徒の才能を育てる姿勢です。
ヒンジ・ステイ・キャッチ・ノブ・開閉メカをすべて自作する完成度も重要視しています。安易に道具・機材が手に入る時代ですが、パーツを買ってきて装着するのは、アートクラフツではなく中等「手工作」、プロの資質が問われます。課題を与え教え込むのではなく、教師陣は基本テクニックは安全教育しますが、制作サポート役で近在の卒業生やゲストまでが参画する創作修練のコースです。
工芸マテリアルやパーツをそのまま切り貼りつけるのではなく、一仕事「手の痕跡」を付与し完成度をあげるのが作法です。外作比重は一割程度ならば許容限界。文芸やアートの世界では、既成を嵌めたり、市販購入パーツがむき出しでは興ざめです。
制作者のセンス・技能は細部に宿ります。ハードウエアーメカそのものを木で創り出す木工芸作家 丹野則雄は、デザインから一体となるアクション機構まで創作しオリジナル作品を手掛けています。(別稿に記載)
C / R, CA Fine Woodworking Program 教科テキストに使用している金属装飾工芸の良書を紹介します。金属色加飾、キャストのレシピが具体的に詳説されており、日本の刀装鋳金技能も特筆、注目されています。
THE COLOURING,BRONZING AND PATINATION OF METALS
A manual for the fine metalworker and sculptor
「金属着色、ブロンズ、古色技法 美術作業者・彫刻家のためのマニュアル」
Cast bronze Cast brass Copper and copper-plate Grinding metal Sheet yellow brass Silver and silver-plate
by Richard Hughes and Michael Rowe 1982 and 1991 p. 372 217 x 298 x 34Tmm
Watson-Gupitill Publications/Whitney Library of Design N.Y. ISBN 0-8320 – 0762 – 6 $80.00
CONTENTS
PREFACE 6
ACKNOWLEDGEMENTS 7
HISTORICAL INTRODUCTION 9
METAL COLOURING TECHNIQUES
Surface for colouring 23
Degreasing and cleaning 26
Immersion colouring 27
Application techniques 31
Scratch – brushing, bristle – brushing 34
Applied paste 35
Torch technique 36
Heart colouring 36
Vapour technique 37
Particle technique(sawdust techinique) 39
Appressed materials (cotton-wool technique, cloth technique) 41
Partial plate couring ( bi-metallic ) 42
Finishing 44
THE PLATES 47
THE RECIPE
Cast bronze 65 (213 Recipes)
Cast yellow brass 117 ( 208 Recipes )
Copper and coper-plate 165(228 Recipes)
Gilding metal 219(207 Recipes)
Sheet yellow brass 269 (201Recipes)
Silver and silver-plate 317 (69Recipes)
SAFTY
Safety in metal colouring 333
Chemicals and their hazards 339
Excluded colouring procedures 347
APPENDDICES
*Japanese alloys and colouring 349
Lustre colours 351
Unsuccessful recipes 353
Glossary of chemical names 359
Conversion tables 359
BIBLIOGRAPHY 361
*日本の刀劍など装飾鋳金技術について解説
C/R 950328
□Furniture Hardwares and Fittings 開閉機構、ヒンジ・ステー・キャッチ金具 設計技術資料 1981AQ
市販工業製品をそのまま装着すると、量産プロダクトの品質に引き寄せられ、創作ハンドワークイメージは低減。
工業製品は規格化、高精度、コストバランスが重視され、アートクラフト作品とは対極にあります。購入パーツ・資材はすでに他者の利益が出ている製品ですので、儲かるはずがないということも意識しておくべきでしょう。露出する可動部品は表面処理だけでも手を加えるとダメージは少なくなります。
家具設計技術資料〈家具金物:丁番・ヒンジ編〉 FIRD
A4/13ページ PDFダウンロード >
http://kurayuki.abeshoten.jp/wp-content/uploads/2012/01/FurnitureHardware1-AbeShoten.pdf
家具設計技術資料〈家具金物:キャッチステー編〉 FIRD
A4/8ページ PDFダウンロード >
http://kurayuki.abeshoten.jp/wp-content/uploads/2012/01/FurnitureHardware2-AbeShoten.pdf
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木の総合学研究 2016 – 2019 「木工作品とハードウエアー」「木と金属工芸着色クラフト技法」「ファーニチャーデザインのための金具設計技術資料 ヒンジ・キャッチ・ステイ」
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