「木」と祭り「木」の道具・工具キコリ杣仕事ジョイントシステム

斧柄ジョイント「割楔・打楔」 棒屋の手仕事は、先端ジョイントワーク 木工ジョイント-17.

阿部蔵之|木とジョイントの専門家

斧は、木を伐る・割る・はつる・削る・彫る・打つ・刻む  多機能。  柄木の取り付けには「楔締め、割り楔・楔打ち」が基本。  金属刃物と木棒握り柄の緊結ジョイントには、古代から楔が使われ、樹種・用途にあわせたプリミティブな形が継承されてきました。寸胴な石斧形が長く続き、バイキング斧のテーパー付き刃が歴史を変えます。

 棒状で握手の先端に機能パーツをつけた道具は多種多彩。人類共通のツールですが、工具刃物・生活用具・スポーツ遊具からレスキュー・武器にもなります。農耕具・建築木工・杣道具制作は、鉄とウッドワークが主要な技術ですが、現在では工房製作から合成材・工業量産へと移行し、消滅前に制作技能の本質をジョイントテクノロジーからフォーカス。先端仕事のシンプルなデティールや実用性を現場の実作例・技法から把握します。

杣・大工用、生木・乾燥材別、横伐り・縦割りで刃型・緊結構造が微妙な違いの他、地方独自の形も伝承。樹木と人のかかわりを道具刃物・ジョイントシステムから考究します。

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  堅木広葉樹と針葉樹材で刃先角・カーブを変え、振り下ろす距離・衝撃力により刃のサイズ・角度・重量が段階的に分かれます。また、頭部ヘッドをハンマーとして使える様に鍛鉄研磨加工したものは、北欧やロシアで常用されてきました。日本の斧は頭を叩く構造ではなく、鋭利で繊細な切刃になっているので、刃先研磨のために楔止めにしています。木材のカット量、硬軟、体力に応じて斧のサイズ形状も決まります。伝統文化の中で長い時間とともに洗練され、継承してきた形は、用途により仕様が異なり、各国・地方で刃型・柄に独自の工夫がされています。

木柄のジョイント方式が作業能率・研磨・修理・安全性に関与

柄接ぎジョイントは、振り下ろし衝撃で抜けないように柄差し緊結構造に特長があります。伐採・薪割り斧は、使用時の消耗・破損が大きいので、日本では研磨や柄の据え替えに便利な打ち楔止めが多く、ヨーロッパ・北欧・ロシア地方の斧は、絶対に外れないダブル割り楔のロック構造をとります。小型で比較的軽い手斧・カンブチ類は、斧刃の頭にあけた「ヒツ(シツ)櫃」に密着する精度の高い仕込みをして納め、楔締めは大型・重量タイプに使われています。
切断・切り裂き・割り刃・刻み用は両刃、はつり用は片刃、臼堀り用細刃などの種類があります。柄据えの工作が、安全性と作業性に大きく影響しますのでジョイント部の構造の違い・文化的背景や技術の多様性に注目してきました。伐採用・はつり・薪割り用斧の典型を記載、すべてプロ仕様です。現在製造されているものから。
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①  鉞  1.25kg   手はつり用 白樫柄据え「 ヒツ」差込み嵌合固定
柄は段差がありますが、片手持ちで柄に破断力はかからないので楔固定はせず、段差をつけて仕込みます。ヒツの嵌合はきつめ。
白樫材、抜けない様に高精度のきつい仕込み(弾性摩擦保持力)土佐山田製・信州型  杣・大工職用、大正時代からの刃型、合せ鋼鍛造刃(白紙)  鉞は斧刃が広いタイプの呼称 ハビロ(木曽・飛騨地方の呼称)
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② 伐採斧 1.75kg     杣ヨキ(横切り)  白樫柄据え「ヒツ」差し込み嵌合・下端に打ち楔止め  柄元下端の損傷を長目の楔で受け、刃先研磨時の着脱に便利な固定構造します。  土佐山田製 洋斧 のテーパー先細反り型(Tapered cheek     Viking Ax Headの影響を引く) 合せ鋼(白紙) ¥ 6.200- 長楔先端余長は、使いはじめに再打ち込み、適当な位置でカット。  柄据え:杣師 森脇信夫・松本市  20090825
木曽地方の杣職は、楔に鉄片を抱かせて鉞の柄を保護する二重プロテクターの工夫をしています。イラストでは「わなぎこみ」にチリをつけていますが、ヒツと柄の仕込みは通直がベスト、剪断柄ちぎれが起きるので胴附きのような明らかな段差はつけません。(衝撃による応力集中がおきるからです。)
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・伐りヨキ1.5kg  – 1.4kg   ¥ 6.200-
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・ヨキ 1.4kg  根切り(刃幅細狭 /光輝作)  ¥ 6,200-
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・カンブチ(釻打ち) 木馬斧 頭鋼入り  1kg・650g    ¥ 6,000-・ ¥ 5,200- (平成21年8月)
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斧柄 コッピング旋盤加工 (白樫・赤樫) 市販品  捩れなく、目通り・追い柾・二方柾木取り材が良質
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③薪割り用斧 2.1kg   赤樫柄「ヒツ」差し込み嵌合・楔止めに抜け防止ピン(軟鉄M4) 打込み ヘビータイプ  刃先が重く衝撃が大きいので脱落防止安全の工夫で先端にロックピン打ち込み。楔先端余長は、任意の位置でカット 割り斧の側面は、切断用に比べ、やや膨らむ  斧刃は、2kgを超えると恐怖感があります。 土佐山田製 洋斧反り型(Tapered cheek ,Viking Ax Headの影響を引く) 合せ鋼鍛造(白紙)薪割り用斧 2.1kg    ¥11,600-    柄据え:杣師 森脇信夫・松本市
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④薪割り斧 2.17kg 柄付き   石堂輝秀作(鉋鍛冶) 敗戦後混迷期の作品  関東型  所蔵 : 柏木工房 柏木 圭
写真・実測図イラストは、楔を外しています。研ぎ減り、画像変形があり、精密トレースではありません。ヒツ精度・内寸、楔、バランスが命、こっそりコピーすると大怪我するから危ない。20181031ABE

スエーデン型

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④ 薪割り斧鎚 スエーデン型(Splitting Maul ) GRÄNSFORS BRUKS AB    Bergsjö,Sweden    2.4kg   割り斧より重量があり、割り楔を打ち込み用ハンマーヘッド付。切り裂き型の内抉り刃  柄頭部は、テーパー割楔(縦)に交差スチール楔打ち(先端三本足の割込み楔、脱落防止ダブルロック)握り柄はヒッコリー二方柾材、スエーデン鋼ヘビー級・鉄鋼鍛冶職人のハンドメイドですが、斧柄はプレス機圧縮で固定、頭と柄下端に保護用ネックカラー( Neck coller)巻き、薪割りで刃が外れると柄元に当たり木部のダメージが大きいので保護用の鉄板カバーを抱かせる。握り末からスベリ止め溝刻み180mm
ハンマー使いでは、柄頭内部に衝撃がかかるので、「ヒツ」の横縦方向・内部に密着させ緊結するダブル楔の高度安全対策。脱落すると大怪我間違いなしの危険な杣道具です。体力骨格AA、バイキングクラスの人向き。¥13.000-    20040312 ABE
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⑤トポール( ロシア手斧)
細く鋭利な内R削ぎ切り刃 この斧一丁・鋸で丸太小屋組み建築をつくる。切断・削り・刻み・彫り・ハンマー機能をもつロシア伝統の多機能手斧
木柄は、白樺堅木。衝撃を和らげ、剛性を増す肩付の曲り握り柄。極めて鋭利な鍛造全鋼の細刃グラインダー研磨仕上げ、ナイフ使いが出来る内側抉り切り裂き薄刃です。
頭部(鍛鉄研磨仕上げ)は、ハンマーとして鎹・釘打ち、丸太組み継手のスカバCKB (雇込み栓)打ち込みに使用するので衝撃が大きくても抜けないように、逆ハの字堅木切片・二枚割楔打ち。更に「ヒツ」柄下端には、逆蒲鉾形の楔打ち。トリプル楔打ち込み 左右の割り楔は、不揃いでシンメトリーではなく、右半割下部が破断。少し大雑把な仕込みです。鍛造刃側面に制作刻印「 y2 1989 2 u2p 」 柄付き1.8kg
ヘッドハンマー使いの斧では、柄の接合仕込みを絶対に抜けない安全構造にしています。割楔締め、緊結の基本的な考えが違う。国産の白樺は軟質ですが、フィンランド・ロシア白樺には堅い材種があります。木柄は衝撃・振動を吸収し、応力分散のショルダー(握り前位置限度ガイド)を付け、握り手エンドは手をホールドする曲げ削り出し。斧刃は柄に直角ではなく、約 7°おじぎさせて振り下ろし時の刃当たりを滑らかに切削性を高めています。
次の画像は、手斧のハンマー打ち・彫刻・切断・削り堀り、刻みの様子。
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テベリーの大工、伝統丸太組建築 黒姫の現場で 1993
3 ヶ月Visaで訪日。1992 現地Tverで刻み仮組み、シベリア鉄道で全ての建材をハバロスク新潟経由で輸送。1993 年7月訪日 基礎工事・土台まわり 及び、附属サウナハウスを9月まで施工、1994年6月再入国 家屋9月竣工。(丸太組みジョイント工法は次回掲載予定。)
 1993年夏、モスクワ近くのテベリー市から丸太組建築が黒姫で建築されることを知り、木の大学講座参加メンバーと現場地取材に出向。その時に出会ったテベリーの大工 KpbIΛOB  クルイーノフ親方に頼み、翌年の夏、再来日時に一丁新品を調達してもらいました。シベリア鐵道経由到来、入手。1993 – 19940829 黒姫現場取材
ロシア連邦崩壊直後でしたので、此の手斧は当時 RUB 40,000-  為替レート$ /1,000 – 1200 RUB JPN4,000-   経費込み¥10,000-
 
なぜロシアのキコリは、鉄斧を選んだのか? 「金の斧・銀の斧・鉄斧」民話の現実は
 正直者の木樵は、ウッカリ斧を池に落とします。すると池の中から美しい女神が出てきて(タイミングが良いのは、池の中で見物していたのですね。錆びるし、どこに斧置き場があるのという声あり。)
「お前が落としたのは、これ?」と拾いあげて金製、銀製を次々に見せます。しかし、木樵は首を振ります。鉄製でなければ生きていけません。木を切り薪を作り、家を建てられない。木樵の生命ですから。(金銀製では、木を切れず凍死してお終い。金斧を売りに行って鉄斧を買うにも、ロシアの広大な土地を歩き、貴金属商を探して町で換金するのは大変。山賊追いはぎも横行。)
  極寒の地では、薪作りが食事をつくり暖をとり命をつなぎます。斧を振り落とすのは未熟な初心者、ベテランは池に落としません。深い池の縁で大きな樹が生えているというロケーションも妖しく、森木の伐採経験があれば、直感で変だなと思うのですが、そこはお伽の世界。今では、斧を担いだ木樵に会うこともありませぬ。美しい女神にお会いできただけで果報ものです。
ロシア斧は、一丁あればサバイバルツール。万能使いの刃物でした。ツンドラやタイガ極寒の地で生き抜くためには、「ナイフ刃物とマッチ・釣り道具に縫い糸と針」の4点が必須と先日のTVで探検家 Dr.関野吉晴が語っていました。(NHK 20150815  達人 x 達人)この優れた斧があれば更に安心。
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北ヨーロッパ・ロシア地方の斧 「両刃標準形・細長手斧刃・広刃・曲り刃  」
「木瓦と葱ぼうず ロシア・ノルウェー・フィンランドの木造建築 」展 刃型スケッチ   INAXギャラリー1992
⑥ 薄鍬のダブル楔・割り楔と楔止め  久保和正作 前橋市久保農具工房 2015
鍛造農具の頭と柄差し(柄据え)センターから割楔で左右側面へ押し拡げ、さらに、下端に打楔を入れて天地方向のテンションを加えて緊結。あおり・振り下ろし衝撃力を受けとめ安定する平楔を打ち込みます。農作業は土・水使いで傷みが激しく、柄の据え替えが頻繁です。楔打ちならば、据え替え・修理作業も早い。縦横ダブル楔打ち。斧ではありませんが、同じ棒屋仕事のジョイント類似参考です。薄鍬刃:鉄・鍛造 刃先のみ焼き入れ  7.5寸 230mm   柄付き1.185 kg    ¥ 8,500-     20151015 ABE
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⑦ 臼堀り斧     臼の中繰り用      久保和正作 前橋市久保農具工房
柄の上下に鉄楔打ち  下端は保護用の鉄板嵌め二重補強  穴掘り用より更に刃の長さが深く刃先細幅 すぼまり形
鉄楔は、締め緊結度が強く、樫楔より厚みを減らし、櫃の摩耗を軽減。ガタつきを抑える。
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杣頭の半被「クロス鉞紋」 羽山晴夫  / 御柱祭・松本市入山辺大和合地区  20140429
 この他、刃幅の広い鉞、細刃の臼堀り斧は、日本各地にありました。林業・農作業、大工建築も機械化され手道具の需要が激減。現在では町中に鍛冶屋が無くなり、土佐山田町等で鍛造刃物が制作されていますが、刃物工場で柄までつけて出荷。多くの汎用品は、台湾・中国製に移行しました。
手仕事の品質は,高く耐久性があり、修理して使いこむのがベストです。道具は、本来、使い捨てではない。資源・エネルギーのみならず、優れた手仕事の刃物鍛冶と木工文化が衰滅しつつあります。斧・鉞の形は、武器の祖型や系統、歴史の中で到達した姿を記億してきました。
さてさて、鍛造鍛冶・棒屋・堅木木工・木柄専門職人は、もうすぐ姿が消えます。棒屋は、82才現役 定年なし。山仕事や農工・建築現場でプロが使い、鍛えられてきた道具は、長い時間の過程で洗練され、到達した形であり、高い品質性能を誇ります。威力のすごい刃物は、途切れることなく引き継ぎたい高度な身体記憶の職人技です。
先達の知見や詳細現場記録だけでなく、自分で使いこなし会得し、実物を揃えて直伝相伝。キコル学話は続きます。

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* 「ヒツ」柄仕込み穴・櫃 日本独特の呼称
 *  石斧から鉄斧への考古学・民族的研究に「斧の文化史」佐原 真 1994   UP考古学選書6  東京大学出版会    ISBN978-4-13-024106-9 ¥2,600- があります。
*現在、林業では樹木伐採時の枝払い程度。チェーンソーや重機ハーベスター機械切りです。斧はストーブ用ですが、ネパールでは燃料に薪が一般的で、まだ斧使いがポピュラー。ロシアの地方大工は、電動工具が入りましたが、まだ手斧が健在です。
* 柄木用の樫材のない地方では、ヤマボウシやビワ・ケヤキ、アズキ梨堅スギ・トネリコなどの堅木を使用。

 櫃の雑な仕上げはズリ下がり抜ける

樫柄、楔を調整しても衝撃で動きだします。ズレ出すのは、柄からの力が斧先に集中しない不安定なジョイント。刻印モノは量産品で少し安値。鍛造・刃先もあまいので直ぐに研ぎ直し。やむなくロックピン打ち、制作者がわからない斧刃は要注意。20180510ABE

追記① ドイツの刃広鉞

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■Breite berte (ドイツ製)刃幅 : 345mm  拈り角 9 ° 柄長さ60cm  平柄仕込み先テーパー楔形で弾性固定 by Mathijs Huyghebaert  /Antwerpen   20160718 ABE   京北・ 匠の祭典 造材実演
類似刃別名「Malarienhacke 」Österreichs    造材斧は、Hackeですが「ハツリ」と音感が近い。外形・刃渡り寸法刃幅で各地の呼び名が違います。

追記② 鉞はつり 造材実演

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■はつり鉞 (刃広・ハツリッパ / 平柄・楔打ちダブル) by 市川 歩 福山市神辺町 20160718ABE  京北 匠の祭典  造材実演  柄型は「平・長楕円」など個人の好みでまちまちです。
本稿に登場していただいた見事な職人方は、現場で卓越した技能を披露してくれる心強い存在です。

原始斧

原始斧膝直柄 弥生初期出土 三重県納所 S;木器集成図録   近畿原始篇 PL.6  / 史料第36  国立文化財研究所

古代・中世、近世、江戸までの遺物、復元に関する研究資料は吉川金次著「斧」に詳述されているほか、野鍛冶・白鷹幸泊手稿に系統的分類資料が残されています。

 

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木の総合学研究 2015 – 2019   「斧の柄 楔ジョイント」「ヨキ・薪割り・釿り斧」「スエーデン鋼斧鉞・割り鎚」「ロシア斧トポール」 「建築・木工用鍛造刃物」「 木柄・棒屋の手仕事 斧柄差し」「白樫・赤樫・白樺の斧柄材」「ドイツ鉞刃広」

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