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阿部蔵之
2018年12月6日(木)
冬目・髄線は極薄、年輪は目立ず、均質緻密で軽く、樹体内の抗菌抗体が動き、異物を抱き包み。黴・錆びつかず、刃当たりのよい削り。膠漆のり、拵え劔太刀をおさめ、ぶつけても崩れず。 刃物をさびさせず、食べ物を包み盛る抗菌性、日本 […]
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阿部蔵之
2018年11月30日(金)
櫟の立木は、虫や菌が侵入すると感知し、伐られば即座に修複へ動きます。殴られ傷つけば、抗体・治癒色素が滲み出て細胞壁をスルー。直ちに損傷に向かい、抗体バリアーでデフェンス。芯央からの動きは、木口年輪層に鮮明に現れる。木も痛 […]
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阿部蔵之
2018年11月24日(土)
外部損傷では芯央から防衛ガードの抗体色素が動き、自然界で起こらない斜斷面カットでは、白太・辺材から激しく被覆色素が滲みだし鮮黄赤色が拡がる。2016年1月末の氷雨積雪倒木では、衰弱した樹体に虫・菌がとりつき、芯央からのア […]
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阿部蔵之
2018年11月19日(月)
自然乾燥20年余り ゆっくり水分を下げ、柿渋+割れ止めで黴・虫・フケを抑え、熟成した材色は鮮明で美しく安定します。緻密で堅い自然材は、長い時間で造りあげた樹体のもつ抗体や耐久性を損ないません。人工乾燥では内部応力・歪みク […]
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阿部蔵之
2018年11月9日(金)
肥大成長が速く切削木肌は美麗でも、強い臭気と胴割れで悩まされる。若木から壮齢木の抗体・治癒出動・血色素移動と挽材大割れ、大径木・老木の材質変化、フルーツウッドの美質。スッピンの素性をキコリダイレクト、長期ナチュラルシーズ […]
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阿部蔵之
2018年7月31日(火)
多くの木取りモデルが揃い、隨芯を取り込んだ斜方カット面が鮮明に樹体構造と際立った性質を語ります。月光海水中で遊泳する白焼き胴体が偏光反射し、輝度を保持。微光が烏賊を誘引することが明らかになります。 空気に曝され、薄暗がり […]
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阿部蔵之
2018年4月18日(水)
材質の狂いをなくし、黴び・木喰い虫を抑える「耳・白太落とし」は木材利用の初歩基本。肥大成長する軟質で養分の多い白太(辺材)は水分が多く、乾燥収縮歪みがおきる。抗菌・耐久性のある赤身芯材部だけを使うのがプロの常識でした。 […]
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阿部蔵之
2018年4月18日(水)
各地で松喰い虫被害防除の農薬散布を続けて半世紀あまり、松枯れは止まらない。「赤松枯れ死」イコール「松喰い虫被害」ではなく、台風・大気汚染・酸性雨・雪雨氷、土壌変化、寿命、都市化等による衰弱で昆虫や腐朽菌がとりつき立ち枯れ […]
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阿部蔵之
2018年4月11日(水)
可憐な花移ろいを観賞するだけの落葉低木広葉樹。古来から親しまれてきた詩歌・文芸の植物ですが、食べたり工芸材料としては使わないので、内部組織や材質は専門書にもなく未知の領域です。 野分で倒れやすく、太くなると割裂して芯央部 […]
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阿部蔵之
2018年4月4日(水)
シルク・紙漉き、漢方、染料、茶飲料、飼料、フルーツ、工芸材となる桑科ファミリー共通の性質は、薬料・健胃フード・強靭な有機質繊維を生み出す自然のバイオマテリアルとして古代からの有用樹木。再生循環無害、日本の工芸文化を支える […]
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阿部蔵之
2018年3月28日(水)
自然木の抗菌・抗体材質は、生存環境に適応して香り物質やメディカル成分を内分泌される。動けない樹体の害傷や虫・黴び菌類から防護し、専守存立する生命の仕組みそのもの。樹木自身の生存予力を樹幹に貯めています。 固有の生命維持シ […]
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阿部蔵之
2018年3月25日(日)
受講ご案内 古い輸入教科学識は無用となり、プロの現場から洗練された技能と最進の知見がブレークします。 額付き案内_PDF ダウンロードはこちら 2018木の大学V:Binf_AC_8額(B […]
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阿部蔵之
2018年1月5日(金)
樹皮内皮から入るアンカー髄線微細房壁と年輪形成一体の列状階層肥大成長、軽軟均等・緻密な年輪の重層ガード、虫黴菌の侵入汚染阻止、外力遮断、負荷の分散吸収、抗体色素集積と抗菌バリアーなど、不倒長寿生命力をもつ樹体内組織とその […]
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阿部蔵之
2017年12月13日(水)
抗体色素のラジアル拡散・尖形突出、年輪周縁脂の滲み出し、ダメージ部へのワープ。害傷セルフキュアや菌類虫ガードで縦横斜めに動く。非常時の樹体反応は、リアルで複雑な高等メカニズム。細胞間壁を抜け、縦横斜方に年輪維菅束をスルー […]
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阿部蔵之
2017年12月10日(日)
厳冬期一月末、積雪後の氷雨3日間過重耐抗限界で倒れたタムシバ若木の樹幹。外部応力による変形、害傷セルフキュアー、抗菌バリアの総出動。樹体維持のためにダイナミックな不倒耐久構造を造り出す。 極薄外皮の樹木は、樹体内で外力負 […]
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阿部蔵之
2017年10月16日(月)
厚い外皮コルク層で外気温・風雨衝撃を緩和し、内皮層で生成する苦味アルカロイド物質で害虫や菌類の侵入をはばみ、樹体が抗菌・抗体物質をつくりだす森の中のファースト薬剤師「黄檗キハダ」。 秋材年輪層を厚くして、構造強度も高める […]
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阿部蔵之
2017年10月13日(金)
黄色材には、苦木・黄蘗・漆があり、昔からその薬理作用を利用してきました。立ち木は、害虫や黴菌類微生物が寄り付かないように枝葉から香り匂うテルペン物質を発散したり、抗体物質を造り出し、樹体内で色素となって集積しています。木 […]
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「木」とともに生きる | 「木識・木学」 | 木と人間の関わり | 木の内科 | 木の総合学
阿部蔵之
2016年12月25日(日)
人は、樹木とともに存立して、進化発展してきた動物です。原始から周りの動植物を食べ続け、母体を伐り倒して削り刻み、燃やし利用尽くすと、近代からは不安定で有害な無機質地下資源材料を消費して、とうとう地表の生存環境であるプラッ […]
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