「日本木工院」「木」と建築「木」の文化伝統文化修複・保存木工

絶対にやってはいけない継手の欠き込み、穴あけボルトぶち込み・締め上げ柱割れ_世界にも稀な現存戦闘型の木造 430年、松本城天守柱組継手が損壊する前に|Never drilling and bolt nut fasenning of TSUGITE JOINTS impaired durability and strength, wooden pillar structure’s destruction in progress appeared the many cracks of Matsumoto Castle.|無残な修復による構造破壊 木のジョイントシステム-40. 継手論考-1.

阿部蔵之  2024年10月5日(土)

柱組み構造は、ジョイント部分に最も負荷がかかり、耐えられなくなると継手から破断し、木造建築が倒壊します。修復再建造営後に国宝になり、丸見えの柱軸組は、あちこちで割れが目立つ様になりました。 この天守下・角柱継ぎ頭貫カシラ […]

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「日本木工院」「木」とともに生きる「木」と建築「木」と祭りサミットワーク伝統文化木と人間の関わり木の総合学木工

『木工文化のはじまり~先史時代の木工文化~』埋もれし残欠も耀いてみえる古代基層技術_「木」と考古・考現学|The beginning of premitive and cultivated woodworks summit in early aged Japan. 木の大学講座 講義記録 第9期 1994 「日本木工院道標−2」

阿部蔵之  2024年9月19日(木)

「木工文化のはじまり」_木の大学講座  9期 1994  講義受講記録は、自然の暮らし方や原始・古代のモノ造りが教える再生循環する技術の在り方も感じ取り、野生の輝きや自然素材のもつ本質を学ぶ時間でした。 講座テーマ: 生 […]

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「好感度自然素材」クラフトフェア伝統文化工芸

装飾を寄せ付けない青白磁翡翠色 九谷モダーン・西田健二_作陶2009 清楚で寡黙な存在感が漂う天才肌 クラフトフェアベストプロダクト – 6 続

阿部蔵之  2024年7月25日(木)

理想の形成をめざす感性は、細部まで完璧な美相をめざし、直系・親方筋をひく工人の才覚は見事に受け継がれ、重層の卓越技能が顕わになります。長い時間を経て到達した成形の極まり 定型化し膨らんだ工芸様式が行き着くとき、はち切れる […]

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「好感度自然素材」「木」と健康「木」の神秘不思議伝統文化木の内科木香薬用樹木

最も高価な香木「伽羅キャラ」内皮・入皮から分泌される抗菌・抗体の油性分が埋もれ木芯央腐朽周縁に蓄積し、樹脂化が拡がり芳香を造り出す。|The most expensive aloeswood KYARA of sensual fragrance, accumulated resin into damaged body from buried tree by natural maturing. |生命維持物質熟成の官能的なオーガニック香気は、古來から異性を狂わす。香木樹性新考 木の内科 -121

阿部蔵之  2024年6月29日(土)

伽羅香木は珍重される沈香_ わずか1gで測り売りされ、飛鳥時代から運ばれた越南ベトナム天然産は、高貴な雅び世界から出て、国内の隠匿がチラホラでてきます。国境を越えて来る熱帯林木の芳香生成過程と樹脂化が進む寝かせ熟成効果ま […]

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伝統文化工具・刃物木工

鉋刃の裏出し_極軟鋼金床・裏出しハンマー柄据え四方ヒツ|The URASUKI Kanna blade-flatting、hammer and extremely milde-steel anvil | 刃鋼を割らないプロの技あり ハンドツールジャパン-68

阿部蔵之  2024年3月3日(日)

鍛造地金合せ鋼鉋刃は、刃研ぎが進むと刃裏の裏スキがなくなり、刃先線が微細に歪み、切れ味が鈍ります。刃裏の付け鋼を金鎚で打ち出し、裏切れ・ベタ裏の矯正を行う作業が有ります。 師事伝承_正調な裏出しテクニックを伝承していきま […]

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「木」と環境伝統文化工具・刃物工芸日本の自然色木工自然の造形

世界最上質の合砥・山城國葛野郡梅ヶ畑村_押し上げられた岩盤の埋蔵堆積層マッピング| The mining map of AWASEDO in Kyoto by Nagahara Masanori 1998 . |日本砥石調査会 長原政則の研究レポ上書き ハンドツールジャパン-66

阿部蔵之  2024年2月16日(金)

研ぎ味、刃付き、研ぎ肌、石の美しさ、微粒度、硬質が極めて優れている合砥は、プレートに押し上げられた帯状の堆積層鉱脈に現れ、鎌倉・室町時代から山城國梅ヶ畑村域で採掘されてきました。品位は、逸品極上ものばかり。   前稿に続 […]

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「木」と食「木」の道具・工具キコリ杣仕事伝統文化工具・刃物工芸木工

遙か飛鳥時代から使われていた「木地クジリ」削り刃物「鑯セン」鏟・鉇・銑 _内銑丸・外銑直刀・抉り銑あり_刃形を整え鋭利な手工具が活躍してきました。|From ancient times,the SEN sharpe and fast shaving knifes are working so longtime .| 電気が無くても、平気で元気に鋭く削れる  ハンドツールジャパン- 64

阿部蔵之  2024年1月30日(火)

鋭利でグイグイ 、サクサク、ザックリ、さっと削れる手工具は、鉄器時代から長い時間を経て現在まで伝承されています。凄い切れ味威力片刃刀 本稿では、木地師の外・内・抉エグリ銑について全てを伝承している檜枝岐専門職の杓子ブチ […]

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ジョイントシステム伝統文化工芸木工産業イノベーション

「組手」第二版 2023 出版案内 |「重力に反し、木目に逆らい、コモンセンスを否定する物理的に不可能なジョイント。 人類は、このようなジョイントを創ることが可能であることを証明した。」ジェームス .クレノフ|The KUMITE 2nd Edition, 2023 「Defy gravity, defy grain, defy common sense, absolutely physically impossible joints to prove that a human being can do with those joints.」by James Krenov. |十三代相伝「國政流変形枘・逆枘の系譜_江戸指物の美」

阿部蔵之  2023年8月14日(月)

初版組上がり立体図を組上げ前の構造をわかりやすく精細線画に差し替え、初版と一対の作画_雛形制作シーン・解説の編集内容です。 このジョイントシステムは、江戸文化・文政期に考案され、 13代にわたり門外不出、一子相伝で継承さ […]

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「木」の文化ハンドツールコネクション伝統文化修複・保存工芸

古代から使われてきた天然の研磨材_木賊トクサ(砥草)は、自然乾燥すると茎の絞目繊維が硬くなり、擦り汚れ落とし油滲みとり|素地を傷めず植物同士の相性がよく、修復研磨材に最適な資源植物|The natural rubbing_abrasive material of TOKUSA for best conservation works|長い時間をかけて到達した生命の絶妙を伝えます。ハンドツールジャパン -53

阿部蔵之  2023年5月5日(金)

木賊トクサは「砥ぐ草」_工業製品の研磨布・ペーパーヤスリが出回る以前は、木工芸・装身具細工物の仕上げ研磨材としてずっと使われてきました。 平擦り、縦擦り_いずれも適度に茎の繊維が起きて界面を整え、傷がついたりしない。環境 […]

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ハンドツールコネクション伝統文化工具・刃物木の内科木工

プロが手放せない使い勝手_狭いところでも重量物リフト、ズラシながら引き出し自在_レスキュー的道具にも使いまわせる「かじ寅バール」。釘抜き・解体用だけでなく、信頼性の高いユニバーサルツールとして長年活躍中。|KAJITORA BAR works in multiplex uses of subtle performance an excellent universal hand tools in TOKYO. ハンドツールジャパン – 52

阿部蔵之  2023年4月22日(土)

前稿に引き続きます。 鎹を外すには釘抜きやバールを使うので、揃えられる伴打ちの手工具が何かと活躍します。バールは、重量物を動かしたり、解体バラシに便利な鋼鉄製の梃子_機械が入らない狭い現場で持ち上げ、引きずり出し、こじり […]

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「木」と信仰「木」と神話・伝説「木」と祭り「樹木イメージ・図象」デザインの目伝統文化木と人間の関わり

大和合神社の「お舟祭り」古代の祖型を継承してきた降神真木_松の祀事 入山辺村-木の祭り・船体構造ジョイント(再掲)  

阿部蔵之  2023年4月6日(木)

山里のお舟祭り_毎年4月29日に舟形に松の神木を立てて、舟形御輿を担ぐ祭礼神事が行われています。 大型の船体を組立て、船上に熊出・箒を持つ翁・媼の人形が乗る神仙古事を曳いています。 所在地:松本市大字入山辺大和合地区   […]

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「木」と祭りジョイントシステムデザインの目伝統文化

緑の樹海に浮かぶ山里の「お舟祭り」_なんと舟を担ぐだけでなく、船体まで畳んで仕舞う木構造 KDノックダウン組立分解式。耐久強度・修理も考えた合理的な造り。残欠が語り出す衝撃吸収_壊れてわかる技術力 木のジョイントシステム-36

阿部蔵之  2023年4月5日(水)

ばらして修理再生できる構造体は、壊れないと気がつかない技の本質_実測すると見えてくる細部の工夫がありました。使えば分解して仕舞う、要のジョイント部分に着目します。 ぶっ壊れたら治すのは自分達だから、手入れ・後始末を考えて […]

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「木」と産業「木」の道具・工具ジョイントシステム伝統文化木工

大八車の実測着手_素速い車輪着脱「簪カンザシ」止め楔・〆ネジ |The KANZASHI Key used the guick axe assembling in 400yrs. of DAIHACHI wagon. 日本車輛造り400年_木のジョイントシステム-35

阿部蔵之  2023年3月29日(水)

 なんと安曇野の篤農家からほとんど傷んでいない「大八」を拝受しました。そんなわけで実測採寸して、詳細部・組み立て構造ジョイント_KDノックダウンの時代エコテクノロジーを詳らかにします。  荷車を後から押しても登らない急坂 […]

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「木」と神話・伝説「木」と芸術キコリ杣仕事デザインの目ハンドツールコネクション伝統文化工具・刃物木工

Aboriginal wooden machete was enchanted by spirits.|アボリジニの精霊が宿る「木鉈」ネイティブコレクション|An old native collection in Sydeny 1970 | Museum-class important folk art before it was noticed and widely known around the world. | 世界に注目され、広く知られる前に収蔵していたミュージアムクラスの重要先住民族アートの出番

阿部蔵之  2021年11月9日(火)

オーストラリア先住民アボリジニの「彩色木鉈」_ブッシュ伐り・枝落し硬木の片刃。精霊が宿る原始感覚が活きづくネイティブ意匠にみる自然造形は、一級の民俗木器遺産であり、傑作美術品・重要ザイン資料です。実物本物のリアリティには […]

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「木」とともに生きる「木」と健康「木」と医療メディカルウッド伝統文化修複・保存工芸日本の自然色木の内科林業・森林の仕事薬用樹木

北安曇地方の漆掻き・塗り 現場ノート2005 – 2006 |枯れ死・根生え再生/鬼無里村_竹林内滅菌抗菌樹体の併立ち_人里近く/小川村薬師沢| Urushi Extracting & Lacquering Note in North Azumi 2005 – 2006 |自然のオーガニック樹液の殺虫殺菌_滅菌抗菌力_その抗体潜性を明らかに|木と人間の関わり_ウルシ皮膚科_木の内科 – 79 

阿部蔵之  2021年2月27日(土)

地表で長く生きた樹木は、強さや免疫力を持っています。蟲やバイ菌が寄り付かないように、匂いや治癒物質を分泌し微細放散。損傷ダメージを受けると即座に樹体防衛_治癒反応を起こします。  約一万年前から、日本及びアジア各地では、 […]

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「木」と健康「木」と環境キコリ杣仕事クラフトフェア伝統文化日本の自然色木の総合学林業・森林の仕事環境

木の大学特別講座2020 天然抗菌成分を放散する孟宗竹・新月伐りの伝承| 十月の新月の日に伐ると割れ縮まず、虫がつかない。|Co2吸収_分解光合成、酸素放出が多く、驚異の成長スピード。抗菌力のある凄い再生循環資源|闇夜の日の竹取り物語 まばら参観参勤フィールドワーク+竹のベスト専門書- 続

阿部蔵之  2020年10月22日(木)

今年の孟宗竹新月伐りは、あいにくの雨降りになりました。木樵は、雨降りに森に入りませんが、竹取りの翁は雨でも伐り出します。この適期を外すと「竹とび虫喰い」や黴つきフケが発生、用意した良質材料が使えなくなり仕事に大きく響きま […]

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「木」と芸術デザインの目伝統文化工芸

詩情溢れる紙箱工房の道具箱「Akane BonBon」|パッケージではない道具のための箱オブジェ| 大切な物を仕舞う、存在感を際立たせるメルヘンクラフト茜箱|箱櫃庫蔵造形考の端緒 |クラフトフェアーまつもとベストプロダクト-16

阿部蔵之  2020年5月30日(土)

紙箱は、商品のパッケージにツキモノです。品物を保護すると同時に。イメージを際立たせ、ハートに響き、目を引くデザインが多くなりました。容器箱体は美しいだけではなく、使う人の個性や生活スタイルを反映し、思念や暮らしを表現する […]

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ハンドツールコネクション伝統文化工具・刃物木工

照り耀く名匠作と高評名工鉋レビュー | 鍛造史頂点を極める練達・卓越・至高 | 切れ味と美質を備えた究極の手仕事 ・ハンドツールジャパン | 鍛接鋼かせ地金ボーダー| 知らない事を、見たことがないものを明らかに | 20世紀後半の名工作鉋比較論考-続々・2020

阿部蔵之  2020年1月25日(土)

台鉋の刃鋼は、地金より僅かに高く鍛接火造り。名工鍛造品は研ぎ易く、刃先が速く整い、引きがかるい。存分に削り、仕事もはかどる。研ぎ減らし、ちび果てるまで使えるもの。もっているだけでスキル・メンタルアップ。仕事への情熱や自信 […]

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