「クラフツハウスミージアム」設立構想 Webギャリーの開設・展示に併せて
「CRAFTS HOUSE MUSEUM X 」設立構想イメージ−2. 付随ワークとアクションプログラムから
クラフツフェアー32年の時間を発展的に考えますと、当日会場での短期スポット的な出展から継続発展のアプローチへつながり、ステージアップしていくのが自然の流れです。その具体的なアクションプログラムの構想を推し進めると、実際のプロセスや可能性がみえてきます。http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/2866
優秀作品のキープと催事後の連続ギャラリー展示、作品評価、購入と収蔵ストック、作家工房ライフ・制作記録などの付随取材作業の集積は欠かせません。
こうしたプロジェクトのはじまりに、クラフツフェアーまつもととともに歩んだ木工家日高英夫の遺作を閲覧できるwebサイトを前稿で立ち上げました。Windsor ChairとSchaker Furniture スタイルを更に洗練したシンプルモダーンの爽気を感じていただけると思います。
松本平と周辺地域では、クラフト人が集まりクラフツシティというイメージも派生してきました。自然の流れで次のステージは、クラフツマンの現業を支援できるクラフツハウス機能に展示ギャラリースペースと収蔵ストックをもつ施設の存立をはかることになります。創造的な才能を評価し、専問的なサポート、バックアップできる態勢は、アートクラフトムーブメントに重要な役割を果たします。その拠点は、やがて現実となり、徐々に有益なソーシャル作用を発揮することになるでしょう。
構想とプランニング、存立のためのオペレーションについて (コミットメント2016)
❶独自のコレクションがあり、継続的な作品の蒐集・収蔵を行う。
(クラフツフェアベストプロダクトなど、現在の個人所蔵・分散保存から、集合施設保管への移行を想定)
❷展示・プレゼンテーション、作品集レゾネ等の作成
(イベント出展記録、工房作品記録、創作ノート実測図面の作成)
❸作者の制作メモや作図・写真・道具類、制作関連記録・図書資料の収録
(制作ノート、機材、道具のメンテナンス、作画の保全・図書の収録)
❹図書媒体物の閲覧 ライブラリー・アーカイブス機能の保有 1985 – 2019
(クラフツフェアまつもと例年のCFM 開催出展記録資料、周辺展示会催事の記録など写真画像 約70.000カット)
❺広報・編集、紹介・業務コネクション
(インターネット上のギャラリースペースによるITプレ公開展示 他)
⑥クラフツに関するリサーチ・研究活動の推進,成果のトランスフォーム
(制作支援・指導、セミナー研修開催、School Visit 教科連携 プログラム提案とコラボレーション、育成アドバイス等。)
❼クラフツマテリアル・ハンドツールコネクション(媒介譲渡、共同購入・シェアー頒布)ベストマテリアルや機材を最もふさわしい人にファーストサプライ。
⑧意匠権、PAT.著作制作物の検索調査、知的資産の運用・ガード
⑨ワークショップ・販売拠点の運営 工房手法・制作機材 キャパシティ保有
⑩業務推進手助け支援・実践マネジメントノウハウの提供
⓫次世代への機材・資料の引き継ぎ、譲渡 Hand Tools and Material Connection
⓬解説、評価、アワード、推奨など派生する付随ワークのイニシアティブの全てを。
以上のコンテンツは、近未来志向のオペレーションです。既に手をつけて助走をはじめています。
「作品の蒐集・展示」からシフトし、創作の現場で才能に寄り添い、作用・支援する事に軸足を置くオペレーションに注力したい。資金、企画運営構成メンバーと組織体、パブリックスペースは未だありませんが、具体的な事案を手掛けていく過程で、アートクラフトワークを奏でる高次のシチュエーションが、次第に鮮明にリアルに見えてくるはずです。20161210ABE
ⓒ2017- 2019 , Kurayuki Abe
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木の総合学研究2016 「クラウドアートクラフツミュージアム Webサイトギャラリースペース」
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