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白樺(白木無地)軟・硬質材と(赤身)牡丹の明らかな違い_群生林伐採原木のまとまりから見えてきた抗菌・抗体の分泌、虫喰い防御を変える先駆木の巧みな適応バイタル|An obviously different corewood of white birch in Japan, soft and hard and red peony. Anti-microbial secretion and defensive curing of the evolving vital.|既に進化を始めた先駆木の樹性・材質を捉える 木の内科 -118続

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

前稿に続きます。

生木時には、ハッキリ見えない抗菌・抗体分泌_ 10年ほどの長期自然乾燥過程で入節の周縁、ダメージのセルフキュアー、芯央材色のコントラストも現れてきます。微細寄生虫髄班を取り込み、抗体免疫防御をはかるのは変異や亜種ではなく、進化のステップと見えてきました。虫喰いは深く入らず、用心棒を下宿させているようなもの。

❸ 白樺 硬質材 目詰み・重い材質

樹皮は純白ではなく、褐色がまじり、幹周りがいびつに肥大_木喰い虫は外皮から辺材白太に入り、堅いので芯央には到達せす。

 

抗菌抗体の動きは自然乾燥 10年ほどで材色のコントラストがハッキリ見えます。

目詰み堅木は、重く樫材に近い気乾比重_木肌は緻密光沢あり

 

❹白樺 赤身 ・牡丹

外皮は薄く、内皮は厚い独特のクロカバ色

芯央赤身・牡丹の抗体分泌_打撲受創部治癒の激しい動き

この樹体耐性・治癒の違いは、一時にファミリーが消えないように異体を造り変える平行サバイバル_進化途上と考えられます。

ブナ芯赤牡丹と同じように、腐朽と間違えないでください。人知を越え、白樺さんも逞しい。

❺  樹性・物性評価 チャートダイアグラム

ドイツ・北欧圏のカバノキ 数種

・Sandbirke (Hängebirke} 欧州白樺 平地カバ

・Moorbirke(Haarbirke)  欧州ダケカンバ  堅木

・Braunmaser birke 端節班カバ 特殊な杢 模様入り

Barke 樺には、軟質と硬質のものがあり、Braunmaser birkeと呼ばれる端節班入りの木理があります。端節ハブシに似ている抗体分泌細胞群が現れる杢目が美的に扱われています。 スエーデン語で「Bjok  ビヨルク」白ビャクにちかい発音は、民俗言語のルーツを遡るかもしれません。白い樺という名称はなく、Birch (E)Bireke (G) だけです。

日本のカバノキ科には、真樺ウダイカンバ、ダケカンバ、オノオレカンバ・八重皮、水目、アサダ、シデなど10種以上。欧州バーチに比べて百万年以上のDNAキャリアの違いがあります。

カバノキを専門研究したり、最新の知見を教える人も知識も不足していますが、氷河期を越えてきたシニア樹種の生命力の拡がりは、欧州カバには無いもの_ナチュラルヒストリーに特筆されるでしょう。カバノキ科は。大したものです。

梅雨の終わりに白樺樹皮剥がし

・樺の木 樹皮はがし「クラフト・エコ・メディカル」マテリアル Birch Tree and  Wood 木録

 http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/5377

白樺は、真っ先に飛来して粗地を整える先駆木パイオニア植物_他の生き物を育む環境貢献優等生でした。樹皮は、春に水上げ肥大成長すると、幹から内皮が浮いて剥がれます。傷はつきますが、そのまま塞がれて黒ずみます。

株元から木喰い虫・腐朽菌が入り、芯腐れがおきて倒れます。寿命は約70年ほどで、ブナ科。カエデ類に遷移します。

明治3年以降、ドイツ林学・杢材学を手本にしてきたので、固有のネイティブ樹性はよくわからないまま 150年_木香の微細放散と人体や室内環境への影響、各樹種固有の抗菌抗体の分泌・発出も次第に明らかになります。木の内科研究は、未知の領域なのです。

プラスチック・化学物質・電磁波に溢れた現代の暮らしですが、体の自然を取り戻そうと自然素材の力を尊重する総合学域・実学へ進みます。

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木の総合学研究2024 「白樺樹体内の抗菌・抗体分泌_防御・治癒」「白樺軟質材・緻密硬質材・芯央赤身牡丹の抗菌・虫喰い防御の違い」

 

 

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