「木」と食伝統文化工芸日本の自然色

閑話休題 日本の自然色「蕨色」は純木灰の力を借りて(あく抜き)

阿部蔵之  2017年5月15日(月)

薪ストーブの火が消えると蕨さんが訪れ、純木灰が活躍してくれます。 季節の恵みは物候に従い、朝採りの絶妙な味わいと美しい和色が彩り、つかの間の至福です。根から精製したワラビ粉は最高の和菓子や工芸糊に。 木灰は染色・陶芸・料 […]

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「木」と健康「木」と食「木」の文化クラフトフェア伝統文化修複・保存工芸

佐藤阡朗漆工芸作品_別格セレクション1996 – 2007 | 最上の手仕事は、使い続けるうちに美質だけでなく、品位や耐久性、制作技倆、造形センスに使い手も呼応して自然素材の抗菌衛生・エコ環境性能に気づかされる。毎日使い10年・20年比較、修複再生からみるクラフトフェア ベストプロダクト−11

阿部蔵之  2017年5月4日(木)

「見せかけや、姿形の面白さ、思いつきのグッズやパフォーマンス作家や未熟な技量によるデザイン遊びや、名誉志向が見え隠れする人柄の横行する今- – -」20071025 漆展 目先を変えこねくる。ますます安逸にデ […]

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「木」と産業「木」の皮膚科伝統文化工芸日本の自然色木工自然の造形

樺細工作家 菅原政光の卓越作品_伝統外的工芸品の美質を放つ孤高の異才は早逝し、アウトサイダー傍系が示唆する品位と樹皮の美装は見事でした。

阿部蔵之  2017年1月11日(水)

自然木の樹皮から美質を弾き出す造形センスは、エレガントで、粋で風雅味わいを賞揚する手仕事の究極にあります。樹皮・膠の生物素材の相性なじみは絶妙。人間が手を加えられない生物素材の美麗なテクスチャーは得がたく、侘びさびや幽玄 […]

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「日本木工院」「木」と産業「木」の文化伝統文化工芸木工

「伝統之テキ工芸品の研究」京指物・加茂春日部桐箪笥 伝統木工芸現職がまとめたマスター版 技能書の原著実録  工芸美術の評価認定は、ガバメントの仕事ではないというギルド市民社会とのコモンセンスの違い 申請前校閲 1975 

阿部蔵之  2017年1月4日(水)

「アートクラフツは、ガバメントに認定・オーソライズされるものではない。」大臣官僚は、造形物を賞揚し支援することはできるが、「作品の評価や技能の認定は、ガバメントの仕事ではない」とする英国のコモンセンスは今も生きています。 […]

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「木」の文化ジョイントシステム伝統文化工芸木工

「組手・國政流 江戸指物の美」雛型・撮影・著作・制作_初版発売 30年の緻密な果てしない相伝はさらに続く。

阿部蔵之  2016年5月25日(水)

「組手」江戸指物の美 表紙に國政刻印を打ち、本日から発売・発送を開始いたします。 B5版 P.114 オフセットモノクロ印刷 マットアート紙 無線左綴じ・カバー付き ・コンテンツ http://kurayuki.abes […]

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「木」の文化ジョイントシステムデザインの目伝統文化工芸木工

國政流組手イノベーションと秘伝相伝-7. 「重力に反し、木目に逆らい、コモンセンスを否定する物理的に不可能なジョイント逆枘と変形枘の系譜」KUMITE 著作・出版 (初版) 木のジョイント-25.

阿部蔵之  2016年4月25日(月)

Defy gravity, defy grain, defy common sense, absolutely physically impossible joints to prove that a human bei […]

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デザインの目伝統文化工芸

「アートくらふと」Art and Crafts 淡短後論 2016

阿部蔵之  2016年4月12日(火)

「初めから芸術ではない 後からアートになる」 古より、人類は豊になり祈りや生活文化が蓄積すると、まとめたり修理したり作り替える関連専門職が発生してきます。工芸品は複数、同じ物が作れるがアート作品は単品、オリジナルのみの違 […]

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デザインの目伝統文化工芸木工

「さしもの」戦場旗指しから「細工」火消し「纏」へのトランスフォーム

阿部蔵之  2016年1月25日(月)

戦国武将の旗挿し(指)物から町火消し「纏」へ シンボルの意匠・造形伝播と語彙ルーツを辿る 「指物」の語源は、戦国時代の「旗挿物」が「旗をさす= 指ス・差ス= 細工する」へと転意したもの。 戦国時代、戦場で用いられた小旗や […]

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クラフトフェア伝統文化工芸

「京都シンプルモダーン 和の器」クラフトヌーボー 伊藤五美の作陶  クラフトフェア ベストプロダクト−10 

阿部蔵之  2015年10月26日(月)

「モノトーン・モダーンデザインの和陶」京都陶芸界の本流 師匠筋を継承して斬新な造形領域を切り拓き続けるクラフトイニシアティブ30年、デザインを素材に押し込む気鋭のセンスは定型・常識を越えて。 学窓から業界・専門家の視線を […]

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「木」の道具・工具伝統文化工芸

鍬台柄差 農耕具柄接ぎ 棒屋の手仕事 「ブナ・楢・白樫」 木のジョイント- 15.

阿部蔵之  2015年6月1日(月)

ブナ樹林帯の農耕具柄接ぎ三様。山形・福島・群馬の鍬型・技法のちがいがあり。技能伝承が持続した背景には、資源環境・制作現場から販売経路まで深い関わりがあります。「棒屋」「堅木木工」とよばれた柄付き道具専門職の手仕事を修理再 […]

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「木」と建築「木」と遊びキコリ杣仕事クラフトフェアジョイントシステムデザインの目伝統文化工芸林業・森林の仕事

デザイン・アート化の偏り、遊びの造形軸からシフトしていく先にあるもの

阿部蔵之  2014年11月24日(月)

ポストデザイン・アートクラフトは、作家的職人による実作、現場仕事の技能を活かしプレゼンする試みから派生する気配がしてきました。街中で姿が見えなくなった職人のエスプリを表舞台に上げ、プロの練達習熟した技量・制作パワーを呼び […]

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「木」とともに生きる「木」の人名・地名「木」の文化伝統文化木と人間の関わり木の総合学

「木」の人名研究  日本人が好きな樹木の名字・名前−1.

阿部蔵之  2014年8月18日(月)

樹木に親しみを感じ、名前に付けるほど 好感度が高く、ベストイメージが息づいている木の国・木の文化圏のネーミング  人の名前は、生活や環境・風土を反映してつけられています。語音や字体の感じ(漢字)が良く、誰からも好かれ、良 […]

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「木」と建築「木」の文化伝統文化木工

李朝障子「ワンジャモン」の復元伝統意匠

阿部蔵之  2014年6月2日(月)

正調韓国障子の骨組み・組子 ワンジャモンは「用」之字が基本 温床(オンドル)渋油紙張りの床に韓国紙を壁と天井貼り包みにし、外開口部・窓は雨戸(観音開き・蝶番吊り)の内側に襖引き戸・障子が入ります。室内装飾に組子が大きなデ […]

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デザイン伝統文化木工

戒厳令下の李朝室内装飾展1971 李朝古木工家具立体展示記録

阿部蔵之  2014年5月23日(金)

戦乱と西洋化で失われかけてきた文化財の価値を再発見する現物を集め、初めての李朝様式室内装飾展が開かれました。買い集め、展示企画、収蔵先を手当する地道なミュージアムキュレーションのはじまり  李朝終焉から60年の開化を経て […]

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「木」と祭り「木」と遊び伝統文化工芸

路上の「タルチュム」李朝木彫民族仮面売り1970

阿部蔵之  2014年5月16日(金)

伝統民族芸能の仮面舞 面打師が路上で直売り、実演・客寄せはまだ思いつかないころ    伝統芸能として古代から継承されてきた仮面の意匠は、独自の雰囲気があり地域でいろいろな顔型があります。当時は、コレクターや収蔵・展示施設 […]

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伝統文化工芸

「ワンゴル」莞草編み細工 ポスト李朝手工芸の手練れモダーン ベストデザイン最高作品

阿部蔵之  2014年5月12日(月)

韓国の伝統工芸分野の一つ「莞草編み」は、1970年代には最高の手業を発現。宮廷文化が終焉した後に、傑出した名工がその技法を駆使してシンプルモダンな作品創作へ    この莞草編み作品は、44年を経ても、ぴっちり堅く締まった […]

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「木」と建築「木」と遊び「木」の文化「木」の道具・工具サミットワークハンドツールコネクション伝統文化木工

「削ろう会」のはじまり 鉋台打ち名工・青山駿一の仕事場から 青山鉋店の来歴+日本砥石調査会 長原政則 砥石講座記録 

阿部蔵之  2014年2月25日(火)

たたら見学宿で偶然再会し、先ず「砥石講座」からスタート、鉋削りミクロンを競い楽しむ。専門家・好事連が寄り添うと、遊びも大きなムーブメントとなります。職人衆と学究・有識が集う有史以来初めての交流会となりました。 始まりのい […]

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「木」の道具・工具伝統文化木工

西都の大工道具工房 1984

阿部蔵之  2014年2月21日(金)

中国西都の大工道具工房は出来たて壁展示販売、まさしく「China at Work」の世界 Chinese Wooden Carpenter Hand Tools and Workshop in Chang’a […]

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