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「木」と産業「木」と食伝統文化工芸

純木灰のバイヲ・工芸的連続利用 灰篩い2016・2017 木灰の応用研究

阿部蔵之  2017年9月6日(水)

広葉樹の燃焼灰は、藍染めの灰あくアルカリ成分が発酵栄養分となり、更に固形分は陶芸材料にまわります。多目的連続成分利用の自然ミネラルマテリアルです。 純木灰の藍染め工房御用達 苛性ソーダに比べ、藍の自然発酵が盛んになり、染 […]

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「木」の道具・工具「木」の高等専門校デザインの目工具・刃物工芸木工

閑話甚題 「木工職人基礎手工具」出版 最専業的木工學習環境 台北の熱いウッドワーク学校から教科本が届く ツールジャパン木工職人技が呑み込まれ始める。 鉋逆でも初歩木工ベスト教本

阿部蔵之  2017年9月5日(火)

臺北市の「MUGO 木工職人」最専業的木工學習環境から八月に出版された基礎入門技能書が届きました。手にした時は、日本の教本かと。時代の変化と漢字文化圏の有り難さと技能伝播、歴史の重みを再認識します。 内容は初心者用教本で […]

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ジョイントシステム修複・保存木工産業イノベーション

「木工用ネジ型ジョイントシステム」の製品開発 1974_精螺・締め付けネジ部品から接合組立用ハードウエアーへの発想転換 ハイエンド木工ジョイントシステムの開発イニシエーション 1978, 2017

阿部蔵之  2017年8月10日(木)

ネジ締め付け着脱・テーパー楔作用の原理は、古代のインカ帝国遺跡発掘品にもみられ、人類史上、道具メカニズムの偉大なイノベーションでした。ジョイント部は、構造物を成り立たせる最も重要な接合部ですが、切り欠き応力集中により最も […]

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工芸木工

ウインザーチェアー ベストブック (追補2) ウインザーのマーケットで売られていた 轆轤・曲げ木部材の安い量産モデルは、機械加工・工場生産へのイニシエーションとなり、素朴なFolk handicrafts 民藝作品とは別物。様式家具の分類・識別は専問研究に依拠して。

阿部蔵之  2017年7月14日(金)

先日からWindsor Chairに関するコンテンツにアクセスが増えてきましたので、さらに関心を増幅するためにWindsor Style ・地方家具,カントリーファニチャーに関する名著・原書資料を追補しました。 Wind […]

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「木」の道具・工具ハンドツールコネクション工具・刃物木工

小鉋の名作と呼ばれるものは希有。道具の美から遠く、使い込まれているのに注目されない。調子はピカー、別注最高品位「も作・碓氷コラボ青山」鉋刃楔嵌合ジョイント 小鉋作品の揃い踏み ハイライト。 ベストハンドツールコネクション-17

阿部蔵之  2017年7月3日(月)

小鉋には名工作品というスターブランドはなく、脇役はもてはやされない。職種毎に専用特化があり、独自の変形・調整を施し、既製からの離脱が独自の工夫を生む。身体記憶が途絶えないうちに、名工別注により、鍛造刃・共裏のハイスタンダ […]

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「木」と環境「樹木イメージ・図象」庭木・景観樹日本の自然色

合歓の木も仰け反る国道路側帶 静かに眠れず美しい花は短く佐久平 ストレス順応切ない樹形 R142

阿部蔵之  2017年6月20日(火)

「ネムノキ」は、エキゾティックな花ビラをつけ、妖しくはかなく美しい。珍しい並木は道際で動けず、大型トラックにぶつけられたくないから、自ずとよけるのけぞり姿勢で20年。樹幹は拡がり伸び、危険を察知して徐々に曲がりくねります […]

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「木」とともに生きる「木」と環境デザインの目樹木調査環境

高圧送電線電磁波にのけぞる赤松林樹姿 鳥獣保護区樹木のダメージ・苛酷な被圧反応から見えてくるもの

阿部蔵之  2017年6月18日(日)

中信北信特別高圧線 154,000V 目には見えない高い磁力線が発生しています。隣接の立木は電磁波を感応して、苦しいので離れようと北側に仰け反り、送電線にそって忌避樹形となりました。50年を超えるハイ電場のジワジワ苦難の […]

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「木」と産業「木」の道具・工具工芸

本藍染め伝統工芸技術を支えてきた染工具・出刃糊篦スキージ木部端の割れ多発 輸入物台桧木目材質の間違いが染色手仕事を追いつめる。本藍浜染工房ツールジャパンの現実

阿部蔵之  2017年6月16日(金)

篦専問現職が居なくなり、木目の性質・使い方を考慮しない輸入品が、染色・織り物伝統工芸の手仕事を脅かす。海外依存にシフトしていくと技能の継承はゆらぎます。  伝統染色工芸用糊置き(付け)出刃篦の角割れ。この2~3年で急に質 […]

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デザインの目伝統文化工芸

閑話休題 人生の師 「とうふ」 京都豆腐組合選 日本一旨い豆腐の品評 富成伍郎商店・食のクラフト名詩

阿部蔵之  2017年6月14日(水)

とうふとうふー 20120310 長年、この豆腐屋さんの前を通るときは必ず立ち寄ります。 ある日、創業爺さんが入り口に架けた詩額をみて さすがの達人仕事、豆腐哲学に感動。爺さんに話しを伺いました。 人生の師「とうふ」 信 […]

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VITスポット貴重樹木「木」と環境環境

大きな「小柿の木」がスマホ電波の邪魔だとバッサリ伐り倒された里山にも電磁波シャワー

阿部蔵之  2017年6月12日(月)

大きな柿の木は   アッサリ   バッサリ     細切れ幹枝ドッサリ 携帯電波サビスの邪魔と山の畑の自生の大きな小柿の木が倒されて 今は鉄柱アンテナが制空しています。鳥さん達が熟実を食べていたのに バッサリ 電波の来な […]

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「木」と芸術「樹木イメージ・図象」デザインの目木花・木の実

Amok Island 壁画作品_モチーフ題材が触発する画家の創作イメージは、呼応するふさわしい場所に惹きつけられる 「Lucky subject choice」in Matumoto 2016 松樹の壁画アートまつもと市中

阿部蔵之  2017年6月10日(土)

溢れる才能の画家は、頼まれないのに自らでかけて説得し、描きたい題材を最もふさわしい場所に作品を残して立ち去る。松は、縁起よく神の依り代、目出度いということも知らず。 招請も報酬もなく、そこに出かけ、自から手を下すというア […]

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「木」と芸術ジョイントシステムハンドツールコネクション修複・保存

特別講座「木と修複・保存」MoMA Conservatorレクチャー後のワークショップ見学訪問-1 絵画修複と保存額装シークレットワーク バックフレーミング先進アート保存技術の実際  上田市立美術館・工藤保存額装工房

阿部蔵之  2017年6月6日(火)

レクチャー翌日からの講師同行の工房訪問見学は、専問家の共感を増幅し、はたして実質上の本格的なレクチャー続きとなりました。 現場訪問・取材イクスカーション 5月28日 ~ 29日 ①保存桐箱制作 渡邉木工所(大正期から三代 […]

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「木」と芸術「木」のミュージアム修複・保存

「木と修複・保存」木の大学特別講座2017 レクチャーの記録と配布資料補充

阿部蔵之  2017年6月5日(月)

特別講座「木と修複・保存」Roger Griffith   MoMA Conservatorレクチャー記録とHandout 当日配布資料を掲載します。  講義は、MoMA ニューヨーク近代美術館の歴史から修複・保存部門の […]

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「木」と芸術「木」のミュージアム修複・保存

木の大学講座・特別講義2017 受講のご案内 「木」と修複・保存 | NY近代美術館修復師 A Lecture on MoMA Conservation by Roger Griffith(追補-3)

阿部蔵之  2017年5月18日(木)

受講ご案内 「木」と修複・保存 特別講座 in 松本 MoMAニューヨーク近代美術館修複保存部門のAssociate Conservator Mr. Roger Griffithが6ヶ月のSabbaticalで来日し、現 […]

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MT マテリアルトリートメントジョイントシステムデザインの目ハンドツールコネクション修複・保存工具・刃物工芸木工

日本の木工圧締具「端金ハタガネ」は、あまり大事にされない端役も寸前で無ければ困り慌て、仕事は進まない。クランプとは、ひと味違う半端ではない係止締め付け機能をユニバーサルデザインから再評価  ネジ締め付け・カシメジョイント機構のベストハンドツールコネクション-16

阿部蔵之  2017年5月17日(水)

Jハタガネは、嵌め合わせ・締め付けから外しまで素速く係止、仮締めも即座に外せ、締め直し後もアジャストできる。修複・組立てに便利で丈夫で能率的。平型コンパクト、収納場所を取らず、強引につぶすような力ずくトルクではなく、ほど […]

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「木」と食伝統文化工芸日本の自然色

閑話休題 日本の自然色「蕨色」は純木灰の力を借りて(あく抜き)

阿部蔵之  2017年5月15日(月)

薪ストーブの火が消えると蕨さんが訪れ、純木灰が活躍してくれます。 季節の恵みは物候に従い、朝採りの絶妙な味わいと美しい和色が彩り、つかの間の至福です。根から精製したワラビ粉は最高の和菓子や工芸糊に。 木灰は染色・陶芸・料 […]

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ハンドツールコネクション修複・保存工具・刃物工芸

「本種子鋏」鉄砲刀劍鍛冶の末裔、37代和鋏名工牧瀬義文の手打ち鍛造絶品・洋鋏仕様比較+ 東鋏|諸職手仕事プロフェッショナル用 和のタイムレスデザイン|ツールジャパン・ベストハンドツールコネクション-15

阿部蔵之  2017年5月10日(水)

剛強にして、切るたびに刃先が研磨され、切れ味は鋭く耐久性は抜群。ハンドル指あたりを調整でき、プロの工芸職には有り難い手打ち鍛造品。戦乱時代の鉄砲鍛冶・日本刀から、包丁・鋏へ鍛造手仕事の見事な技法は歴史に刻み、唯一の名工作 […]

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クラフトフェアデザイン工芸

柏木千繪 小高窯・美麻Pottery クラフトフェアベストプロダクト-12 | 幼少から造形環境に育まれ、師匠先達の手仕事の基本を重層に受け継ぐ才能は、目立たずも膨らみ顕れる。正調の果報・端正な作陶は、ゆるぎない評価を集めて。 

阿部蔵之  2017年5月5日(金)

生家の造形環境に育ち、幼少期にパリで工芸美術の洗礼を受け、彫刻を専攻して造形の世界へ。装飾オブジェではない実際に使うフォルムの美しさを追求する姿勢で親方筋指導を受けつつ、伝承技能の流れを汲み、基本技能を徹底して体得。規範 […]

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