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Shaker Modern日高工房オープンワークショップ 「 スーパー座刳り装置の公開・解明 」- 木の大学講座イクスカーション2016

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

日高工房 クラフトオープンワークショップ初開催・ご参加のお誘い

ベテラン木工作家が残した未公開「スパー座刳り装置」自作実働メカを解明する試み・工房探訪

シェーカーモダンを削り拓いた故日高英夫の工房公開を兼ね、機材のメンテ・材料片付け頒布を下記のように開催します。

これから工房開設計画を考えている青年、Shaker家具やカトラリー小木工品連続制作をマスターする壮年、3D 座繰り加工装置自作希望の熟年、先達のノウハウを吸収したい熱い未来才能のご参加をお待ちします。

主旨・概要

日高英夫が新しい器の形を求め、本格的に数量をこなせるように、いつでも制作再現出来る回転刃物座刳り切削装置を考案し器作品を制作していました。存命中に昇降盤上に格納する「アクションアーム座刳り装置」を公開する予定でしたが、実働をまだ誰も見たことが無いのです。

そこで、本人が使いこなした装置操作を本番再現してみることにしました。カッターヘッドの取り付け、アームアクション、セッテイングなど、現業プロのご意見も伺いながら動作機構を明らかにしたいと思います。3D CADルータはとても高価で手が出ませんが、ダウンカットですから安定性もあり、用途が広がります。この木製装置ならば自作でき「面取り中抜き鉋」の仕事も可能です。実物を観たことはないかもしれませんが、当日は「中抜き・飛行機鉋・地剥き鉋」も解説します。参加協力木工家の専問知識や技能センスも反映され、刺激的で中身の濃い時間となるでしょう。ノウハウの塊で二度と無い機会かと思います。

友人代表世話人 阿部蔵之

協力:服部 篤、杉山裕次郎、稲田正明、須藤崇文、柏木 圭

■ご挨拶

2月に急逝した日高英夫が前から考えておりました作品展示・工房公開を、制作装置・治具の解明を行いつつ、この秋に工房公開で追悼することにいたしました。完成度を上げ、様々な工夫をして、丁寧な仕事をしてきたと思います。同時に、機械刃物の注油、材料の積載整理で若干の作業手助けをお願いします。工房内設備は、そのままで直ぐに使えますので、臨時の仕事場や機材をこれから工房を始める次世代に提供できればと考えています。お尋ね下さい。 2016年 9月吉日  日高雅恵

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手仕事の制作数をあげボリュームをこなす「座刳り装置の考案」 誰も見たことが無い3Dトリミング軸すいんぐ&スライドアクションです。

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■メニュー

①「スーパー座刳り装置」(昇降盤上天井懸架)動作実作機構の解明

誰も知らないこの装置を実際に動かしてみます。初公開です。

 

使わない時は昇降盤上、桁天井スペースに格納されています。ワークベンチベース(Bed)の昇降につかうスペースセイバー設計。

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作品の形状や寸法に対動作アームに取り付けたヘッド角度可変軸部分  今回、ウッドカーバーの他にABROTEC Tungusten Carbide Teeth刃を装着して実作テストします。(切削肌が抜群の仕上がり)

陶芸では普通の反り皿・刳り物器は、木工作品では反り台鉋で大変手間がかかります。この装置ならば凹面座繰りが効率良く切削できます。ワークベンチ固定とR曲面の切り込み調整はセッティングにコツがありそうです。

可動ヘッドのアンダーカット、スライド・スイング・傾斜走査切削

カッターヘッド先端が視認でき、前後送り、左右、天地、凹面四方反りが可能です。従来の木工技術の制約をかなり拡げてくれます。彫刻的な仕上げ肌もいい感じです。凸面の削り出しフォルムが支配的でしたが、凹面の木肌を削れれるので、新しい創作テクニックに繫がります。ルーターでは無理な仕事や内反りの造形物も無理なくでき、有り難い工作装置に見えました。装着ヘッド刃を替えれば更に使い勝手も向上しますから、モデリングに活かせる考え抜かれた装置となるでしょう。実際の切削動作を先ず確認したい。考案制作者:日高英夫  / 装置撮影:日高英夫、阿部藏之

■主な作品

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② 天乾ストック材の頒布 譲渡

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主に樺・水目・アサダ赤・楢・トネリコ・栓 他 人工乾燥後に天乾約 7 – 10年

使用出来る材質を確認の上、市価の15 -10 %で頒布します。端部削りカットして材質確認します。軽トラ参加ベスト。

ご参加について
■参加費:1000円 + お茶菓子・食材などご持参歓迎

■用意していただきたいもの

・手袋・作業衣・上履き・防寒具(刃物・木材を触ります。)コーヒカップ 交流紹介PR物

短時間の見学・片付け作業があります。機械・刃物のメンテナンス作業(油拭き程度)、ストック材整理を予定。天候等で変更があります。

・参加予定人数 約10名

・日時: 11月4日 作品撮影、5日(土) 6日(日)装置解析、機械・治工具・刃物、機器類の見分・メンテナンス。ストック材の片付け譲渡 10:00 – 16:00 (暫定)

・塲所:日高工房  長野県佐久市香坂 1157-1 (佐久インターから車で約20分の山里)TEL.0267 – 67 – 7897  日高雅恵(染色織物工芸家)

・泊り・粗飯は用意します。詳細事項は、参加エントリーの方にお知らせします。21日締め切り。

・ご参加連絡先:AQデザイン開発研究所 阿部蔵之 TEL.0263 -31-2001  FAX.0263-87 -8911   e-mail: abe@aqdeign.jp  mobile :090-6794-1055

■日高英夫作品歴 http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/8251

*変更は、事前に連絡します。人数が多い場合は調整します。予めご了承ください。

ⓒ 2016 , Kurayuki, ABE

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木の総合学研究 2016  「木のクラフト工房制作治工具・機材」「Shaker Modern を削り拓く木工家記録」「凹面スーパー座繰りHIDAKA装置の解析」

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