「好感度自然素材」「木歴・木録」フルーツウッド木の内科自然の造形

梨の木の稀少な「波杢」_ 自然界の「ゆらぎ」が造り出す地上の美質 |Pear wood’s waved and fine grain of fluctuation pattern |The aesthetic quality of the sensitive and comfortable material is the life force itself. 木理続考−2  木の内科-86

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

辺材・白太に現れる変形木理には、圧縮・引張り・揺れ捩れがあり、張り出した太枝(力枝チカラエダ)を反対側で引張る筋絞目シボメがむくり、連続波目状のフラクタルパターンが現れます。

倒れまいとする樹体の動きが、独特の木理モクメを造り出します。好感度・快適素材の美質は、時間の集積と生命力そのもの。フルーツウッドには、好感度の高い材質感や美しい木理モクメが多いのです。

 

 極太の「力枝チカラエダ」元にかかる風圧揺れ_捩れが樹体全体の肥大成長に大きく影響して応力変形がおき、連続した波目が現れています。「ゆらぎ」が見事に現れた自然界のフラクタル現象なのですが、辺材白太の肥大成長幅をみると野生のフルーツツリーでも畑地の近くか、養分が多い塲所の生育と見えます。太枝が「ゆらぎ」を増幅し,応力変形が深く拡がります。

斜め引っ張り・圧縮に回旋応力がかかるので、繊維組織には捩れムクリ、逆目立ちやバイヤス拈り、木理の狭窄キョウサクが起こります。一本太枝が張り出し反対側では引っ張りで絞シボメ樹体を造り出し波うちたもの_存立するために辺材・芯央部の組織造りかえが起きていたのです。

■トレーサビリティ

梨・白 74yrs.  1995年3月 岐阜木材市場購入原木の製材・マテリアルトリートメント・長期自然乾燥

元口 740mm x 640mm   自然乾燥・養生13年_熟成・富貴化テストサンプル

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木の総合学研究2021 「天然木理考_梨波杢の現れかた」「フルーツウッドの好感度美質_自然のゆらぎが造り出す年輪木理」

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