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「木」の道具・工具工芸木工

木工挽物名工「榛葉工芸」練達技能は刃物火造り自作 内製一貫 超ベテラン本職工房の研修イクスカーション -03

阿部蔵之  2016年11月30日(水)

聞く方のレベル次第で解説講釈はドンドン拡がり、技法の深奥が直に身にしみこむ貴重な時間。相対で実削しながら伝授されるノウハウは、全て体で覚える身体記憶です。 削り屑の出方、刃物あたりの感触や音、動作手順はもとより、作業場の […]

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「木」の道具・工具「木識・木学」木と人間の関わり木の内科木工

コモンセンスでは理解出来ない白樫材の不思議な挙動「板目取りが柾、柾目が板目性質」進化した不倒構造樹体・生存適応インテリジェントソリッド Insight 木の内科-29

阿部蔵之  2016年11月23日(水)

日本個有の生活道具、工芸手仕事、産業文化を支えてきた優れたスパーウッドマテリアル。伐採され尽くして気がつけば、商材知識で固まり、学説は物性・外観留まり。見事な素性や魅力的な生物素材の属性は、よくわからないまま。樹体内の経 […]

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「日本木工院」「木」とともに生きる「木」と産業「木」の道具・工具ハンドツールコネクション木工木材加工機械

白樫斧鉈柄・ハンマー握り、及び ステト聴診ハンマー| 樫材堅木木工の現場 | 刃物をホールドし 手に馴染む疲れないベストマテリル 古代では「檮」、室町末期では堅い「樫」江戸期には諸々に使われて「櫧」から、明治からずっと「樫」に辞変。

阿部蔵之  2016年11月16日(水)

樫材の握り柄は衝撃・振動を吸収し痺れない。繊維組織が汗を適度に保湿するだけでなく、表面粗さは摩擦保持力となり、手の握り具合が優れています。農具・工具柄には最高の適材。耐久性・強度に優れ、粘り靱性が高く、成形しやすい。棒柄 […]

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「木」と教育「木識・木学」木と人間の関わり木の内科木の総合学

「材料学特別講義 2016」名古屋芸術大学デザイン学科 補講−1

阿部蔵之  2016年11月9日(水)

 デザインを専攻する人のための「木の材料学」。木の総合学研究から教科目を編成し、プロの現場の実学として講義しました。「木」のマテリアルをさまざまな分野から総合的にとらえ、デザイン関連の職能に必要な基本的で専問度の高い知見 […]

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工芸木工

Pierluigi Ghianda 作品29年ぶりのTOKYO展示__イタリア文化会館、銀座松屋デザインギャラリー 2016

阿部蔵之  2016年11月3日(木)

「イタリアと日本の天匠 ギアンダ工房とヒノキ工芸 戸澤忠蔵」展 2016 年 11月 1 日(火)- 8 日(火) AM11:00 – 18:00 会場:イタリア文化会館 エキジビションホール(千代田区九段) […]

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未分類

閑話休題 日本一小さな恩方村の「勝負地蔵」上墨拓_御利益はあったと言い伝えあり 1712年夏の線刻碑

阿部蔵之  2016年11月3日(木)

武州恩方村醍醐に密かに立つ線刻地蔵尊 めっぽう勝負賭事に御利益ありと伝わり 正徳二壬辰 九月吉日 施主五人 二尺五寸 杣ひとの楽しみは夜這い博打お伽話語り 表情がよいので上墨板すもいつしか忘れ いよいよ賭事することもなく […]

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「木識・木学」日本の自然色木の内科木花・木の実

衝撃振動を吸収する強靱なカマツカ・ウシコロシ細柄「赤・黄」識別 未知の棒材をカット初材見 ダメージ受創抗体治癒・セルフキュアー Insight 木の内科-28

阿部蔵之  2016年10月28日(金)

 変異が多い樹木は、生育地への環境風土の適応に加えて、風倒・虫や菌類・動物による損傷ダメージに対応するため様々な耐性・抗体を造ります。同じ樹種でも木部に顕れる内部構造の違いも現れ、立木の材質イメージは一様ではなく、すんな […]

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MT マテリアルトリートメント「木」とファッション「木」の皮膚科「木歴・木録」デザインの目木の内科自然の造形

ウリハダ楓若衆の魅惑的アールデコ 樹皮裂傷治癒被覆と抗体放散オペ Insight 木の内科-27

阿部蔵之  2016年10月21日(金)

 貼りつけた箔菱象嵌のような装飾模様班を描き、グリーンコントラストで華麗に装う18才。樹木も若い時にはファッション・おしゃれを楽しみ、目立ちたい着飾る青年期があるようです。幼樹から100年大径成熟までのステップ変化は大き […]

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「木」の道具・工具デザインハンドツールコネクション木工

「美しい線をひく烏口名作 剣先面取り研ぎ上げ・洗練されたエッジの造り・木軸柄の品格  ハンドメイド世界最高製図機器 HAFF Reißfedern Germany(1835 – )

阿部蔵之  2016年10月13日(木)

刃先ヘッドの絶妙なバランスで指先がふわっと載り、自在に動かせる。この烏口を使ったら他のメーカー製品は使えなくなります。無機質な先端金属部に自然素材をジョイントした見事な出来映え、本場ドイツ型烏の嘴。トレースや図案・製図の […]

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デザイン工芸木工

最高格北欧家具デザイナーの良識 タイムレスデザイン作品選集「Møbeler tegnet af BØRGE MOGENSEN 1968」筆写トレスした学生時代 家具デザインベストブック-05

阿部蔵之  2016年10月5日(水)

人に寄り添い控えるデザインは、職人手仕事の良さを反映させた「Workshop Method 工房手法」や素材の吟味、基本に忠実で丁寧な作りから生まれ、世紀を超えて造り続けられる。長く親しまれる穏当な姿は、使いこまれ再生修 […]

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「木」と産業デザイン工芸木工

北欧住宅家具デザインのオーソドックス・スエーデンモデル 「MÖBLER」1968 Gセレクション1000総覧 家具デザインベストブック- 04

阿部蔵之  2016年9月30日(金)

 スエーデン家具グッドデザインセレクション1,000    MÖBLER 1968 デザイナー作品を主力にして輸出用にデザイン開発してマーケット先導していたデンマーク家具産業にくらべ隣国スエーデンでは、個性的なデザインを […]

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MT マテリアルトリートメント「木」と教育「木」の本「木識・木学」木材品質表示・仕様

木材標本ロングセラーと突き板単板材色安定・多段高温プレス圧締乾燥「35 Holzmuster Echantillons de Bois SWISS」木のベストブック-17

阿部蔵之  2016年9月24日(土)

35樹種のSwiss見本帳は、ドイツでもText教材に使われ、19版を重ねたロングセラー。中央ヨーロッパ圏の自生樹の他、魅力的なアフリカ・アジア熱帯雨林産材で構成し、解説しています。輸入銘材が無くなると、突き板素材エキゾ […]

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ハンドツールコネクション工芸木工木材加工機械

Shaker Modern日高工房オープンワークショップ 「 スーパー座刳り装置の公開・解明 」- 木の大学講座イクスカーション2016

阿部蔵之  2016年9月21日(水)

日高工房 クラフトオープンワークショップ初開催・ご参加のお誘い ベテラン木工作家が残した未公開「スパー座刳り装置」自作実働メカを解明する試み・工房探訪 シェーカーモダンを削り拓いた故日高英夫の工房公開を兼ね、機材のメンテ […]

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「木識・木学」未分類

絶乾加熱材色安定・樹脂分の滲み出 Padouk 契り_レンジ乾燥テスト

阿部蔵之  2016年9月19日(月)

濃色優良貴少材の鮮やかな仕上がり、美しい色調を長くとどめたい。「退色・やけ・劣化」を抑えるには、材色素の高温重合反応をするのが基本テクニック。 前稿の熱風絶乾炉で長時間加熱し、材色を安定固定化する方法は、人工乾燥技術から […]

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ジョイントシステムデザイン工芸木工

稀少材ソリッド「木口寄せ木モザイク・熱風絶乾・表裏同等」 自然素材の最上美質_ ハイエンドクラシック・ノーブルデザイン Tranekaer Furniture 続

阿部蔵之  2016年9月16日(金)

 エキゾティック美麗貴重材の選りすぐり、気品と格調高い雰囲気をもつ最高級家具としてデザインされ、城主伯爵が手掛ける工房制作は家具製造関係者の羨望を集め、ブランドの存在感は大きいものでした。 1970 -1980年代のダニ […]

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ジョイントシステム工芸木工

固まらない引出し前板ソリッド材組手  Wrapped Dovetail Joint 設計ミス事例 デンマークTranekaer Furniture  木のジョイント-27

阿部蔵之  2016年9月10日(土)

家具のデザイン設計は単純な構造にみえても、素材の個性・構成部材のデティールにより微妙な動きが出て、目違いズレ・剥離の不具合が顕れる。経年変化を読み、基本構造・正しい仕上げを知らないと、後から困り大変なことになることが多い […]

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「木」と環境「木識・木学」ジョイントシステム木界

閑話休題 地下菌媒体による樹根おしゃべりネットワーク ミクロバイオータ異次元通信コネクション

阿部蔵之  2016年9月7日(水)

「樹木は根から土壌の菌媒体でコミニケーションしている」 先端研究紹介/ YALE environment 360 01 SEP 2016: INTERVIEW Exploring How and Why Trees ‘T […]

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「木」と産業デザイン木工

前衛イメージを帯びる1928年「Der Stuhl 」イスの構造パターンデザイン解析 家具ベストデザインブック-03

阿部蔵之  2016年9月4日(日)

イスの支持機構・構造パターンの解析と改良、工業製品化のアプローチとして実際の製品事例とニューモデルのメカニズムまでを解説。ハンドワークからインダストリアルプロダクトへのシフトにより、建築デザインも時代を牽引するテクノロジ […]

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