「木」と教育「木識・木学」木と人間の関わり木の内科木の総合学

「材料学特別講義 2016」名古屋芸術大学デザイン学科 補講−1

阿部蔵之  2016年11月9日(水)

 デザインを専攻する人のための「木の材料学」。木の総合学研究から教科目を編成し、プロの現場の実学として講義しました。「木」のマテリアルをさまざまな分野から総合的にとらえ、デザイン関連の職能に必要な基本的で専問度の高い知見 […]

この記事を読む

「木識・木学」日本の自然色木の内科木花・木の実

衝撃振動を吸収する強靱なカマツカ・ウシコロシ細柄「赤・黄」識別 未知の棒材をカット初材見 ダメージ受創抗体治癒・セルフキュアー Insight 木の内科-28

阿部蔵之  2016年10月28日(金)

 変異が多い樹木は、生育地への環境風土の適応に加えて、風倒・虫や菌類・動物による損傷ダメージに対応するため様々な耐性・抗体を造ります。同じ樹種でも木部に顕れる内部構造の違いも現れ、立木の材質イメージは一様ではなく、すんな […]

この記事を読む

MT マテリアルトリートメント「木」と教育「木」の本「木識・木学」木材品質表示・仕様

木材標本ロングセラーと突き板単板材色安定・多段高温プレス圧締乾燥「35 Holzmuster Echantillons de Bois SWISS」木のベストブック-17

阿部蔵之  2016年9月24日(土)

35樹種のSwiss見本帳は、ドイツでもText教材に使われ、19版を重ねたロングセラー。中央ヨーロッパ圏の自生樹の他、魅力的なアフリカ・アジア熱帯雨林産材で構成し、解説しています。輸入銘材が無くなると、突き板素材エキゾ […]

この記事を読む

「木識・木学」未分類

絶乾加熱材色安定・樹脂分の滲み出 Padouk 契り_レンジ乾燥テスト

阿部蔵之  2016年9月19日(月)

濃色優良貴少材の鮮やかな仕上がり、美しい色調を長くとどめたい。「退色・やけ・劣化」を抑えるには、材色素の高温重合反応をするのが基本テクニック。 前稿の熱風絶乾炉で長時間加熱し、材色を安定固定化する方法は、人工乾燥技術から […]

この記事を読む

「木」と環境「木識・木学」ジョイントシステム木界

閑話休題 地下菌媒体による樹根おしゃべりネットワーク ミクロバイオータ異次元通信コネクション

阿部蔵之  2016年9月7日(水)

「樹木は根から土壌の菌媒体でコミニケーションしている」 先端研究紹介/ YALE environment 360 01 SEP 2016: INTERVIEW Exploring How and Why Trees ‘T […]

この記事を読む

「木識・木学」デザインの目工芸日本の自然色木と人間の関わり

「モアダ」シナの木内皮繊維採取 奥会津山里の手編み再生循環工芸 – 草木自然繊維・地上の美質 MOADA Basketry

阿部蔵之  2016年8月5日(金)

古代から現代まで永続する樹皮自然繊維の工芸利用は、時代の流行にあわせてモダンなECOイメージをまとい、山里クラフトムーブメントを牽引。編み織り手仕事の魅力がハイライトを浴び、ネイティブな暮らしの技が次世代へと引き継がれる […]

この記事を読む

「木歴・木録」「木識・木学」木の内科

シナの木「赤」伐採カット後のセルフキュアー色素分泌・連続抗体の出現、細胞死モクローシス Insight 木の内科-25

阿部蔵之  2016年8月1日(月)

ダメージ・損傷を感知すると、芯央・年輪層から抗性色素析出。放射状に紡錘形白化呈色、次第に混濁し酵素分解による変色斑になり、辺縁周囲に黒黴びが付着して腐蝕崩壊にいたる。年輪層からの色素移動、変色痕跡が放射重層的に現れ、樹体 […]

この記事を読む

「木」と住まい「木」と建築「木識・木学」木の内科

シナの木「青」 オオバ菩提樹 日本固有樹種ソリッド材の優れた木肌・美質 Insight 木の内科-24

阿部蔵之  2016年7月19日(火)

 柔和で清楚、穏健でプレーンな材質は、目立たない隠れた有用樹の典型。均質な成長で年輪木目は主張せず、木肌は清潔な微青白素地で人肌に近い。木部は芯央部から辺材色差が少なく均質、静かでクリーンな和風イメージそのもの。清々しく […]

この記事を読む

MT マテリアルトリートメント「木」のコレクション「木識・木学」日本の自然色木の内科

オノオレカンバ・ミネバリの重厚緻密で優れたノーブルな好感度材質 _美質と最高の楽器音色 木の内科 -23 (続)

阿部蔵之  2016年7月11日(月)

緻密で美麗・重く堅い木質は摩耗・耐荷重強度が極めて高く、美しい木肌で視触感に優れ、節目は目立たず、好感度肌色紅ピンク色。 従来の手工道具では切削が難しかった堅い材質は、刃物の進歩で魅力的な表情や最高度のクオリティを魅せる […]

この記事を読む

「好感度自然素材」「木」と産業「木歴・木録」「木識・木学」木の内科木工

オノオレカンバ・ミネバリの腐朽菌レジストバリアとセルフキュア 最も硬く重い最大級ハードウッド稀少樹種の内相 Insight 木の内科 -23

阿部蔵之  2016年7月4日(月)

原木山直アプローチを原則としていても、極めて入手困難な貴重樹種は、例外的に製材林場から購入補完、ヘビー級のケーススタディを積み重ねます。 産出地・伐期・出自来歴の属性・付帯情報が消されている銘材業者のストック材は読みにく […]

この記事を読む

「木」と建築「木」と環境「木識・木学」デザインの目日本の自然色自然の造形

足長蜂・雀蜂 のハイセンスで個性的なECO造形_楢・栗・白樺樹皮御用達 「蜂」と林縁樹木のかかわり

阿部蔵之  2016年6月27日(月)

 毎春、梅雨に入る前に巣作り完成、子育て開始。迷彩模様にして簡素でモノトーンや縞・波紋と多彩。それぞれ独自の形・色分け造作内装。樹種素材調達はお好みあり、ナチュラルカラーコーデイネイト。作風は異なり、それぞれ格好いいのを […]

この記事を読む

「木」の皮膚科「木識・木学」木の内科木界

櫟の切断半殺しダメージ治癒・樹体内抗菌レジスト反応 Insight 木の内科-22

阿部蔵之  2016年6月20日(月)

 ちょん切られた幹先端部は、露出防水菌ガード、樹皮被覆と切傷面の治癒、腐朽菌の侵入レジスト・タンニンの集積等、バリア境界部の複雑なせめぎ合いが生々しく刻まれる。 ワキ枝も剪定され続けて河馬のように膨らんだ樹幹先端部 hi […]

この記事を読む

「木識・木学」木の内科木界

白樺の害傷ダメージセルフキュアー・ターミナル終末反応 木の内科-21

阿部蔵之  2016年6月17日(金)

伐採・倒木後もセルフキュアー(自己治癒)バイタルサインは長く続き、減衰しても消滅しない。原木生材では、切断後も樹体内細胞組織の変化、害敵患部へのレジスト(治癒痕跡)、対抗ガード・バリアーの動きをみることができる。 腐食に […]

この記事を読む

「木」の皮膚科「木識・木学」木の内科樹木調査薬用樹木

白樺内皮の肥大成長分離ライン・バイタルサイン・樹皮層の活性 Insight 木の内科 – 20

阿部蔵之  2016年6月10日(金)

有用樹種「白樺」の樹皮から成長・分離まで内相を診る。対候性・生体ガード、臨死反応・バイタルサイン(生命兆候)を精査する研究はなく、樹皮層の挙動・経時変化を把握する初の樹体内アプローチ。なぜ白樺外皮は割裂しないのか、美しく […]

この記事を読む

「木識・木学」木と人間の関わり木の総合学

「木」の総合学木博士号 Dr.Wood 100 総合専門研究者の「楽位」創案-1. 2016

阿部蔵之  2016年4月13日(水)

木を伐り削り、刃物道具が使え、実際にモノ造りができ、デザインから学究もやってしまうマルチ才能人材が望ましい。ピッタシキャラご希望の研究職・楽位を単独選好後、お覚悟の上、休まず勤めてください。学歴一切不問、山荒れ内樹枯渇衰 […]

この記事を読む

MT マテリアルトリートメント「木」と産業「木識・木学」木の内科

木の大学講座「ブナの時間」補講-2. 「ブナの異常識イメージ・木識をかえる」 ブナ論考-1.

阿部蔵之  2015年7月20日(月)

    腐り、暴れ狂う、低劣安物イメージを植え付けた輸入教科学説と商材の異常識を内科ネイティブ視点で再考し、歪められてきたブナの天性・本質を明らかに。  産業高度利用材と重視しながら、品質上の問題点や欠点をことさらに強調 […]

この記事を読む

「木」と環境「木識・木学」キコリ杣仕事巨樹見学紀行木の内科木の総合学

木の大学講座 第12期 「ブナの時間・トチの時間」の記録

阿部蔵之  2015年7月3日(金)

多分野の専門職のご参加をいただき、第一線の高度な内容と素晴らしい原生自然林のフィールドワークを一体にした講座が無事終了。卓越したプロフェッショナルの仕事や先達の知見を直接学ぶ機会になりました。「木」の現場のマスター技能を […]

この記事を読む

「木」と医療「木」と環境「木歴・木録」「木識・木学」庭木・景観樹木の内科

緋桂・青桂「桂」に赤青あり_固有の抗菌耐水性 | 香りたつ落葉、清浄で好感度がたかい材質 Insight 木の内科-1

阿部蔵之  2015年6月29日(月)

葉・花・実・種・樹皮の「外観・外相分類学」ではなく、樹体内に入り、カット後の生体経時変化、クオリティ、固有の性質を診る樹の内科は、まだ未明・不明・未開。日本オリジナル種「桂」の専門書はなく、樹木の内相は「ナイカ」。ミクロ […]

この記事を読む