クラフトフェアデザインの目工芸

クラフツ作品発表の場・好ましい展示構成を観る目 造りたい意欲、売れ筋を意識しないスキルは才能を感じさせ説得力となる。CFM 2016・続  C/R 工芸家育成アワードの選考基準

阿部蔵之  2016年6月2日(木)

 クラフト展示・造形作品に値段タグをつけると、作品は商品イメージとなる。観賞対象を品物選び買い物に変えてしまう。出展を出店と間違えて。 売るための展示構成ではなく、自作をアピールして視線を集めていた幾つかの小間が目に止ま […]

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「木」の道具・工具クラフトフェアハンドツールコネクション工芸木工

クラフトフェアまつもと出展展示・実作道具刃物談義、次世代交流の本来・未来-2.

阿部蔵之  2016年5月30日(月)

少なくなった「型破大振り、尖った若い感性、いかれポンチ、前代未問珍怪、無手勝つ荒削り派」いずれも好ましい才能、若いエネルギーをいただける来楽富途、蔵富徒ですから、こちらから寄りつきたい。行政補助菌・向腐菌ではなく「向富菌 […]

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「木」とファッションクラフトフェアジョイントシステムデザインデザインの目木工

クラフトフェア 31年目のベスト展示構成 仮設基本構造とKD組立什器デザイン ベンチワーク日野 健の独創 ジョイントシステム-26.

阿部蔵之  2016年5月16日(月)

 CFM31年、クラフトステージ裏方サポート、展示構成の実作に滲み出る才能は、公募審査こぼれ選外でも姿・足跡は刻まれる。多くの展示・什器の並ぶなかで、既視感がなくハットする斬新なアイデア、秀でた造形力は稀少。作品制作が精 […]

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「木」の文化クラフトフェアジョイントシステムデザインの目工芸木工

デザイン・アート化の偏り、遊びの造形軸からシフトしていく先にあるもの-2. 上質のスキルを魅せる実作・個展の場 クラフトフェアの本来・未来

阿部蔵之  2016年2月1日(月)

技能習熟は、学歴が邪魔しない瑞々しい若い内に。芸事は生まれる前から、ミラノ座のオペラ歌声は三代遡る。中国色絵磁器・赤絵は三代にわたり綺麗な赤を出すために絵具を磨るという。 大学院を出てからコウトウ技能訓練校に入る現象は、 […]

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クラフトフェア伝統文化工芸

「京都シンプルモダーン 和の器」クラフトヌーボー 伊藤五美の作陶  クラフトフェア ベストプロダクト−10 

阿部蔵之  2015年10月26日(月)

「モノトーン・モダーンデザインの和陶」京都陶芸界の本流 師匠筋を継承して斬新な造形領域を切り拓き続けるクラフトイニシアティブ30年、デザインを素材に押し込む気鋭のセンスは定型・常識を越えて。 学窓から業界・専門家の視線を […]

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クラフトフェア工芸

シンプルフォルムに量感と光の繊細な表情を融合する 木村 明のガラスアートクラフト クラフトフェアベストプロダクト -9

阿部蔵之  2015年8月20日(木)

 クラフトとアートの境界を外して加飾を抑制し、ナチュラル・シンプルモダンを越える造形手法を追求。光素材がもつ自然光の回析を捉え、新しいフォルム・実用美の可能性を拓き続けるスタジオグラスワークは、傑出したクリエータ36年の […]

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クラフトフェア工芸木工

ウインザーチェアー・シェーカーモダーンを拓く日高英夫・ 木の手仕事 クラフトフェアベストプロダクト- 8

阿部蔵之  2015年8月3日(月)

クラフトデザインに大きな影響を与えた18世紀ウインザーチェアー、19世紀アメリカシェーカー家具遺産をコピー・習熟しても、更に洗練したフォルムを削りだすのは至難。シンプルで丁寧な造り、穏やかで気品のある雰囲気が漂う作品へと […]

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クラフトフェア工芸

クラフト品目、作品カテゴリーとクラフトベストブック

阿部蔵之  2015年2月16日(月)

クラフト作品は、伝統工芸から民藝、クラシック、モダーン、カジュアルと様々。時代とともに流行やスタイルが変わり、新しい素材が開発されると制作技術に反映されていきます。 多様なクラフト作品の品目、実際はどのくらいあるのか。国 […]

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クラフトフェアデザイン工芸木と人間の関わり環境

クラフトフェアの社会的信頼 CSR Crafts Social Reliability を嗅ぎとる未来展望力

阿部蔵之  2015年2月9日(月)

クラフトフェア プレゼンテーションパネル 試作提案 2011 CFRAFTS FAIR MATSUMOTO   The Largest Open Air Exhibition in Japan, in coming to […]

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クラフトフェア工芸木工

蒔田卓坪制作マリアスツール クラフトフェアベストプロダクト-7

阿部蔵之  2014年12月1日(月)

15 世紀中頃、ルネッサンス フレスコ画に描かれた「受胎告知」聖母マリアが腰かける修道院スツールからモディファイ、素朴な形をモダーン民藝スタイルに。 宗教画の装飾に満ちた構図のなかで、シンプルでマッシブな使い込まれた木の […]

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「木」と建築「木」と遊びキコリ杣仕事クラフトフェアジョイントシステムデザインの目伝統文化工芸林業・森林の仕事

デザイン・アート化の偏り、遊びの造形軸からシフトしていく先にあるもの

阿部蔵之  2014年11月24日(月)

ポストデザイン・アートクラフトは、作家的職人による実作、現場仕事の技能を活かしプレゼンする試みから派生する気配がしてきました。街中で姿が見えなくなった職人のエスプリを表舞台に上げ、プロの練達習熟した技量・制作パワーを呼び […]

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クラフトフェアジョイントシステム工芸

クラフトフェア30年目の大きな変化_本質を見失う前に、軌道修正の提案・試案、私案・思案がつづきます。 

阿部蔵之  2014年11月17日(月)

プロがフリーで寄与貢献せず、横タダノリでは困ります。収益ドーナツ現象が餡ドーナツになりますように、私見・思案をボトボト溢して染みこみ潤いますように。 ①「作直」作り手直販と展示専科・交流目的重視のアンバランス 本来は作品 […]

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クラフトフェアジョイントシステム工芸

クラフトフェアまつもと 30年、収益ドーナツ現象とプロのたしなみ・たしなめ・労い

阿部蔵之  2014年11月10日(月)

1985年、クラフトフェアまつもとの始まりは工芸制作家十数人の作品展示スペース・相互交流が目的でした。出展参加者増加、作品展示販売が強まると、営利収益の外周部と運営真ん中が非収益のドーナッツ現象に。 当初、参画メンバーが […]

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クラフトフェア工芸

西田健二 青白磁型打ち九谷モダーン クラフトフェア・ベストプロダクト-6.

阿部蔵之  2014年11月3日(月)

型打ちの限界まで成形し、繊細で凛としたフォルムにチャレンジ。伝統九谷にシンプルモダンを吹き込む  花弁のストリームエッジラインが美しさを際立たせ、青白磁の清楚な色調と共にスタイリッシュな形は周囲を引き込む存在感が漂います […]

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クラフトフェア工芸

大山エリナ マルケッタ 北欧の染織 クラフトフェアまつもと_ ベストプロダクト-5.

阿部蔵之  2014年10月27日(月)

3才から織物をはじめ、ヘルシンキ織物手工芸大学を経て来日。北欧の名羊フィンシープで多くの創作作品を手がけ、北欧の織物を教え次世代を育成。手仕事をとうして フィンランド文化交流を進めています。   クラフトフェアーまつもと […]

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「木」の文化クラフトフェアジョイントシステムデザイン工芸

クラフトフェアまつもと_ 屋外グッド展示の見所-続き

阿部蔵之  2014年6月30日(月)

作品のカテゴリーで展示の仕方に共通したパターン・傾向が見られ、デザインや手のかけ方にも制作者自身の造形センスが現れます。展示装備・什器も一体の表現であり、出展準備にも才能がほとばしります。  組立分解・ノックダウン式の展 […]

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クラフトフェアジョイントシステムデザインの目工芸

クラフトフェアまつもと 屋外作品展示の仕方・見所ノウハウ 2009 -2014

阿部蔵之  2014年6月23日(月)

 全国各地から、いろいろな分野のクラフト作家が参集し、限られたスペースに展示設営の仕方を工夫、準備された作品だけでなく付随する仕事ぶりを見る絶好の機会です。ギャラリー展示と異なり、作品のクオリティだけでなく、展示から撤去 […]

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クラフトフェアデザイン工芸

初めのクラフトマンマップ制作 1985-1987

阿部蔵之  2014年5月19日(月)

私が作成した松本クラフト推進協会第一回研究会レクチャー配布資料を掲載しました。 クラフトムーブメントの時代背景や社会動向を関連づけてみると、同じようなトレンド、ハイライトと影、ネガティブな副作用のウエーブが周期的に繰り返 […]

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