MT マテリアルトリートメントジョイントシステムデザインの目ハンドツールコネクション修複・保存工具・刃物工芸木工

日本の木工圧締具「端金ハタガネ」は、あまり大事にされない端役も寸前で無ければ困り慌て、仕事は進まない。クランプとは、ひと味違う半端ではない係止締め付け機能をユニバーサルデザインから再評価  ネジ締め付け・カシメジョイント機構のベストハンドツールコネクション-16

阿部蔵之  2017年5月17日(水)

Jハタガネは、嵌め合わせ・締め付けから外しまで素速く係止、仮締めも即座に外せ、締め直し後もアジャストできる。修複・組立てに便利で丈夫で能率的。平型コンパクト、収納場所を取らず、強引につぶすような力ずくトルクではなく、ほど […]

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「木」と食伝統文化工芸日本の自然色

閑話休題 日本の自然色「蕨色」は純木灰の力を借りて(あく抜き)

阿部蔵之  2017年5月15日(月)

薪ストーブの火が消えると蕨さんが訪れ、純木灰が活躍してくれます。 季節の恵みは物候に従い、朝採りの絶妙な味わいと美しい和色が彩り、つかの間の至福です。根から精製したワラビ粉は最高の和菓子や工芸糊に。 木灰は染色・陶芸・料 […]

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ハンドツールコネクション修複・保存工具・刃物工芸

「本種子鋏」鉄砲刀劍鍛冶の末裔、37代和鋏名工牧瀬義文の手打ち鍛造絶品・洋鋏仕様比較+ 東鋏|諸職手仕事プロフェッショナル用 和のタイムレスデザイン|ツールジャパン・ベストハンドツールコネクション-15

阿部蔵之  2017年5月10日(水)

剛強にして、切るたびに刃先が研磨され、切れ味は鋭く耐久性は抜群。ハンドル指あたりを調整でき、プロの工芸職には有り難い手打ち鍛造品。戦乱時代の鉄砲鍛冶・日本刀から、包丁・鋏へ鍛造手仕事の見事な技法は歴史に刻み、唯一の名工作 […]

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クラフトフェアデザイン工芸

柏木千繪 小高窯・美麻Pottery クラフトフェアベストプロダクト-12 | 幼少から造形環境に育まれ、師匠先達の手仕事の基本を重層に受け継ぐ才能は、目立たずも膨らみ顕れる。正調の果報・端正な作陶は、ゆるぎない評価を集めて。 

阿部蔵之  2017年5月5日(金)

生家の造形環境に育ち、幼少期にパリで工芸美術の洗礼を受け、彫刻を専攻して造形の世界へ。装飾オブジェではない実際に使うフォルムの美しさを追求する姿勢で親方筋指導を受けつつ、伝承技能の流れを汲み、基本技能を徹底して体得。規範 […]

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「木」と健康「木」と食「木」の文化クラフトフェア伝統文化修複・保存工芸

佐藤阡朗漆工芸作品_別格セレクション1996 – 2007 | 最上の手仕事は、使い続けるうちに美質だけでなく、品位や耐久性、制作技倆、造形センスに使い手も呼応して自然素材の抗菌衛生・エコ環境性能に気づかされる。毎日使い10年・20年比較、修複再生からみるクラフトフェア ベストプロダクト−11

阿部蔵之  2017年5月4日(木)

「見せかけや、姿形の面白さ、思いつきのグッズやパフォーマンス作家や未熟な技量によるデザイン遊びや、名誉志向が見え隠れする人柄の横行する今- – -」20071025 漆展 目先を変えこねくる。ますます安逸にデ […]

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クラフトフェアデザイン工芸

「クラフツハウスミージアム」設立構想 Webギャリーの開設・展示に併せて

阿部蔵之  2017年1月21日(土)

「CRAFTS HOUSE MUSEUM X 」設立構想イメージ−2. 付随ワークとアクションプログラムから クラフツフェアー32年の時間を発展的に考えますと、当日会場での短期スポット的な出展から継続発展のアプローチへつ […]

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「木」の道具・工具サミットワークデザインの目工具・刃物工芸木工

「極大・大玄・小玄・豆」名鍛冶 幸三郎作玄能 別格ミュージアムクラス に「柄物」卓越異能 柏木 圭 の白樫柄付けアートワーク2004  ハンドツールコネクション-11

阿部蔵之  2017年1月14日(土)

「鉋裏、玄能をみればその人のスキルと気質がわかる。」 玄能の傷み方で現場タタキ仕事が多いのか、精密で綺麗な手仕事をしてきたのか一目瞭然。仕事にあわせて使い別ける神経の行き届いた工人ならば、損耗が激しい道具にもその性格が顕 […]

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「木」と産業「木」の皮膚科伝統文化工芸日本の自然色木工自然の造形

樺細工作家 菅原政光の卓越作品_伝統外的工芸品の美質を放つ孤高の異才は早逝し、アウトサイダー傍系が示唆する品位と樹皮の美装は見事でした。

阿部蔵之  2017年1月11日(水)

自然木の樹皮から美質を弾き出す造形センスは、エレガントで、粋で風雅味わいを賞揚する手仕事の究極にあります。樹皮・膠の生物素材の相性なじみは絶妙。人間が手を加えられない生物素材の美麗なテクスチャーは得がたく、侘びさびや幽玄 […]

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「木」と産業「木」の文化伝統文化工芸木工

「伝統之テキ工芸品の研究」京指物・加茂春日部桐箪笥 伝統木工芸現職がまとめたマスター版 技能書の原著実録  工芸美術の評価認定は、ガバメントの仕事ではないというギルド市民社会とのコモンセンスの違い 申請前校閲 1975 

阿部蔵之  2017年1月4日(水)

「アートクラフツは、ガバメントに認定・オーソライズされるものではない。」大臣官僚は、造形物を賞揚し支援することはできるが、「作品の評価や技能の認定は、ガバメントの仕事ではない」とする英国のコモンセンスは今も生きています。 […]

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デザイン工芸木工

「木工家 日高英夫作品 」追悼展 2016 クラウドギャラリー CRAFTS HOUSE MUSEUM X Gallery   H,Hidaka Memorial Exhibition 2016

阿部蔵之  2016年12月19日(月)

「クラフツハウスミュージアム X 」ギャラリースペース開設 「日高英夫作品」追悼展示によせて  クラフツフェアーまつもとの始まりから、木工家具作品を連続出展。その丁寧な造りは、多くの人びとに親しまれ、シンプルで優れた手仕 […]

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デザイン工芸木工

ウインザーチェアー クラシックから、シンプルモダーンへのシフト|シェーカー・デニッシュデザインルーツがみえるChairmakerの手仕事・工房手法 1981 + Windsor Chair and Country Style ベストブック(追補)

阿部蔵之  2016年12月14日(水)

住まいと生活財・道具の歴史では、戦争による破壊と経済復興、武器製造技術の転用、新素材開発のほか、量産機械化による技術革新を繰り返してきました。原木ソリッド材が枯渇すると地場産業もなくなり、制作技能や刃物道具は衰亡する一方 […]

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「木」の道具・工具工芸木工

木工挽物名工「榛葉工芸」練達技能は刃物火造り自作 内製一貫 超ベテラン本職工房の研修イクスカーション -03

阿部蔵之  2016年11月30日(水)

聞く方のレベル次第で解説講釈はドンドン拡がり、技法の深奥が直に身にしみこむ貴重な時間。相対で実削しながら伝授されるノウハウは、全て体で覚える身体記憶です。 削り屑の出方、刃物あたりの感触や音、動作手順はもとより、作業場の […]

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工芸木工

Pierluigi Ghianda 作品29年ぶりのTOKYO展示__イタリア文化会館、銀座松屋デザインギャラリー 2016

阿部蔵之  2016年11月3日(木)

「イタリアと日本の天匠 ギアンダ工房とヒノキ工芸 戸澤忠蔵」展 2016 年 11月 1 日(火)- 8 日(火) AM11:00 – 18:00 会場:イタリア文化会館 エキジビションホール(千代田区九段) […]

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デザイン工芸木工

最高格北欧家具デザイナーの良識 タイムレスデザイン作品選集「Møbeler tegnet af BØRGE MOGENSEN 1968」筆写トレスした学生時代 家具デザインベストブック-05

阿部蔵之  2016年10月5日(水)

人に寄り添い控えるデザインは、職人手仕事の良さを反映させた「Workshop Method 工房手法」や素材の吟味、基本に忠実で丁寧な作りから生まれ、世紀を超えて造り続けられる。長く親しまれる穏当な姿は、使いこまれ再生修 […]

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「木」と産業デザイン工芸木工

北欧住宅家具デザインのオーソドックス・スエーデンモデル 「MÖBLER」1968 Gセレクション1000総覧 家具デザインベストブック- 04

阿部蔵之  2016年9月30日(金)

 スエーデン家具グッドデザインセレクション1,000    MÖBLER 1968 デザイナー作品を主力にして輸出用にデザイン開発してマーケット先導していたデンマーク家具産業にくらべ隣国スエーデンでは、個性的なデザインを […]

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ハンドツールコネクション工芸木工木材加工機械

Shaker Modern日高工房オープンワークショップ 「 スーパー座刳り装置の公開・解明 」- 木の大学講座イクスカーション2016

阿部蔵之  2016年9月21日(水)

日高工房 クラフトオープンワークショップ初開催・ご参加のお誘い ベテラン木工作家が残した未公開「スパー座刳り装置」自作実働メカを解明する試み・工房探訪 シェーカーモダンを削り拓いた故日高英夫の工房公開を兼ね、機材のメンテ […]

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ジョイントシステムデザイン工芸木工

稀少材ソリッド「木口寄せ木モザイク・熱風絶乾・表裏同等」 自然素材の最上美質_ ハイエンドクラシック・ノーブルデザイン Tranekaer Furniture 続

阿部蔵之  2016年9月16日(金)

 エキゾティック美麗貴重材の選りすぐり、気品と格調高い雰囲気をもつ最高級家具としてデザインされ、城主伯爵が手掛ける工房制作は家具製造関係者の羨望を集め、ブランドの存在感は大きいものでした。 1970 -1980年代のダニ […]

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ジョイントシステム工芸木工

固まらない引出し前板ソリッド材組手  Wrapped Dovetail Joint 設計ミス事例 デンマークTranekaer Furniture  木のジョイント-27

阿部蔵之  2016年9月10日(土)

家具のデザイン設計は単純な構造にみえても、素材の個性・構成部材のデティールにより微妙な動きが出て、目違いズレ・剥離の不具合が顕れる。経年変化を読み、基本構造・正しい仕上げを知らないと、後から困り大変なことになることが多い […]

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