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クラフトフェアベストプロダクト−2.柏木 圭の「懐中箸入れ」+「製本手締め器」創作歴
AZUMA型棒鉋から削り出される栗割り子・留輪構造_エコライフスタイルを創り出すクールジャパン傑作は、何時しか名品になりました。
環境保全・循環資源、エコロジーシフト時代にふさわしい木のナチュラルデザイン。ロングセラーの新しい造形実用品は、ESPエネルギーセイビングプロダクツそのもの。自薦クラフトフェアーまつもとベスト作品です。
1994 クラフトフェアーまつもとに初参加出展、循環再生ひこばえの栗材を遊び心で箸入れをモダンな携帯デザインに
箸は、古よりいろいろな素材、形状が創り出されてきましたが、弁当箱に付随した蓋スライドケースが雑貨として日用品として生産されてきました。当初、木箱だったものがアルミプレスやプラスチック製になりましたが、かさばり実用性優先でデザインやスタイルは二の次。カラフルな色や模様付きがほとんど。箸入箱の固定イメージが出来ています。外食で使えるかっこいい、粋な箸入れが無かった。
「木の細棒箸入れ」はパカッと割れる意外性や栗の直裁な木目がナチュラルデザインとして評価されて沢山の注文を受けたヒット作です。使い捨て箸に対する節約意識から箸を携帯するムーブメントが起きてきた時流にマッチしてベストセラー作品となりました。開閉は、籐編みの止め輪をずらす全く新しいシンプルな構造。使う人を小粋に奥ゆかしく印象づけてくれる、趣味やセンスが光る役物です。
新しいジョイントシステムの誕生
栗の素材・用途について
初作1990年、自然体で率直なモノつくり
2007 「かたち・現代日本の意匠」展 フランクフルト市立複合芸術美術館に栗懐中箸入れ選出される。Selection of「 KATACHI,FORM 」Museum Angewandte Kunst (Frankfurt am Main) 2007
仕様
① 北の森にて冬期新月伐採、間伐玉切り
火災消失前の柏木工房 1997年3月
「木のデザイン・ウッドワーク」特別講座で制作実演
実務・実学・実践を教える場は学外にある
現場を踏むといえば、「ジョイントシステム」の調査研究のためローゼンハイム大学を訪問した際、教務科職員の方が同じ研究分野の教授がいるので大学院の授業現場を訪問する手配をいただいたことがありました。教室は学外、市内にあり、教授である建築家のアトリエ。実際の仕事場での6名受講となりました。デザイン教育は、実務・実技であり、教授 Professorは実業専門職プロフェションを持つ人であることということを再認識。
突然の訪問は、学生たちに「ジョイントシステムについて」ガイダンスをすることになりました。訪問客もただでは返さない。実社会の交流体験をもさせる機会ととらえていただきドイツの実学・実践の場を体験しました。芸術系大学では、工芸作家やベテラン技能職を招聘して実地講座を設けるプログラムが増えてきています。
教育制度の違いもありますが、大学を卒業する時は、直ぐに専門実務が出来ることが就職条件、大学構内で出会う生徒は社会人の風貌です。職場に入ってから仕事を覚えるのでは遅い、最高学府を経て技能を身につけるには感覚神経が固まっています。身体で覚えるには、幼少期の体験がものを言う世界です。
JICC出版局 1991/06/20
・サライ 小学館 1995/03/02
L: 510L x 90D x 160H ネジ芯間隔360mm,5kg
M:475L x 90D x 160H ネジ芯間隔360mm,4.8kg
工房制作シーン
・厳冬期20120208 箸入れ制作
・ PISA教会の献金箱再現 2005(逆四方ころび )
訃報: 2024年11月26日 柏木 圭 急逝しました。
受注制作は出来ませんのでストックのみとなります。
工房制作作品・クラフトフェアー松本 参加出展関連コンテンツ:
・イギリス型・スイス型シェービングホース(削り馬) 工房クラフトスタイルを支える自作作業台詳細 床作業姿勢からイス座ベンチワークへ 「あて板考」 -2 +「グリーンウッドワーク」 ベストブック-12
イギリス型・スイス型シェービングホース(削り馬) 工房クラフトスタイルを支える自作作業台詳細 床作業姿勢からイス座ベンチワークへ 「あて板考」 -2 +「グリーンウッドワーク」 ベストブック-12
・柏木千繪 小高窯・美麻Pottery クラフトフェアベストプロダクト-12 |
http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/17385
・「極大・大玄・小玄・豆」名鍛冶 幸三郎作玄能 別格ミュージアムクラス に「柄物」卓越異能 柏木 圭 の白樫柄付けアートワーク2004 ハンドツールコネクション-11
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・クラフトフェアベストプロダクト・柏木 圭の東モデル南京棒鉋 AUZUMA Spoke Shavesケイショウ_ハンドツールジャパン http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/33968
・クラフトフェアまつもと出展展示・実作道具刃物談義、次世代交流の本来・未来-2. http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/12044
・クラフトフェアまつもとアーカイブス 1985 -2022 |参加出展シーン / 出品ベストプロダクト17撰 1985 -2022
http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/33968
・多能な異彩木工造形職による「スマート銑セン」特註仕様_シェービングホース(削り馬)用に刃身を短く刃先当たりは長く手許安全 | |鋭い切れ味の直刃・抉り_洋道和才 ハンドツール ジャパン-63 http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/38876
・北安曇地方の漆掻き・塗り 現場ノート2005 – 2006 |枯れ死・根生え再生/鬼無里村_竹林内滅菌抗菌樹体の併立ち_人里近く/小川村薬師沢|自然のオーガニック樹液の殺虫殺菌_滅菌抗菌力_その抗体潜性を明らかに|木と人間の関わり_ウルシ皮膚科_木の内科 – 79 http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/30449 (同行作業)
・簡略し雑になった斧の厄除け・安全祈願マークのルーツ|北斎画に描かれた斧の神紋、ミネバリ伐採現場に見る木樵空師のロープワーク|怪我・災難事故を呼ばない神聖な形に作銘・ブランドマークを打つ錯誤道断|斧鉞考・続 ハンドツールジャパン-36 http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/30062
・赤松・脂松・姫子松の青入り「白太(辺材)落とし、赤身(芯材)使い」がウッドワークの基本|青色腐朽菌は消えず芯央へ向かうから赤松テーブルは芯材木取り|松ヤニロジンの抗体化成 Insight 木の内科-42 テーブル制作記録 http://kurayuki.abeshoten.jp/blog/22103
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この他にも創作活動記録がありますので、順次掲載します。
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