「日本木工院」 | 「木」と建築 | 「木」の文化 | 伝統文化 | 修複・保存 | 木工
阿部蔵之
2024年10月5日(土)
柱組み構造は、ジョイント部分に最も負荷がかかり、耐えられなくなると継手から破断し、木造建築が倒壊します。修復再建造営後に国宝になり、丸見えの柱軸組は、あちこちで割れが目立つ様になりました。 この天守下・角柱継ぎ頭貫カシラ […]
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「日本木工院」 | 「木」と政治 | 「木」と産業 | 「木」と芸術 | 「木」の高等専門校 | ハンドツールコネクション | 修複・保存 | 工芸 | 木の総合学 | 木工
阿部蔵之
2024年7月16日(火)
前稿の東 敦史作「棒鉋」八分・六分は、台頭を叩けないので台逆打ち_意外な刃の抜き方・ポイントを解説します。完成度が高く巧緻・先駆的でした。 「綺麗な形ですね。やはり道具はこうでないと、という見本のような鉋です。」BWT […]
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フレーミング | 修複・保存 | 木と人間の関わり | 木の内科 | 木工 | 木界 | 生命構造と機能
阿部蔵之
2024年4月3日(水)
250万年以上前から地表に出現し、粗地に生えて他の植物の生育に役立ち、森林生物相を豊に成長させてきました。この先駆木の代表格は、こわばらず原性をとどめ、素朴で目立たない適応力を備えています。 特長がハッキリしない、どっち […]
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ハンドツールコネクション | 修複・保存 | 工具・刃物 | 工芸 | 木工
阿部蔵之
2024年3月29日(金)
釘頭を確実に咥クワえる先割れ口、打ち込みずれがない吸つき先端仕上げは、歴代の巧みな技でした。機械加工では出来ない、木材面・素地を傷めない頭曲げ面尻鍛造_手先の動きを外さず助けます。 前稿に続きます。 四世 勝山正博作19 […]
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「木」の道具・工具 | 修複・保存 | 工具・刃物 | 工芸 | 木工
阿部蔵之
2023年6月27日(火)
膠や米飯練り糊は、古来から使われきた自然接着剤ですが、親方筋を引く木工職は「糊押し」「練物ネリモノ」「練付け」と言います。 鉋削り仕上げから素速く裏面を反し、化粧材を「練る」ために祖父伊藤吉之助が自作した圧締用アテ板_素 […]
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「木」の文化 | ハンドツールコネクション | 伝統文化 | 修複・保存 | 工芸
阿部蔵之
2023年5月5日(金)
木賊トクサは「砥ぐ草」_工業製品の研磨布・ペーパーヤスリが出回る以前は、木工芸・装身具細工物の仕上げ研磨材としてずっと使われてきました。 平擦り、縦擦り_いずれも適度に茎の繊維が起きて界面を整え、傷がついたりしない。環境 […]
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「木」と建築 | 「木」の道具・工具 | デザイン | 修複・保存 | 工芸
阿部蔵之
2022年12月24日(土)
素速く無駄のない動きで墨付けし、枘ジョイントを刻み、ピッタリ納めます。あて傷をつけないので、造形物の実測や文化財修復、諸々の型取りからデザインワークにも活躍します。 最後の完品箱入り_竹削り仕上げ筬オサをマイクロメーター […]
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「木」と建築 | 「木」の道具・工具 | ジョイントシステム | ハンドツールコネクション | 修複・保存 | 工具・刃物 | 木工
阿部蔵之
2022年12月12日(月)
専門技能が深まり、練達すると独自の道具が生まれます。数寄屋大工川崎寅之介の丸太輪郭「ヒカリ」型板_墨付けはキッチリ、素速く丁寧な仕事を手がける刻み型板の考案は、長い時間を経て洗練され、完成に到達しました。 型板を起こすこ […]
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「木」の道具・工具 | 「木の力」恩恵 | ハンドツールコネクション | 修複・保存 | 工具・刃物 | 木工
阿部蔵之
2022年8月27日(土)
發明家的指物師で精密木工技術を発展させた祖父吉之助が生涯使い続け、道具抽斗に眠り門外不出のまま。古色艶光りは、使いこまれた時間を感じさせます。 シンプルで軽便 250g _合理的な原理的機構です。文化財修復など、電動工具 […]
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「木」とともに生きる | 「木」と健康 | 「木」と医療 | メディカルウッド | 伝統文化 | 修複・保存 | 工芸 | 日本の自然色 | 木の内科 | 林業・森林の仕事 | 薬用樹木
阿部蔵之
2021年2月27日(土)
地表で長く生きた樹木は、強さや免疫力を持っています。蟲やバイ菌が寄り付かないように、匂いや治癒物質を分泌し微細放散。損傷ダメージを受けると即座に樹体防衛_治癒反応を起こします。 約一万年前から、日本及びアジア各地では、 […]
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「木」の道具・工具 | ジョイントシステム | 修複・保存 | 木の内科
阿部蔵之
2021年2月12日(金)
植物性蛋白質と結合し、蜂蛇ゲジゲジの蛋白毒を即座に中和する柿渋タンニン_肌につくと皮膚蛋白質と反応して炎症をおこし、カブレて火傷状になる生漆樹液。抗体のない人は、ひどい痒みと火ぶくれで大変。この激しいまでの化学反応力を殺 […]
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ジョイントシステム | 修複・保存
阿部蔵之
2019年7月18日(木)
閑話休題 草刈り機の珍しいトラブル「燃料チューブ破裂」で修理をはじめました。手際良いパーツ交換修理にはちょっと手間取り、メーカーアセンブリーの手順やツールをイメージしてしばし。 装着するグロメットより直径が太いのでスンナ […]
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「木」の本 | 「木」の道具・工具 | 修複・保存 | 工具・刃物 | 工芸 | 木と人間の関わり | 木工
阿部蔵之
2019年4月15日(月)
長い時間を経て到達した出来事は、世代を越えて引き継がれ持続していきます。 絵本に描かれた世界は、幼い心に心地良く響き、大人には手触りも懐かしく蘇ります。やすらぎウレシイ気分が訪れマス。 タイトル、著者、発行年、出版社、I […]
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阿部蔵之
2019年1月10日(木)
セメント擬木破損をいぶかしく見つめる木の玩具スイスデザインメーカーKurt Naef 2002年4月 都立井の頭恩寵公園・武蔵野市にて 木目は好感度が高く、樹木を嫌いな人はいない。樹木をみて触れれば気分はよくなり、木目プ […]
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「木」と芸術 | 「木」と遊び | 修複・保存 | 工芸
阿部蔵之
2018年8月10日(金)
松脂ロジンには、低温熱溶融、常温固形化、接着・固着剤、乳化剤、滲み防止サイジング、疎水性、水溶性付与、顔料分散性など多くの優れた化成作用があり、最先端ではハイテク電子基板・半導体のソルダリングフラックスとして金属皮膜除去 […]
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「木」と健康 | 「木」と医療 | 「木」の皮膚科 | 修複・保存 | 日本の自然色 | 木の内科 | 薬用樹木
阿部蔵之
2018年3月28日(水)
自然木の抗菌・抗体材質は、生存環境に適応して香り物質やメディカル成分を内分泌される。動けない樹体の害傷や虫・黴び菌類から防護し、専守存立する生命の仕組みそのもの。樹木自身の生存予力を樹幹に貯めています。 固有の生命維持シ […]
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「木」と芸術 | 修複・保存 | 工芸 | 木の内科 | 木工
阿部蔵之
2018年3月25日(日)
受講ご案内 古い輸入教科学識は無用となり、プロの現場から洗練された技能と最進の知見がブレークします。 額付き案内_PDF ダウンロードはこちら 2018木の大学V:Binf_AC_8額(B […]
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「木」と環境 | 「木」と芸術 | デザインの目 | 修複・保存 | 工芸 | 環境
阿部蔵之
2018年3月21日(水)
私たちの暮らしは建築からファーニッシング、額縁、思考行動まで「枠」をはめ、いろいろな枠組み・フレームに囲まれています。枠無しでは、どうもサマにならない、締まらない不安定さを感じてしまう。境界となる「枠」や「辺縁」をつける […]
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